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北海道駅弁物語①JR新函館北斗駅 限定1食?!「くじらの竜田揚げ弁当」

ニュース

HTB函館支局・渡邊真

2019/10/26

道内各地の駅弁の知られざるストーリーを辿る「北海道駅弁物語」。

「イチオシ!!」で紹介した4種類のご当地弁当をご紹介します。

10.14 クジラ竜田.jpg
油でからりとあげた衣の中にうま味を凝縮したミンククジラの竜田揚げ。ごはんは道南産のふっくりんこを使用。
付け合わせのリンゴ煮も道南の七飯町の農家から直接仕入れたものを使うなど地元にこだわったのは 「くじらの竜田揚げ弁当」 です。
味のこだわりは特製のしょうゆベースのタレ。
一晩かけてじっくりと漬け込んだものを低い温度でゆっくり揚げていきます。
衣とタレが絡み合い、しょうが醤油の味が口のなかにクジラの臭みも無くごはんがどんどん進みます!
この弁当、実は1日1食限定のレアな駅弁として新函館北斗駅の新たな名物として注目を浴びているんです。
クジラことぶき屋外観.jpg
販売しているのは駅に隣接する商業施設「ほっくる」にある「駅弁・ことぶき屋」。
他にはない弁当を作ろうと半年間の試行錯誤の末に2年前に完成しました。

「クジラはなかなか口に入らないけれども竜田揚げ弁当だと皆さんに食べて頂けるんじゃないかと開発することになりました。
と話すのは製造する寿フーズの泉谷明弘さんです。


クジラの肉.jpg

クジラといえば、7月に国内でおよそ30年ぶりとなる商業捕鯨が再開されたばかり。
これまでの調査捕鯨と違い、新鮮なクジラの肉が入手しやすくなることに期待を寄せています。

「北斗市の窓口、顔になる新幹線の駅前で商売させてもらってるので地元のモノをたくさん使ってアピールしていきたい。
いつでも手に入る食材になるという期待もあるクジラ肉の消費自体が増えてくるのも期待している。」(寿フーズ・泉谷さん)

北海道新幹線の開業からはや3年半。商業捕鯨も追い風となって新たな名物駅弁になるのか。期待が高まっています。



クジラ店頭パッケージ.jpg

この記事を書いたのは

HTB函館支局・渡邊真

道民歴5年目の記者が道南、函館のいろんな情報を発信していきます。