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北海道アイドルの新星!SNOW CRYSTALのワンマンライブに潜入してみた

アイドル

乗田綾子

2019/08/21

先月札幌で行われた、「愛踊祭2019 北海道エリア代表決定戦」。道産子アイドルたちが全国大会への出場をかけ、熱く競い合ったその様子はすでにHTB「イチモニ!」や、こちらSODANEでもたっぷりお伝えしました。

しかし「#北海道」を掲げているウェブメディア・SODANEには、どうしても気になっていることがあったのです。それは「惜しくも全国大会に進むことのできなかった道産子アイドルは、その後ここ北海道で一体どう頑張っているのだろうか?」ということ。

勝者を照らす光の後ろには、必ず敗者という影が存在します。そして今回の「愛踊祭」の場合、東京で行われる全国大会のステージが"光輝く場所"だとするならば、同じ時、全国大会に出られなかった子たちが上がっているここ北海道のステージは......いや、それもやっぱり、本来は同じく"光輝く場所"のはずなんです!

というわけで今回は「愛踊祭2019 北海道エリア代表決定戦」の参加者の中から、全国大会進出はならなかったものの、オーディエンス賞&審査員特別賞をダブル受賞するなど、まさにあの日の北海道を元気に盛り上げていた6人組アイドルグループ「SNOW CRYSTAL」をピックアップ。

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SNOW CRYSTAL:左から広沢愛香・齋藤琉華・荒井莉麻・天坂恋羽・八重﨑音羽・多田萌加

「愛踊祭2019 北海道エリア代表決定戦」出場後にSNOW CRYSTALが初めて行った、札幌でのワンマンライブに潜入し、地元で頑張るアイドルの姿を追いかけます。

札幌のライブハウスに響き渡る魅力的なオリジナルソングと、ファンの歓声

この日、ワンマンライブの会場となったのは札幌中心部にあるライブハウス。多くの北海道アイドルがそうであるように、SNOW CRYSTALも主に札幌で合同ライブやイベント出演のほか、自分たちだけのワンマンライブを月1回のペースで開催しています。

今回SODANEがお邪魔したワンマンライブは、開催時期がちょうどお盆休みと重なっていたこともあり、会場には多くのお客さんが来場。しかもその中には男性ファンだけでなく、女性ファンの姿もちらほら見受けられました。

開演時刻になるとオープニングを飾る賑やかなオリジナルSEが流れ、一気に盛り上がっていく場内、そして満を持してステージに登場したSNOW CRYSTAL。

この日1曲目に披露されたのは『メガロポリスの空』。「愛踊祭2019 北海道エリア代表決定戦」でも歌っていた、彼女たちにとって代表曲ともいえる作品です。

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楽曲の世界と重なるような凛とした歌声とダンスで、会場をあっという間に魅了した彼女たちは、続けて『SNOW TOWN』『サマクリ』『晴天の夏雪』の3曲を披露。

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結成当初はもっぱら他アイドルの楽曲をカバーしていたという彼女たちですが、この1年ほどの間にSNOW CRYSTALとしてのオリジナルソングが続々誕生。SNOW CRYSTALはときにメンバー間で美しいハーモニーも響かせながら、次々と自分たちらしくステージを彩っていきます。

カワイイもカッコイイも、全部やる!そしてサイリウムが結ぶ"一体感"


アイドルの王道ともいえる可愛い楽曲が続いた序盤から、一気に雰囲気が変わったのは6曲続けて披露された、その名も"エレメンツメドレー"。

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SNOW CRYSTALの6つの個性をそれぞれフィーチャーしたこちらの作品群は、いずれも激しく疾走するバンドサウンドが特徴的。カワイイだけでなくカッコイイにも果敢に挑戦するその姿は、これから彼女たちがまだまだ成長していける存在であることを感じさせてくれます。

またこの日はサブリーダーの広沢愛香さんがお誕生日ということで、特別にソロでのステージも披露。数日前からかなり緊張していたという広沢さんですが、いざ楽曲が始まるとそんな素振りを一切見せず、彼女のメンバーカラーであるオレンジ色に包まれたステージで、1人でも見事な歌声を披露してくれました。

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そしてライブ終盤に披露されたのは、『CYBER SNOW』と『カラフルライトパレード』。

こちらの2曲はアイドルライブではすっかりおなじみとなっているサイリウムを、客席だけでなくステージ上のメンバーも一緒に持ってパフォーマンスする楽曲。色とりどりの光に照らされた彼女たちが生みだすエネルギーは、この日も会場を熱く盛り上げていきます。

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こうして集まったファンの声援と拍手の中、無事に全15曲の本編が終了したSNOW CRYSTALのライブでしたが、見ごたえたっぷりのステージには、やはり客席から自然とアンコールの声が発生。

その声に応えて再び登場した6人は『メガロポリスの空』をもう一度披露し、約1時間30分のワンマンライブは、大歓声とともに無事終演を迎えました。

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せっかくなので......ライブ終わりのSNOW CRYSTALにインタビューもしてみた『私のこと、覚えてください!』

まだメジャーアイドルではないけれど、それでも「愛踊祭2019 北海道エリア代表決定戦」での経験を大きなプラスにして、この北海道でさらに成長するべく、努力を重ねているSNOW CRYSTALの6人。

今回のライブ終了後、せっかくなので特別に時間をいただき......ステージだけでは伝わらないそれぞれの好きなことや夢を、メンバーに直接語ってもらいました。

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【多田萌加】 2000年生まれ/イメージカラー:ピンク(SNOW CRYSTALリーダー)
「中学生のときに抱いた"お芝居をやりたい"という夢を叶えるために、故郷の知床から上京してきました。女優の中条あやみさんのように雰囲気があって、お芝居はもちろん、歌もダンスもマルチにこなせる方にとても憧れています。SNOW CRYSTALとしても現在、演劇ライブの定期開催を行っているので、これからもみんなでいろんなジャンルのお芝居に挑戦してみたいです」

【広沢愛香】 2004年生まれ/イメージカラー:オレンジ(SNOW CRYSTALサブリーダー)
「ライブが好きで、ライブの盛り上げには自信があります!来てくれた方とは必ずひとりひとり目を合わせるようにするなど、会場全体が楽しんでもらえるようにいつもステージ上で心がけています。あともうひとつ、実は北海道日本ハムファイターズも大好きなんです。昔からよく札幌ドームに家族と行っているので、いつかSNOW CRYSTALとして、ファイターズ戦の始球式をやってみたいです!」

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【荒井莉麻】 2002年生まれ/イメージカラー:ブルー
「小さい頃から、ずっとアニメが大好きです!少年漫画系の作品が特に好きで、見るのはもちろん、作品に出てくるセリフを覚えて真似したり、グッズを揃えて部屋に飾ったり......いろんな切り口で楽しんでいます。アニメは私にとって、もはや「人生」そのものといってもいい存在です。もちろんSNOW CRYSTALとしてもいつか、アニメの主題歌を担当するのが夢です!」

【八重﨑音羽】 2004年生まれ/イメージカラー:グリーン
「小学3年生からヒップホップ、ジャズ、バレエといろんなジャンルのダンスを習ってきました。いまもYouTubeでダンススクールの動画を見るのが趣味で、自分でもよく真似して踊ったり、ライブパフォーマンスに取り入れたりしています。夢はいつか、SNOW CRYSTAL6人でCMに出ること。爽やかなグループなので"青春モノ"のCMとか、すごくハマると思うんです」

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【齋藤琉華】 2005年生まれ/イメージカラー:イエロー
「"たくさん食べること"が好きで、自信もあります。小学生のときから1人で食べ放題に行ったりとか、ごはんのためなら1人でもどんどん行動できちゃいます。SNOW CRYSTALでも、これからライブやイベントで全国いろんなところを巡って、各地の美味しいごはんを食べてみたいです。ちなみに北海道での食べ物のオススメは、北海道産の蒸したじゃがいもにバターを乗せた「じゃがバター」です!」

【天坂恋羽】 2005年生まれ/イメージカラー:レッド
「小学1~2年生の頃からずっと歌うことが好きです。何かきっかけがあったというよりは、家で自由に歌ったり友達と歌ったり、生活の中でごく自然に歌が好きになっていきました。周りからは「声量がある」「大人っぽい声」と言われます。他にもダンスやK-POP、梅干し......興味のあることはまだまだたくさんあります。そして今の夢は、この6人でメジャーデビューすることです!」

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盛り上がったライブの直後でしたが、疲れも見せず、好きなことや夢を楽しそうに語ってくれる道産子少女たちの姿はまさに「北海道の未来」そのもの。だから「#北海道」なSODANEは、頑張る彼女たちの日々に、自然と心からのエールを送りたくなってしまったのかもしれません。

ちなみにSNOW CRYSTALは今後も北海道内で、様々なライブやイベントに出演していくとのこと。

夢に向かって頑張る6人がもしあなたの街にやってきたら......その時はぜひ"北海道アイドルの新星"を、大きな声援と拍手で迎えてあげてください!

彼女たちのようなアイドルが、たくさんの夢を見られる北海道になること。それはきっとこの同じ大地で生きる私たちにとっても、たくさんの意味を、もたらしてくれるはずです。

この記事を書いたのは

乗田綾子

北海道在住のライター。著書『SMAPと、とあるファンの物語』(双葉社)の他、『月刊エンタメ』『週女PRIME』等でも執筆中。HTBで一番好きな番組は夜のお楽しみ寝落ちちゃん。Twitter/ @drifter_2181