検査・告知・手術・仕事復帰・・・誰かのお役に立てればと綴ります。
　
テレメンタリーの放送後、たくさんのみなさんから感想を頂戴しました。ありがとうございます。質問いただいていたことがあるので、いくつかお答えしようと思います。

１） 誰がカメラを回していたのですか？
婦人科検診から、普通の診察、母とのやりとりなどはすべて私、です。告知のときは夫、手術のところや夫との家でのやりとりはカメラウーマンです。全部自分で撮るのは限界がありますし。

２） 全部撮影するときに反対するひとはいなかったのか？
　会社にがんと伝えたときにはすでにカメラを回してましたので、事後報告です。"ただでは転ばないですね"といった人はいますが、面と向かって反対してきた方はいません。番組を提案したときも"ですよね"、です。昔から携わっていたことを知っている人は理解してくれていました。静観している方が多いかもしれません。

３） どういう結果でも放送しましたか？
　放送しました。それが私にとっての事実だから、です。これまで出会った患者さんもそのように理解してくれていたので、私もそうすべきと思っています。これから先のことは正直わかりません。
　次のHTBノンフィクションでは少しお話する予定なのですが、人によって治療法が違います。同じ大きさ、同じ広がり、同じ性格のがん細胞なんてひとつもないからです。統計上は顔つきがやさしいがんでもそうじゃない人もいる。分子的治療薬が効くと判断されれば、適薬がすぐに見つかりますし、比較的、大変な方が多いトリプルネガティブでも薬がビタっと効く方はその方が完治が早い。ホルモン治療の方の方が10年続ける必要があるし、実は続けられない副作用に悩まされる人も少なくありません。10年たって安心したところでその後、再発される方もいます。身体の異変に早く気づき、術後の検診を怠られないで！とアドバイスもいただきました。
　10年後又見たい、とおっしゃってくださった方もいて、ひとりひとりが違うがんだからこそ、ひとりひとりの蓄積が大事だ、と収め続けることを励ましてくださる方もいて・・・。私の身に起こることは記しておこうと思っています。

HTBノンフィクション　おっぱい２つとってみた　46歳両側乳がん
https://www.htb.co.jp/hn/
5月9日（土）午後3時放送

テレメンタリー２０２０　おっぱい２つとってみた
https://www.htb.co.jp/telemen/pinkribbon/
ＣＳ朝日　4月30日（木） 9:45～10:10　
ＡｂｅｍａＴＶ　5月９日（土）　午後５時半～　５月１０日（日）午前１０時半～