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知床に漂着した大量の油まみれの海鳥 |
去年、世界自然遺産に決まったばかりの知床。
その知床に激震が走った。斜里町の浜辺に油にまみれた海鳥が
死体となって大量に打ちあがったからだ。
その数は5000羽を超える。海鳥はどこで油にまみれたのか?
そしてその油はどこで流出したものなのか?
北海道と海鳥が生息していたオホーツク海の向こうには
サハリンがある。サハリンといえば油田開発が進む地。
取材を進めると、大量の海鳥の死と関係を疑いたくなる海上での
事故が浮かび上がった。
去年11月15日、サハリンから原油2万4000トンを積み、
韓国へ向かう途中、サハリンの東海岸で座礁したタンカーの事故だ。
取材班はサハリンへ向かった。
この事故が原因なのか?サハリンは事故を認識しているのか?
そして知床に油まみれの海鳥が大量に漂着したことを。
うやむやになりつつあるその大量死の謎を追及し、
今後の課題を浮き彫りにする。