北海道駅弁物語②JR留萌駅 にしんおやこ
ニュース
2019/10/27
10月にイチオシ!!のニュースコーナーで放送した4回シリーズ「北海道駅弁物語」
このシリーズは道内各地の駅弁の知られざるストーリーをたどるため、
HTBの北海道内の支局から3件、札幌で1件、合計4つの駅弁を紹介しました。
激レアなものから驚くほど歴史の長いものまで、バラエティに富んだ駅弁の数々が集まっています。
第二回は旭川支局立田記者レポートによる
JR留萌駅の知る人ぞ知る、完全予約制の駅弁「にしんおやこ」です。
しかし、駅の中、どこにも売店はなく、立ち食いそば屋しかありません。
地元の人たちに聞いても「食べたことがない」という「幻の弁当」はなんと
そば屋ののれんの奥で作られているんです。
そばつゆで味付けしたご飯の上に乗せるのは
「にしんそば」の調理ノウハウを生かし、柔らかく煮込こまれた
身欠きニシンと大ぶりの数の子2本。
これが留萌駅の駅弁「にしんおやこ」900円。
ニシンの産地として名高い留萌のそば店ならではの駅弁です。
店頭販売をせず、前日までにそば店に電話で予約して
ようやく口にすることができます。
鉄道マニアやツーリングの旅行者が口コミで依頼してくるとか。
「にしんおやこ」は去年、東京の百貨店で開かれた
駅弁フェアに初めて「がんばれローカル線」企画で出店したそうです。
2週間でなんと、5000個を売り上げました。
しかし、本家留萌駅の利用客は減少が激しく、
「にしんおやこ」も注文が入らない日が増えいるといいます。
留萌線はJRが沿線自治体に廃線を提案している線区。
留萌市もJR側とバス転換する場合も視野に協議を始めるとしています。
留萌駅の幻の弁当はいつまで味わえるのか心配です!
予約は 090-7644-3774 前日午後3時までにお願いします。
※調理中などは電話に出られない場合があります
この記事を書いたのは
SODANE編集部
SODANE編集部です。