HAPPY TRAVELS [ 2009年03月12日(HTB)放送分 ]
出演 松井克師 山内一志 土井隼人 吉田デカチョウ尚弘 渡辺伸一
より良い雪質を求めて車で旅をし、狙い定めた山の麓に車を連ねて夜を明かす。
そして翌朝、極上のパウダーを誰よりも早く味わう。
それが、彼ら「CAR団地」だ。
今回のトリップではCAR団地の中心メンバー 「ヤマさん」こと山内一志と土井隼人の二人と共に、残り少ない北海道のパウダーをたっぷり味わうことにした。
まず最初に向かったのは 遠軽町にある北大雪スキー場
普段は土日しか営業していないが、2月28日から5月6日までは
毎日開放される。
山肌には、たっぷりの極上パウダー!場所によっては胸元近くまでの深雪だ。
髪と髭をのばしたヤマさんがたちまち仙人のような総白髪に!
しかもパウダーでテンションが上がりすぎ、違う世界にトリップしかけている。
心ゆくまでパウダーを食った彼らは、どん欲にも更なる柔らかい雪を求めて
隼人の故郷、名寄へ移動。
彼の実家「土井二輪商会」を訪ねると、何とも人の良い土井・父が
出迎えてくれた。
子供の頃の隼人について訪ねる松井に、彼は「昨日のこともよく覚えていない」と笑う。
その笑顔は「ボードをはいたら、全部忘れる」という息子の笑顔にそっくりである。
名寄では雪質日本一を掲げる「名寄ピヤシリスキー場」へ。
氷点下20度前後になると、美しいサンピラーが現れる。
寒さが半端じゃない証拠だ。
当然、きめの細かい羽根のようなパウダーが待っている。
スプレーが長く美しくきらめきながら弧を描く様子に
全員がまたもハイテンション。とにかく笑ってばかりである。
彼らは自然体である。
彼らの幸せはシンプルであり、ある意味非常にストイックである。
「一秒も無駄にせず、最高のパウダーを全身で味わいたい」
全てはそのためだけに。
それが叶えられた時に彼らが見せる笑顔は、見ている全ての人に感染する。
ヤマさんが自らを「パウダーセレブ」と語ったとき
人生の豊かさというのは、巨万の富のことではないというありふれた言葉を
皮膚感覚で感じた気がした。
Time Code | Song + Artist + Album |
0:00:11→ op | BIG-S by MO'SOME TONEBENDER 「TRIGGER HAPPY」 |
0:01:12→ 本日のライダー紹介 | MASHIN'ON THE MOTORWAY by DJ SHADOW 「The Private Repress」 |
0:03:56→ 北大雪スキー場へ移動 | ON AND ONE by MILES DAVIS 「On the Corner 」 |
0:04:58→ 土井隼人 ライディング | HND in RNR by LEVELlOAD 「YELLOW FEVER」 |
0:08:53→ 名寄市焼き鳥屋 にてトーク@ | Breakdown by Jack Johnson 「In Between Dreams 」 |
0:10:31→ パウダーラン | IT DON'T MATTER by DONAVON FRANKENREITER 「PURE ACOUSTIC」 |
0:13:52→ 松井克師ライディング | Salvation by Cranberries 「Stars: The Best of 1992-2002 」 |
0:16:32→ 名寄市焼き鳥屋 にてトークA | FELL IN LOVE WITH A BOY by JOSS STONE 「PURE ACOUSTIC」 |
0:21:26→ 名寄ピヤシリスキー場へ | Stray Dog And The Chocolate Shake by Grandaddy 「Sumday 」 |
0:25:22→ END | beat addiction(single) by DOPING PANDA 「beat addiction(single)」 |
だんだん暖かくなってきたものの、寒いところは探すとまだまだあるんですよ〜と言うことで、向かった先は遠軽町の北大雪スキー場
去年もここにはロケで来たことがあるんですけど、なんせ・・・
寒い!
去年のNMBの撮影の中でももっとも寒かった場所の一つ
かなり過酷なロケだったことを思い出すと、完全防備じゃないと不安になるくらいで、本当にえげつないくらい辛かったんです!
なので、かなり着込んで行きました
その分、雪の結晶がすごく細かくて、スプレー上げた時に尾を引く感覚が忘れられないんです
そんなナイスな場所に連れていくライダーはと言うと、CAR団地でもお馴染みの 山内一志 と 土井隼人 の二人
スノーボーダーというと様々な色を持ったライダーがいるのですが、
彼らはまさに異色
その異色っぷりは、個性派ぞろいのスノーボーダー達をも。うならせるくらいの独特の雰囲気と言うか、まさに「個性」なんでしょう。
その風貌のせいもあって、最近は特に自由なスノーボードの追求してるように見えます
ただ純粋にスノーボードを好きで、常に良い雪を求めて突き進むことのできる二人は、本当の喜びを知ってるんではないでしょうか