「意外ですねえ！へえ〜そうなんですか？初めてなんですか？」思わずそう言ってしまいました。意外だと思ったのは私だけではないと思います。今回、上富良野駅の駅員役で出演頂いた大下宗吾さんは、この「大麦畑でつかまえて」がドラマ初出演なんです。映画にも出ていますし、「ぽっぷこ〜んシネマ」やCMなど、テレビで大下さんを見ない日はないくらいですよね。そんな大下さんが登場するのは、大泉さん演じる浩一が上富良野駅で妻の美和子を探すシーン。同じ事務所の先輩・後輩という関係もあってか、本番前のテストではアドリブ対決（正確に言うと大泉さんのアドリブに大下さんが対応できるか？）が繰り広げられました。ちょっと放送できない（ここでも書けない）ような内容で現場は大爆笑！もちろん、本番では2人ともキッチリ決めてきましたよ。もしかすると、大泉さんが大下さんのドラマ初出演を知ってリラックスさせていたのではないでしょうか？しかし、大下さんが緊張しているようには見えませんでしたが…。

大泉さん、高野さん、森崎さん、大滝さん、前田さん、倍賞さん。錚々たるキャストであることは言うまでもありませんが、ドラマに登場するエキストラもすごいんです。ビール会社常務、上富良野町役場助役、CM撮影クルー。そのほとんどが上富良野町の人たちなんです。会社の社長さんや役場の職員のみなさん、他にもこのドラマのために仕事を休んで協力してくれたカミフの人たちがたくさんいました。みんな演技経験はないのに、素晴らしい演技をしているではありませんか。監督や助監督から指導を受け、みるみる自然な動きができるようになっていきました。“ホンモノ”の役者さんたちの演技を前に、「エキストラがNGを出すわけにはいかない」とものすごい集中力でした。自分たちの出番に備えてエキストラ同士で自発的に動きの確認をしている姿を目の当たりにした時、わたくしKは、ひそかにドラマ初出演を狙って用意していた衣装をそっとカバンにしまったのでした…。

8月13日（日）夜10時54分〜、20日（日）夜11時14分〜、27（日）夜10時54分〜の合計3回、「ウェザータイム」の中でドラマのダイジェストシーンが放送されます！どんなドラマなのか、想像力を膨らませながらチェックしてみてくださいね！
また8月19日（土）深夜0時24分〜、26日（土）夜11時54分からの「ナイトｏｎチャンネル」では、大泉さんや倍賞さんらキャストの皆さんのインタビューを放送予定です。どうぞお楽しみに！
（放送時間は都合により変更になる場合があります）

はじめまして！アシスタントプロデューサー（AP）のKです。ドラマ撮影の舞台裏などをAPK通信としてリポートいたします。
さて、「大麦畑でつかまえて」の撮影は7月17日から26日までの10日間、上富良野町で行われたのですが、我々はとにかく雨に泣かされました。雨が降ると空は暗くなるし、大麦やホップの畑での撮影ができないのです。主演の浩一役の大泉洋さんは知る人ぞ知る“雨男”。「僕は雨男ですから」と晴れ女、晴れ男が揃う他のキャストに勝負を挑んでいたのです。はじめは「負けない」と対抗していた美和子役の高野志穂さんは次第に天気の話題を口にしなくなるし、「僕が来たから大丈夫です」と笑顔で話していた手塚役の森崎博之さんも「力不足でした」とみんなに謝るはめに…。でも、森崎さん以上に責任を感じていたのはやはり大泉さんでした。雨男としての実力を発揮する度に誇らしげだった大泉さんも撮影期間の後半には空を見る横顔がなんだか寂しげだったのです。でも、なんとか撮影は無事終了したし、結果オーライです。スタッフのみんなには最後まで言えなかったけど、実はわたしも雨男でした。ゴメンナサイ…。

知床、函館、小樽、そして昨年は鹿部町と北海道の各地を舞台に家族の物語を描いてきたHTBのスペシャルドラマ。今年はラベンダーのふるさと・上富良野町で、7月17日（月・祝）〜26日（水）までの10日間にわたってロケが行われました。上富良野町の皆さんの全面的な協力を頂きながら、町のどこからでも望むことのできる十勝岳をバックに、市街地や大麦畑、ホップ畑、住居などをお借りしての撮影となりました。ロケ前半は雨模様、曇り空などあいにくの天候が続きましたが、後半はときどき太陽が顔をのぞかせてくれました。あざやかに咲き誇るラベンダー、そして大麦畑をそよぐさわやかな風。上富良野町のさわやかな“空気感”をそのままお伝えできるようなドラマになることを期待していてくださいね！
ちなみに、この「トピックス」では、ドラマ放送までの新着情報やアシスタントプロデューサーKがロケ裏話をお伝えする「APK通信」などをお届けしていく予定です。こちらもお楽しみに！