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大泉洋が大演説!「そらのレストラン」初日舞台あいさつ

映画

乗田綾子

2019/01/29

北海道の南にある小さな町・せたなを舞台に、食を通じて仲間の絆を鮮やかに描いた、映画「そらのレストラン」。

その記念すべき初日舞台挨拶が、1月25日に映画の舞台である北海道で行われ、会場のユナイテッド・シネマ札幌には豪華キャストと監督が勢ぞろいしました。

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©2018「そらのレストラン」製作委員会

全国の映画館にもライブビューイングで生中継され、かなりの盛り上がりを見せたこのイベント。北海道発のウェブメディア「SODANE」では当日のキャスト陣の名場面、さらにライブビューイングにはおさまりきらなかった会場の様子を、たっぷりお伝えします。

「そらのレストラン」公開初日を迎えたキャスト&監督の思い

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映画の主題歌になっている『君がいるなら』(スカート)が流れる中、満員となった客席の前に、ついに登場した大泉洋さん、本上まなみさん、岡田将生さん、マキタスポーツさん、高橋努さん、石崎ひゅーいさん、深川栄洋監督。

この日を楽しみにしてくれていたお客さん、そしてライブビューイングを鑑賞している全国のお客さんにも向けて、まずはそれぞれが、公開初日を迎えた今の思いを伝えます。

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大泉洋
「どうも皆さま、ありがとうございます。なんと北海道映画シリーズ3作連続で主役の座を射止めました大泉洋でございます。普段ですとこういう初日は東京で迎えることが多いんですけど、今回は私自ら「ぜひ札幌で初日を迎えさせてほしい!」と......すいませんウソを言いました(笑)。最初のこの挨拶も司会から「ぜひ一言」と言われてましたけど、思い切り長く!しゃべっております!どうぞ今日はよろしくお願いいたします」

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本上まなみ
「こんばんは、本上まなみです。2017年の秋に北海道のせたな町で撮影してきた映画が、ようやくこの初日を迎えることができて、本当に嬉しく思っています。今日は皆さま、ぜひ楽しんで帰ってください」

岡田将生
「(大泉「よっ!」マキタ「岡本っ!」)いやいやいや"岡田"だから!もうしゃべらせて......(場内爆笑)。えー、神戸陽太郎役の岡田将生です。見ての通り、映画は先輩方と仲良く撮影してきて。今回札幌で舞台挨拶ができるというのもすごく楽しみにしていました。皆さんと良い時間を過ごせたらいいなと思っております」

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マキタスポーツ
「(大泉「いよおっ!スポーツ!」高橋「運動!」)運動?もはや俺すらいねえじゃねえか(笑)。もう本当にね、2年前に撮影が終わってから、ずっと皆さんにお会いできることを楽しみに待っていました。今日は皆さま、ぜひ最後まで楽しんでください!」

高橋努
「ご来場いただきありがとうございます!いきなりですが僕、今日ちょっと声がお聞き苦しいので、歌はちょっと歌えないんですけども......(大泉「撮影っていうか昨日の飲み会でしょ?」)岡田「前半から飛ばし過ぎ!!」)将生くんから「前半から飛ばし過ぎ」いただきました(笑)。すごくいい映画なので、楽しんで観て帰ってください!」

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石崎ひゅーい
「映画は2度目の出演で、現場に入るまではものすごく緊張してたんですけども、実際にクランクインしてみたら、最初からずっとこういう賑やかな雰囲気だったので......(笑)、毎日ものすごい幸せに撮影することができました。きっとそういう空気感は、映像からも皆さんに伝わると思います」

深川栄洋監督
「今回来られなかったキャストとスタッフも含め、今日を目指して頑張ってまいりました。あの、見ていただくとわかると思いますが、作品には"楽しいおじさんたち"がたくさん出ております......(場内爆笑)。観て楽しいなと思っていただけたら、ぜひまたお友達を誘ってきてください。どうぞよろしくお願いいたします」

大泉さん手作りの"特別なチーズ"がサプライズ登場!そのお味はいかに?

大泉さんを筆頭にユーモアたっぷりの挨拶が続き、はやくも会場が盛り上がったところで、つづいて飛び出したのは「実はこの中に今日がお誕生日の方がいらっしゃいます」というお知らせ。そう、キャストの一人であるマキタスポーツさんは、まさにこの公開初日に誕生日を迎えてめでたく49歳に!

というわけでマキタさんへのサプライズでスクリーンの前に登場したのは、バースデーケーキならぬ"バースデーチーズ"。

しかもこのチーズは映画の中で、チーズ職人の主人公を演じた大泉さんが撮影を通じて実際に作り上げていった、とても貴重な一品でもあるんです。

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主人公のモデルにもなっているせたな町・村上牧場の村上健吾さんから器具を受け取り、映画のワンシーンさながら、ゆっくりと自作のチーズを抜き出していく大泉さん。

そして奮闘する大泉さんを、自分のスマホでしっかり激写するマキタさん。

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客席はもちろん、隣で見ていた本上さんも思わず「綺麗な色」とため息を漏らしたそのチーズのお味は......

「めちゃくちゃいうまい!!あぁうまい!!」(マキタさん)

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実際に「そらのレストラン」の中でも、大泉さん演じる主人公がチーズ作りを通じ、仲間との絆を深めていく姿はとても印象的に映っています。どこかそのワンシーンを切り取ったような楽しいやりとりは、客席の皆さんにとって、かなり幸運な一コマだったかもしれません。

みんなで味わう、お祝いの"流しモッツアレラ"

そしてさらに公開初日ということで、「全員でもぜひチーズを美味しく味わいましょう!」と用意されたのは、どこか見覚えのある大がかりなセット。

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映画公開を祝して作られた特製モッツアレラチーズを、笑顔も涙も分かち合う映画のメッセージのようにみんなで食べてほしいと企画されたのは、その名も"流しモッツアレラ"!

大泉「流す意味ありますか、それ!?」

大泉さんの本格的なボヤきがだんだん飛び出しつつも、いざチーズが流れ始めると、気づけばその行方に夢中になっていく登壇者の皆さん。中でも本上さんが誰よりも素早く流れるチーズを確保して頬張る姿には、会場から大歓声が!

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これには隣にいた大泉さんも思わず「すごく戦ってました、フォークのものすごい刺しあいでした......」とコメント。美しいマドンナの意外な一面は、やはり主人公を支える劇中の妻・こと絵のように、場を大いに和ませ、温めてくれました。

大泉さんの名演説!そしてライブビューイング終了後にも......

気づけば舞台挨拶も終盤に差し掛かり、一足早く、ライブビューイングはここで中継終了のお時間に。というわけでキャストを代表し、主演の大泉さんが全国の映画館に向けてメッセージを伝えることになったのですが......(※ここからはほぼノーカットでお楽しみください)

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大泉「えーライブビューイングをご覧の皆さま、この度はありがとうございました。大泉洋でございます。いよいよ今日、「そらのレストラン」が公開になります。やはり今の時代ですね、映画に一番大事なものは"口コミ"になろうかと思います」

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大泉「皆さまにはですね......それぞれ非常に大きな責任があります!とにかく他人事ではないのです!あなたたち一人一人が!この映画を宣伝しなきゃいけないっ!」

大泉「私はこの映画に主演し、我々がこの映画を作ったかもしれないっ!しかしこれからこの映画を大きく育てるのはあなたたちなんだ!!私たちが産みの親なら!!あなたたちは育ての親なんだ!!!」

大泉「なんとか頑張って宣伝してほしいっ!!」

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舞台上を縦横無尽に駆け回りながら行われた主演・大泉洋の名演説(?)が、全国の笑いと大拍手をかっさらったところで、「そらのレストラン」初日舞台挨拶・ライブビューイングは無事終了!

しかしその後も札幌現地では、大泉さんの"独演会"がまだもうちょっとだけ続いていました。

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大泉「......良し悪しなんだわ俺の舞台挨拶、笑って全然映画どころじゃないって」

大泉「(舞台挨拶の終了を残念がる客席に)いいじゃないよこれだけやったんだから!あなたたちねぇ、他の舞台挨拶行ってごらん!?TEAM NACSの他のメンバーの舞台挨拶はこんなんならないでしょう!?」

HTB「おにぎりあたためますか」では、現在「そらのレストラン公開記念の旅」を放送中

舞台挨拶では見事なトークで場を大いに沸かせ、その後の映画本編では心に残る演技で、満員の観客たちをグッと泣かせた大泉洋さん。ちなみにそんな大泉さんが出演しているHTB「おにぎりあたためますか」でも、ちょうど現在、「そらのレストラン公開記念の旅」が放送されています。

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"豚一家"の一行が地元の絶品料理に舌鼓を打ちながら、映画の舞台となった、せたな町を目指す旅!

大きなスクリーンで映画「そらのレストラン」を鑑賞した後は、ぜひテレビでも、北海道が生んだ大スター・大泉洋の姿をお楽しみください。

この記事を書いたのは

乗田綾子

北海道在住のライター。著書『SMAPと、とあるファンの物語』(双葉社)の他、『月刊エンタメ』『週女PRIME』等でも執筆中。HTBで一番好きな番組は夜のお楽しみ寝落ちちゃん。Twitter/ @drifter_2181