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山親爺にレーザー光線!?枠をはみ出す「映画館の人」に聞いてみた。

コラム

SODANE編集部

2019/07/11

道民にはおなじみの山親爺のTVCMに異変が起きた。

でてきたでてきた...おなじみのTVCM

いつもの自然あふれる景色ではなく、ススキノの中心部に
「ヤマオヤジ」が出現。ゴジラ映画でおなじみの「メーサー」のような光線兵器で攻撃するというものだ。

マニア心をくすぐるTVCM

最後に、「キング オブ サッポロメイカ」(※札幌銘菓)でわかる通り、
これは道内上映中の「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」のタイアップ展開の一つで、
映画の盛り上げに一役買っている。

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山親爺 15枚入(5枚包×3個) ゴジラコラボパッケージ(税込み1080円)
※店頭でのみ販売中。
※ゴジラコラボキャンペーンは6/28締切終了
※ゴジラコラボパッケージの販売は7/31まで 無くなり次第終了

札幌千秋庵「「ヤマオヤジ対ゴジラ」キャンペーン実施中!」サイト


千秋庵といえば創業が大正十年(1921年)と、道内でも有数の伝統を誇る企業。
随分と大胆な展開を.しなさる...と思ったSODANE編集部。調査の結果、仕掛人にお話を聞くことができた。貸しホール「札幌プラザ2・5」のスタッフ、矢武兄輔さん(26)だ。

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「映画館の人です。」と自己紹介する矢武さん。

矢武さんは大学時代、2年の休学を含め約6年間、学生の時間の多くを札幌の映画シーンの盛り上げに捧げてきた。(本人いわくは、卒業年に「民法」の単位を取るのに相当苦労し、その間だけ映画関係のお話は全てシャットアウトしたそう...。)
幼少からの映画好きが高じて...というパターンを想像したが、大学に入るまでは、「踊る大捜査線」にはまり、劇中の主役級キャリア警察官(室井管理官)に魅了され、警察官となることを目指してしていたという。彼の転機となったのは、大学時代に「さぬき映画祭」で縁のあった映画制作の現場スタッフに教えてもらった、制作環境の扱いや待遇等の厳しさだった。「クリエイターを助ける人になりたい」「映画を支える人になりたい」と決意した瞬間だったという。
札幌では高年齢化が進む地元映画サークルに若い世代を引き込もうと、出演者の後援をとりつけるなど、体当たりでまとめあげた「ウルトラマンの映画館」企画(2014)の成功を皮切りに、「爆音上映 平成ガメラ3部作-轟音MAX総攻撃-」企画(2016)では、館内案内時に使用する用語を、自衛体調で(例:12時...ヒトフタマルマル)統一するなど、映像のみではなく「映画館」全体を楽しめる企画も手掛けた。
駆け抜けた学生時代の広がりが、いまもさまざまな縁を生み続け、今回のタイアップ商品誕生のきっかけになった。CM制作のスタッフには学生時代からの仲間もいるという。
「映画館が元気になると映画製作者に返るし、なによりマチが元気なりますよね。」と矢武さん。今も新たな企てを胸にしているそうで、元気な「映画館の人」に引き続き注目していきたいと思うSODANE編集部なのでした。

この記事を書いたのは

SODANE編集部

SODANE編集部です。

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