北海道帯広市にアイヌ料理を出す小さな屋台がある。名物は豚骨が入ったスープ「ポネオハウ」。店主の家庭に受け継がれてきた「母の味」だ。しかし彼女はこの料理に後ろめたさを感じていた。「アイヌ であることはなかったことにして生きようと思っていた」彼女が、なぜ店を始めたのか。アイヌの自分を否定してきた女性が自分らしく生きるようになった理由とは。日常に息づくアイヌへの差別意識のなかで懸命に生きる人々を追った。
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アイヌの家庭料理「ポネオハウ」
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北海道帯広市で屋台「ポンチセ」を営む豊川純子さん
スタッフ
- ナレーター
- 柴咲コウ
- 撮影
- 道下学
- 編集
- 馬場亮介
- ディレクター
- 広瀬久美子
- プロデューサー
- 坂本英樹
- ■ナレータープロフィール
女優・アーティスト・レトロワグラース代表
柴咲コウさん - 柴咲コウさんからのコメント
今回テレメンタリーでナレーションを務めさせていただきました。
豊川純子さんが温かな母の味だという「ポネオハウ」。
現在帯広の屋台でポネオハウを提供し「わたしはアイヌです」と前を向く、強く美しい彼女の姿。
そこに至るまで様々な葛藤があった事を今回知ることができました。
悩み苦しんだ過去を感じさせない程、笑顔が素敵な純子さん。
是非皆さんに見て頂きたい番組です。
プロフィール
2017年NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」では主役を演じる。
2016年持続可能な社会を作るためにレトロワグラースを設立。
2018年環境省より「環境特別広報大使」に任命される。
2019年9月には初のエッセイ『LIFE THE KO 生きるを活かす9のこと』、写真集『THE KO 柴咲コウ photo book』を同時出版し、自らのライフスタイルを発信。
2020年にはNHK連続テレビ小説『エール』にて、世界的に活躍するオペラ歌手・双浦環役を演じる
音楽活動においては近年、Jazztronik 野崎良太氏をサウンドプロデューサーに迎え、ワンランク上の上質な楽曲制作をしている。
2020年8月5日、自身の誕生日に初となる無観客ライブ『DRESS THE KO』も開催。