テレメンタリー2008「そらぷちの夢〜難病と闘う子供たちにキャンプ場を〜」

2008年9月27日(土)午前7時30分〜

“難病と闘う全国20万人の子供たちに診療所付きのキャンプ場を造りたい”
1人の小児外科医は日本で初めてとなる壮大な夢を思い描いていました。舞台は北海道滝川市。しかし完成を見ることなく、彼は志半ばでこの世を去りました。夢を思い描いていた小児外科医の情熱は、1人の男性の人生を大きく変えました。 今日も子供たちの笑顔あふれるキャンプ場を実現させるために奔走しています。

神奈川の小児外科医・横山清七さんはがんと闘いながら、24時間365日医師が常駐するキャンプ場を創設するため2003年から活動してきました。診療所付きのキャンプ場はアメリカやイギリスなど世界12カ国にあります。日本で実現すればアジア初になります。しかし初期建設費は10億円、年間維持費は2億円もかかるという壮大な計画。すべては企業からの寄付金に頼らなければならないという厳しい現実の中、キャンプ場の場所は北海道滝川市に決まりました。かつてアイヌの人たちがこの地を「そらぷち」と呼んでいたことから、キャンプ場の名前は「そらぷちキッズキャンプ」と付けました。しかし完成を見ることなく2006年に、志半ばで横山さんは直腸がんでこの世を去りました。
その後、構想に賛同していたスタッフの1人で、大阪で設計コンサルタントとして働いていた佐々木健一郎さんは、妻と共に滝川市に移住。創設までの道のりに立ちはだかる数々の壁にぶつかりながらも、子供たちの笑顔あふれるキャンプ場を実現させるために日々奔走しています。

HTBポッドキャスト「KISSA#10」に戸島プロデューサーが出演!
この番組にかける想いについて語っています。お聴き逃し無く!!

ナレーター 水木ゆうな
HP:http://across-ent.com/
撮影 高屋裕司
音声 荒川典子
編集 馬場亮介
音響効果 工藤哲也 百石仁
取材 数浜照吾 林由紀子
ディレクター 田中智祐
プロデューサー 戸島龍太郎

すべてを寄付で募る“そらぷち”。
募金箱は重要な収入源

全国から難病と闘う仲間が集まる

ここが夢の舞台・滝川市の丸加高原