テレメンタリー2007「裏切りの肉職人〜偽装で叩き上げた丁稚社長の半生〜」

2007年9月8日(土)朝6時30分〜 再放送

豚肉や鶏肉を原料にしたひき肉を作り「牛肉」として販売していた北海道苫小牧市の食肉加工・卸会社ミートホープ。創立は1976年(昭和51)、業界トップクラスで2006年度の売り上げは16億4500万円。従業員は関連会社も含めて150人以上に上る。「最後の職人」と自負していた田中稔社長(69歳)は、なぜ職人の倫理に反する罪を犯したのか…。

田中社長は1938年(昭和13)、音威子府村で農家の二男として生まれた。生活は貧しく中学を卒業後、丁稚として美深町の精肉店で住み込みで働きはじめる。その後、職人として渡り歩き、38歳でミートホープを興す。しかし、そのころから既に”ある偽装”が行われていた…。
商売人として、会社のトップとして、様々な表情をみせた田中社長。なぜ偽装に手を染めたのか?田中社長の歩んできた道からみえてきたものとは…。偽装で叩き上げた田中社長の半生を追った。

ナレーター 三上勝由
撮影・音声 HTB映像部
編集 角田朋美
音響効果 佐々木堅司
取材 佐藤純 柴田遼
ディレクター 広瀬久美子
チーフディレクター 坂本英樹
プロデューサー 戸島龍太郎

すべてはこの「牛肉」コロッケから始まった

取材班をにらみつける田中稔社長

豚肉や鶏肉をミンチにし「牛肉」になった