三十路の奥座敷とは…

酸いも甘いも噛み分け尽くした吉田みどり小野優子佐藤麻美の3人が、
これまで磨いたアナウンス技術は傍らに放置して、
ただ気分の赴くままに話すという…

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今回のお題
人間と人生…
出演
小野優子×吉田みどり×佐藤麻美×嬉野ディレクター

今回は、私たち三十路アナのリクエストで「水曜どうでしょう」の嬉野ディレクターをお迎えしました!


久々の三人集合です♪

気付くと1時間が経過し、深い深いお話に…。
超大作になりました!スペシャル版です!心して!心してお読み下さい!(筆:佐藤麻美)


〜「起」〜

嬉野ディレクター
こんなこともあまり無いですからね。いろいろと思いつくままに話しますかね。だいたいそこにテーマや悩みがあれば、私の頭は働きますから。

小野優子
人生相談とか…。
 

嬉野D
人生相談は知らないうちに得意ですね。
 

佐藤麻美
私、ひとつすごく聞いてみたいことがあって!嬉野さんの食生活に興味があるんです。
 

嬉野D
食生活!?そんなの、な〜んのこだわりもないですよ。
 

小野
え?え?何で麻美ちゃんはそこに興味を持ったわけ?
 

嬉野D
それは、おめぇが食い意地張ってるからでしょ。
 

3人
・笑

佐藤
いやいや、ま、それもそうですけど(笑)人を作るのは食べ物ですよ。嬉野さんと藤村さんはとっても対照的で、どちらかといえば藤村さんは肉食動物、嬉野さんは草食動物っぽいイメージがあるんですね。だから、食生活もそれに通ずるものがあるのかなと思いまして…。

嬉野D
そうは言っても、野菜が大好きで野菜ばっかり食べてるってことはないですよ。好き嫌いはないけど。
 

小野
でも、なんかおそばを食べてそうな気がする!ソーメンとか(笑)!
 

佐藤
魚好きな気がする!白身魚とか!
 

嬉野D
魚は美味しいですけど、これは年齢ですね。肉よりも魚が美味しい年齢に達しました。
 

吉田みどり
どういうものがお好きなんですか?
 

嬉野D
基本的にカレーが好きです。
 

3人
・なぜか爆笑
小野
それって割とおこちゃまじゃないですか(笑)
 

嬉野D
しいて問われればカレーになるんだよ。
 

小野
自分で作ったりはしますか?
 

嬉野D
しないですね。あれはやっぱりセンスじゃないですか?僕にはそういう料理のセンスはないんでしょうね〜。昔から、食べさせてもらいたい、お世話してもらいたいほうなのよ。

3人
・えぇぇぇ〜!!!
吉田
なんとなく一人でも生きていけるタイプなのかなって思ってました。
 

嬉野D
初めて言われましたよ。
 

小野
私もそう思ってました!
 

佐藤
私も!慎ましく一人で生きていくっていうか…。
食事は1日3食しっかり食べますか?

嬉野D
かみさんが作ってくれるから、ちゃんと食べてるみたいな感じかな。お昼は毎日お弁当持たせてくれますからね。だけど、「食」というものに、あなたみたいなこだわりはない。やっぱり食にこだわる人は食い意地が張ってる方ですね。言葉は悪いけど欲望が強いわけでしょ、そういう人はさぁ。是非美味いものを食いたいという欲望があるから味覚が発達する。いろんなものを自分で作ってみたくなる。当然研究熱心になる。僕なんかは、そこまでのことはないんですよね。だから、反対にそういう欲望のとりこになった人を見るのが楽しいですね。

小野
は〜なるほど〜!
 

嬉野D
この人(私のことですね)も野菜のソムリエの資格持ってるんでしょ。そういうさぁ専門的な知識や技術を持った人には、クラッと来ますね(笑)


〜「承」:結婚は大事〜

嬉野D
いや、こんな適当な話ばかりしてるけど、だいたい「三十路の奥座敷」ってタイトルがさ、秘めやかな感じするじゃない。もうハタチの頃と違って、女性も30代ともなれば大人にもなりでね。だいたいここの最初のテーマは「結婚」だったけど、それも2回で終わっちゃったでしょ。語ることがなかったの?

吉田
実際のところはわからないから、後は想像と妄想の世界なわけですよ…。
 

嬉野D
なぁるほど、おしゃる通り!…でも、結婚ってほんと大事ですよ。
 

佐藤
やはり大事ですか!?
 

吉田
ついに秘め事の部分に!
 

小野
やっぱりこの3人が集まると結婚の話になりますよね。
 

嬉野D
結婚って自分の人生に大なる影響を及ぼしますよ。結婚する相手によっては幸せな人生になったり、結婚って退屈って思ったり、想像もしていなかった大変なことに巻き込まれて一気に落ち込んだり。でもそんなものは結局予防できるものではないわけで…。

小野
嬉野さんは今の奥さんと出会った時に、「この人だ!」って思ったんですか?
 

嬉野D
思いましたね〜。
 

3人
・え〜!!!
嬉野D
要するに、なんでしょうかぁ…私のそれまで付き合ってきた女性とパターンが違ったんですね〜。私、この話しないとだめ?(笑)まぁまぁ、私も来年50歳ですから、半世紀も生きてるわけですから、そんな話もしましょうか。

3人
・是非是非!!!
嬉野D
小さい頃から好きになる異性って同じだと思いませんか?
 

吉田
毎回変わります!
 

嬉野D
そういう人がいると話になりませんね〜。
 

3人
・爆笑
小野
私も違うと思ってたんですけど、実は最近占い師のところに行って自分の性質を見てもらったら、「あなたはこういう性質だから、どうしてもこういう男性を好きになる」って言われたんですよ。で、考えてみたら今まで全然一貫性がないと思ってたのに、「あ〜!一貫性ある!」って気付いたんです!!!だから、きっと同じタイプなんですね。

嬉野D
僕は毎回同じパターンで失敗してきたんですよ。
 

佐藤
それはどういうパターンですか?
 

嬉野D
僕は、惚れられると、時間差があって後で燃えてくるみたいな男なんですよ。
 

小野
あ…同じ…
 

佐藤
え?どういうことですか?
 

嬉野D
つまり、自分の方からどうだどうだとはいかなくて。不意にアピールされて、あ〜そうですかみたいな感じで、仲良くなれそうだから、じゃあじゃあ付き合ってみるかと付き合うでしょ。そうすると、反対に段々こっちの方がスイッチ入ってくるんですよ。で、スイッチが入ってくると…

小野
向こうがもう冷めてるんじゃないですか!?
 

嬉野D
そうなの。
 

小野
あああああ!!!!!おんなじ!おんなじ!私もそう!!!!!
 

3人
・大爆笑

大興奮の小野さん

大共感してます!


小野
全く一緒!え〜!嬉野さんと同じってすごく意外!
 

嬉野D
結局こっちがその気になると、むこうとしては勝手が違っちゃうんでしょうかね〜。
 

小野
そうですよね!だって、それまでちょっと冷めてるわけですから!!!
 

嬉野D
僕はそういうケースが3回くらいあって。失敗したなぁ。
 

小野
だけど、奥さんは違ったって話ですよね!!!
 

吉田
それはどうだったんですか?
 

嬉野D
だからその〜…それこそ、私の方に全方位的に好意を寄せてくれるわけですね。私にスイッチが入って、気持ちが相手のところに行きだすとだいたい失敗してきたのが、その時点になってもかみさんは喜んでるわけですよ。

佐藤
成立してるってことですね。
 

嬉野D
そう。お互いの生理的なものが、合わせなくても無理なくピタッと合っちゃう。お互いが鍵と鍵穴でガチャっていうのがあるんだよね。

小野
そういう人いるんだ〜。
 

嬉野D
あのぉ、おかしなことを言うようだけど、かみさんは、人生で一番懐かしい人なんですよ。いや、いつもそばにいるのよ、一緒に暮らしてるんだから。でもなんかそう思っちゃう時があってね。仮に僕がこの世で一人きりになったとするじゃない。そしたらね、僕はかみさんのことが一番懐かしいだろうなと思うんですよ。かみさんに一番会いたいなぁって思うんだろうなって。

小野
両親よりも?
 

嬉野D
そう。かみさんと一緒にいるとさ、そこが自分の故郷だって思える。だからどこに住んだっていい。多分、かみさんが俺の故郷なんだよ、きっとな。

佐藤
…いや、なんか泣けてくる。。。
 

嬉野D
僕自身がそんなに頼りになる男じゃないし、どっちかっていうと求めちゃう男だから、「かみさんが故郷」みたいなこと言ってるだけなんだけどね。ただ、あれだね。人には生い立ちってものがあるじゃない。かみさんの生い立ちと僕の生い立ち。人間の気質や性格って、生い立ちで決まると思うんだ。それに一生縛られるんだよ。

吉田
それはそうかもしれないですね。
 

嬉野D
特に、同性の親との関係ってかなりその人の人格と人生を決定付ける気がするの。かみさんは長女でね、最初は一人っ子の状態なわけだから、親の愛情を独占してた経験もある。それが、妹が生まれ弟が生まれるとお母さんはだんだん小さい子に意識が向き始めるでしょ。「あんたはお姉ちゃんだから、ちゃんとして」って言われる。

佐藤
私も長女なのでそう言われました。
 

嬉野D

しょうがないことなんだけど。なんとなく、自分よりも弟や妹の方がお母さんとの関係が深いんじゃないかって疑心暗鬼になってしまう。「あんたがしっかりしないとだめ」って言われるから、しっかりすればお母さんはこっち向いてくれるのかなって思う。だから頑張ってしっかりしたお姉ちゃんになってお母さんに褒めてもらおうとするんだよ。つまり無くした愛情の時代を取り戻したいから何でも自分で出来るしっかりした子になろうとするわけだよね。でも、お母さんにはその長女の必死さは見えてこない。反対に長女は手の掛からない子になったと認識されてしまうんだよね。こうして愛情を取り戻そうとするいじらしさだけが終生残る。悲しい話ですよ。でもよくある話でもあるのね。さてその一方でね、長女は必死になって頑張るうちに、どんどん自分の設定値を上げていくんだね。お母さんがいつまでたっても振り向いてくれないから、振り向いてもらうために設定値を上げ続けてしまうわけね。これが習慣になる。人間の性格って小さい頃の習慣で決まっていくと思うから、繰り返していくうちに頑張り家さんな性格になってしまうんだね。そしてその結果として、いろんなことが出来る子になっちゃうんだと思うんだよね。料理でも家事でも人付き合いでもね。まぁ、それくらい同性の親って子供に与える影響力が強いと思う。かみさんはそういったことで、まぁ、お母さんの愛情が足りないって思い込んで育った長女なのよ。
で、一方、僕は末っ子だったの。姉と兄がいて。で、同性の親であるオヤジとの相性が良かったのよ。オヤジとしては僕に期待してるところもあったろうけど、僕という息子があまり努力家じゃなかったもんだから、しょうがねぇなぁと思いながらも、まぁでもこいつは素直だしちゃんとした勤め人になれなくても世間に迷惑をかけることもなかろうからと、割と裸のままの僕を認めてくれたんだよね。それはさぁ、子供にとってものすごい安心感でね。結局、僕は設定値をほとんど上げなくて済んだのね。そうすると、なんだか根拠のない自信が割と簡単に持てるわけね。だってハードルがとにかく低いから、どんなコンデションでもひょいと越えられるわけさ。だからヘコんでも、その根拠のない自信のおかげで割と立ち上がれるのね。それを決定付けてくれたのはオヤジだと思うのよ。でも結局、そういう奴は設定値が低いままだから、なんにも出来ない子になるわけだよ。

そういう僕とかみさんっていうのはやっぱり合うんですね。なんにも出来ない僕は、いろんなことが出来るかみさんと結婚して大いに世話をしてもらってるんだけど、それなのに、僕にとってかみさんっていうのは、どうしてだか、かまわれたがってる「三歳児」に見えるわけよ。

3人
・へぇ。。。
嬉野D
ちっちゃな、ぽつーんと立ってる三歳児が、かみさんの中に見えるの。だから、世話をしてもらってるのは僕なんだけど、なぜだかぼくの中には、あの人を育ててるっていう気持ちがあるのよ。

小野
お母さんに認められたいっていう三歳児の女の子だから、認めてあげていきたいと…。
 

嬉野D
そうそうそう。割とヘコみやすいから、そうなった時に大丈夫、大丈夫って言ってあげるの。そうすると喜ぶわけよ。それはあの人にとっても嬉しいことだけど、僕にとっても気質に合ってるんだね。僕がなぐさめて後押しして喜ぶっていうのは、僕も嬉しいのよ。だからね、お互いの欠けた部分を埋められる人との出会いがあれば、一切合財関係ないわけですよ。でもそれは、探そうと思っても探せないね。ただ、人生をゴロゴロと転がってるうちに不意にピタッとはまるみたいなもんだよね。

吉田
その奇跡がすごい。足して2じゃないんですね。
 

嬉野D
足して1になれればいいですよね。1持ってる人がいれば結婚しなくてもいいんだろうけど、そういう人はいないと思うから。ほんのワンピースでも欠けてれば、やっぱり人間ってすごくダメに思ってしまうんだろうね。

佐藤
奥さんとはどうやって出会ったんですか?
 

嬉野D
なんだか出会ったんですよ。でも、それも時期だよね。仕事でもいろいろあって結婚したいかなって思ってた時期だったんだよ。

佐藤
やっぱりタイミングだぁ。
 

嬉野D
いい人が来ても、ノリノリで仕事してたら気付かないんですよ。それもしょうがないんだよね。
 

小野
そうですよね。縁がなかったというしかない。
 

嬉野D
そう。それも人生。
 

吉田
嬉野さんと藤村さんも補い合ってるんですかね。
 

嬉野D
ふじやんと僕の関係も、かみさんと僕の関係に似てる部分があると思うんですよ。明らかに仕事量はあの人の方が多いんですよ。でも、あの人が持っていないちょこっとの部分を僕が持ってるんだと思うんですよ。私生活でも仕事でもそういう人間に巡り会えて、僕はとっても楽ですよね。

小野
いいな〜。すご〜い。どういう生き方をすればそういう人に巡り合えるんだろう。
 

嬉野D
どういう生き方とかないのよ。ぶつかっていくしか。ろくでもない人と出会うかもしれないし、それはしょうがないんだよね。結局その後、そこをどう乗り越えていくかしかないよね。大変だけどね。

佐藤
ん〜…なんだか嬉野さんの話を聞いてると、結婚もいいな〜って思いました。
 

嬉野D
そりゃそうだよね。結婚して良かったと思ってるわけだから。
 

吉田
会社ではそういう人が少ない中で貴重なお話だと思います。
 

嬉野D
是非人生悩んだら、私のところへ。
 


聞き入る3人なのでした…

〜「転」:愚痴は大事〜

嬉野D
僕はね、50年生きてきて、結局僕の中で何が育ったかっていうと、精神的な部分しかないわけよ。ちっちゃい頃から腕力があったわけじゃないし、肝が太いわけでもないから、ヘコんだ時はぐちぐちぐちぐち考えるわけよ。考え続けて乗り越えてきたわけよ。俺もさぁ、高校3年の18歳くらいから25歳くらいまで随分深みにはまっててね。鬱々としていたね。

佐藤
その当時の自分の将来の夢とかは?
 

嬉野D
将来もなにも、ちっちゃなことで7年くらいず〜っと悩んでたんだよ。
 

小野
でも、根拠のない自信はあったんですよね。
 

嬉野D
根拠のない自信があったからなんとか乗り越えようとしたんだろうね。で、ぐちぐち考えてたわけさ。その考え続けてきた7年が僕には大きかったね。あのね、悩んで悩んで悩みぬいていたらさ、ある日、いいかげん悩むことに飽きたんだよ。

佐藤
じゃ、悩みの終わりは飽きたからなんですか?
 

嬉野D
そう。結局悩みって結論が出せないことだから、あれ悩むんだよね。だから自分で割り切るしかないんだよ。それまで抜けられないんだもん。で、僕の場合は、結局ある日悩むことに飽きた。もう疲れたんだね。その疲れたって時に気持ちがニュートラルになったんだね。発想の転換というのがあるとすればそういう時だよね。行って行って行き詰った時に、もういいか!ってあきらめた途端に頭がひらめくというのかなぁ。
結局その時抱えてた悩みって、今の俺にとってみればたいしたことじゃないんだけど、若いから真剣に毎日心配してたんだね。でもあれだね、悩み続けてると飽きるんだよ。ヘコむってのをやめて、ずっと悩む悩むってやると悩んでることに飽きるのよ。

小野
そっか。ヘコむんじゃなくて、悩み通すんだ。
 

嬉野D
ヘコんでるときは悩みを休憩してるのよ。だから先に進めなくて、ぐるぐるぐるぐるそこで回っちゃてるのよ。
 

佐藤
「ヘコむ」と「悩む」は違うってことですよね。
 

嬉野D
そう。で、結局悩むことに飽きちゃって、そのときの発想の転換が何かっていうと、「ま、いいか」ってことだけだったね。そういう風にさぁ、半世紀もぐちぐち考えるってことをやってきたから、何かの問題にぶつかった時どうしたらいいかすぐ反応できる人間になってるんだろうねぇ。

吉田
いろんな方向に考えて、ある程度道は出来てるんですね。
 

嬉野D
いろんなものにぶつかる度にいろ〜んな角度から考えて考えて乗り越えてきたから、多面的に物事を見られるようになったんだと思うのよ。だから、な〜に。僕は別に悩み相談者じゃないけど、そんなものがあると、「そこで悩んでるのはこういうことだと思うよ」っていうのが割とす〜っと出ちゃうってことがあるの。それしかやってこなかったから、だから相談されると嬉しいってところはある。役に立てるからね。

吉田
嬉野さんは、廊下でただすれ違っても結構会話しますよね。関わろうと積極的にしていて、みんなを大事にしているんだなって思うんですよ。

嬉野D
僕はね、何が好きかって人と話すのが好きなんですよ。こういう時間が大好きなんですよ。
 

小野
疲れたりしないですか?
 

嬉野D
疲れないのよ。
 

小野
例えば悩み事のほかに愚痴のようなものがあったり…。
 

嬉野D
愚痴を言うって僕大事だと思うの。愚痴はどんどんどんどん吐いてると、吐きながら自分の中で整理出来てるんだよね。だから、誰かに聞いてもらったほうがいいんだよ。
ただ、言う相手は見極めないとね。だって愚痴ってその場限りのものだから。そのことを分かってる人を選んで言わないと大変なことになるわけだよ。だから、愚痴を言える友人がいる人は大事にしないとね。

小野
でも、私はある時、愚痴を聞いて疲れ果てたことがあったんですよ。黒々としたものを全部吸い取ってるような感覚になって、もうやめようって。

嬉野D
結局さ、限界があるってことだよ。僕だって、愚痴言ってもらって構わないって言ってもさ〜、じゃあ、ずら〜っと並んでね。一日のスケジュールが全部愚痴でさ。

3人
・爆笑
嬉野D
毎日毎日手帳には「愚痴愚痴」って愚痴のスケジュールしか入ってなかったら、やっぱり限界だよ。
 

小野
嬉野さんはその器が大きいってことですよね。人より容量があるってことですよね。
 

嬉野D
それを越えたら俺だってパンクよ。病気になっちゃうよ(笑)
 


〜「結」〜

吉田
今回お話を伺おうと思ったのも「人間観察」ということを思ってたんですよ。嬉野さんがonちゃんの本を書かれて…。
 


別冊on-chu好評発売中!

「巷のonさん」の文・写真は嬉野さんなんです


嬉野D
あれ泣いた?
 

小野
泣きました!
 

佐藤
号泣しました!
 

吉田
社内の人のことを書いてるんだってわかる内容もあって。そんなに深くいろんなことがあるのを、嬉野さんはどこから見たのかなと思いました。

嬉野D
人間っていっぱいいるでしょ。60億人くらいかい。そんだけいても、60億通りの人間性があるかといえばそうじゃないと思うの。 きっと人間の性格や気質のパターンって、せいぜい30パターンくらいだと思うの。何の根拠もなく言ってるけどね。だって数十年生きてるといろんな人に合うわけでしょ。そうすると、あ、こういう人知ってる、このパターン知ってる、前にも経験したって思うことがあるんだよね。だから過去の出会いの経験で、人の気持ちってなんとなく分かる時があるんだよ。

小野
もともとふたつのタネから派生してるわけですからね。
 

嬉野D
そうそう。人間の性格のパターンってテーブルに並べて俯瞰できるくらい。だから占い師は自分の人生経験で他人を占えるわけでしょ。そういうパターンは何十年も生きてるうちに揃えられるから。

佐藤
嬉野さんから見て私たち女性アナウンサーを観察すると、どう映ってますか?
 

嬉野D
う〜ん…どういう奥さんになるんだろうなぁっていうのはあるよね。テレビカメラの前で座ってだよ。全道に向かって喋ろうという人が、それもやりつつ、家庭での奥さん、お母さんっていうのはイメージできないっていうのはあるよね。

佐藤
そうですか、イメージ出来ないですか…。
 

吉田
この職業についてなかったから、結婚でこんなに悩むこともなかったと思うんですよ。アナウンサーって一見華やかで、表に出る仕事ですよね。お互い仕事をしていると、そういうことに眉をひそめる人がいないわけではないんです。そこも全部ひっくるめていいって言って結婚できるかどうかというのは、結構大きなハードルじゃないかって感じてるんですよ。

嬉野D
まぁでも、出会いだからね。うちの奥さんだって家にいないよ。この前だってインドに行ってたし。
 

小野
そういうのは許せるんですか?
 

嬉野D
かみさんの旅の話って僕には面白いからね。田舎をバイクでどんどん旅して、いろんな人を見てくるわけじゃない。いろんな人生があるんだよね。そんな具体的な人たちの生活を見聞きしてくるから刺激になるよね。体験談とか失敗談って楽しいからね。考えの世界だけを書いてると論文になっちゃうけど、具体的な他人の体験談を書きながら、その中に僕の言いたいことを合わせて語ると、すんなり読んでもらえることがあるよね。onちゃん本の中の「巷のonさん」っていうのは5人の人生を聞き書きしたものなんだけど、同時にあれは僕の言いたいことを書かせてもらったものでもあるんだよね。

小野
わかります。それはすごくわかりました!
 

嬉野D
結局僕は、認識する男でしかなくて、かみさんは行動して経験する女なわけよ。僕に書きたいことがある時、それを、かみさんの旅先での経験とか出会いに託して書けることがあるから、だからあの人が旅に行くってことに関して行かないで欲しいって思ったことはない。

吉田
そこも含めて合っているというわけですね。。。ちょっと嬉野さんに近付けたかなって思います。
 

嬉野D
こんなにしゃべってちょっとかよっ!
 

3人
・爆笑

最後まで読んで頂いた皆さん、ありがとうございます!!!
「人生はぶつかっていくしかない!」
どこに何があって、どんな人と出会うかわからないけど、その時その時を精一杯生きていこう!と、長女気質の私は改めて思ったのでした。。。
さぁ、三十路3人組で最初に結婚するのは一体誰なんでしょうか…。

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