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「北海道から革命を」ボーイズグループ・NORDの"1000人ライブ"に密着

アイドル

乗田綾子

2019/07/12

これまでにも定期ライブや新曲リリースなど、その活動に常に密着してきた、北海道の7人組ボーイズグループ・NORD(ノール)。

そんな彼らが先日、ついに過去最大規模となるワンマンライブ「NORD 3rd Anniversary LIVE 2019 ~集まれ1,000人☆ゴー!ゴー!教文~」を、札幌市教育文化会館にて開催しました!

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NORD:左から花岡領太・島太星・安保卓城・舟木健・枝元雷亜・瀧原光(©秋田英貴)

#北海道な目線でお送りするこのSODANEでは、もちろんこの"NORD教文ライブ"の模様についても完全レポート!北海道のエンターテインメントに新たな風を吹かせ始めた若き革命児たちの姿を、余すことなくお伝えします。

「ついにやってきました!」メンバーもファンも待ち望んでいた、過去最大のワンマンライブ

今年の北海道らしく、少し汗ばむ晴天となった6月1日。会場には道内外からたくさんのファンが駆けつけ、すでに外にも負けない熱気で、主役の登場を待っていました。

会場が暗転し、この日のために用意されたオープニングVTRとスペシャルSEがファンの期待を最高潮にさせると、その直後、銀色+メンバーカラーの衣装に身を包んだNORDがスポットライトの下に登場!

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©秋田英貴

待ちに待った彼らの記念すべきステージに、客席から一気に大歓声が沸きあがる中、ライブはのっけから人気曲『僕=君・ハート♡キャッチ』『SUNRISE』『キミスペクタクル』の3曲連続パフォーマンスでスタートします。

この日は残念ながら、足の怪我のためにリーダーの長崎佑亮が不在となってしまったものの、最初のMCではその長崎も含めた7人分の自己紹介を行ったNORD。

衣装やステージライトには長崎のメンバーカラーである紫もしっかり取り入れられ、文字通り"全員"で、NORDは続けて『ハジマリスト』『Be Happy!』『Dream On』と、こちらもファンに人気の高い楽曲を惜しみなく披露していきます。

そして王子様のようにキラキラと輝くオープニング衣装で計6曲を歌い終え、場内スクリーンに今後の目標などを真剣に語るメンバー映像が流された後、突如ステージに登場したのは......ポロシャツに短パンと思いっきり"体操のお兄さん"なNORD。

ここで始まったのは、やはりこちらもNORDライブではすっかりおなじみとなっているNORDゲーム対決。毎回メンバーが体を張って競い合うこの大人気コーナー、今回は「1000人いれば大丈夫!チーム対抗 借り物競争」というタイトルで、なんとNORDがお客さんも巻き込んでのスペシャル借り物競争に挑戦。

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©秋田英貴

いざお題が発表されるとメンバーはステージから一目散に客席に走り、時には2階席にも駆け上がって、ごく身近な距離で会場全体を盛り上げていきます。

さらなる成長のために、NORDが全身全霊で挑んだ"生パフォーマンス"とは

と、「かっこいい」「面白い」が詰まったここまでのNORDライブは、ファンがよく知る、いつも通りの彼らのステージ。

しかしその直後に「サイリウムを一度消灯してください」とのお願いがスクリーンに映し出されると、会場の空気は次第に、いつもとは全く違う緊張感に包まれていきました。

実は過去最大の1000人ワンマンライブを実現させるまでに至った彼らが、ここからさらに大きなグループになっていくために、密かに練習を重ねていたのが和太鼓でのステージパフォーマンス。

和太鼓はシンプルゆえに奥深く、特に大きなステージほどごまかしがきかない楽器。練習の日々を撮影した直前VTR「NORDドキュメンタリー」では、ライブの1か月以上前から北海道和太鼓塾による本格的な指導を受け、時に手や身体の痛みに顔を歪めながら、成功を目指して地道に練習を重ねていく彼らの姿が紹介されます。

そして映像が終わると、ステージを照らした白のピンスポットライトの先には、NORDと大小様々な和太鼓が。

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©秋田英貴

サイリウムの光や、客席からの声援に一切頼ることなく、メンバーが打ち出す生音だけで作り上げられていく和太鼓パフォーマンス。

思わず息を吞むその完成度、そして何よりNORDの気迫には、いつしか会場中が魅せられていき、無事に演奏が終わると気持ちのこもった大きな拍手が、彼らの努力を称えるようにずっと続きました。

1000人を魅了したステージと、その先に待っていたNORDからの"ビッグサプライズ"

和太鼓パフォーマンスの感動の余韻が続く中、衣装を替えてステージに戻ってきたNORD。続いてはこちらも今回のワンマンライブのために用意されていた、新曲の『きっと大丈夫』を初披露。

また、直後からはこの日だけの『NORD 3rd Anniversary メドレー』がスタート!彼らのライブ鉄板曲・計8曲が凝縮されたこのメドレーでは、なんと歌いながらNORDメンバーが1階席、2階席にそれぞれ"客席降臨"するシーンも。

そしてこの日の本編ラストを飾ったのは、いまや彼らの代表曲にもなりつつある『ヤーレンソーラン』!今年の1月から毎週行っていた「シュウイチ☆ライブ」で大きく育った同曲は、メンバーの一気に洗練されたパフォーマンスはもちろん、ファンの見事な応援コールも重なって、最高の盛り上がりを見せます。

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©秋田英貴

こうして一度無事に走り抜けたワンマンライブでしたが、素晴らしいステージには、やはりアンコールがつきもの。この日も自然と発生した大きなNORDコールを受けて、グループのロゴ入りTシャツに着替えたメンバーが、それぞれステージへと再登場していきます。

するといきなりメンバーから「実は皆さんにまだ伝えたい、サプライズの発表があるんです」との言葉が。続けてスクリーンに映し出されたのは、初の道内ライブツアー決定(旭川・帯広・函館・札幌)の文字!

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©秋田英貴

しかもツアーファイナルは12月22日のZeppSapporoと、再びの大会場。確実にステップアップしていくNORDの活動に、会場からはこの日一番の大きな拍手が沸き起こりました。

そしてこの記念すべきライブのラストナンバーは、北海道で産声を上げたボーイズグループ・NORDの志がギュっと詰まったナンバー『We are 革命児☆』!

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©秋田英貴

「北海道のエンターテインメントを全国に届けたい」。そんな大きな"革命"の旗を掲げた彼らはこの日、1000人の大声援に包まれて、彼らを育んだこの北海道で、また新たな歴史の扉を開いたのでした。

この記事を書いたのは

乗田綾子

北海道在住のライター。著書『SMAPと、とあるファンの物語』(双葉社)の他、『月刊エンタメ』『週女PRIME』等でも執筆中。HTBで一番好きな番組は夜のお楽しみ寝落ちちゃん。Twitter/ @drifter_2181