三十路の奥座敷とは…

酸いも甘いも噛み分け尽くした吉田みどり小野優子佐藤麻美の3人が、
これまで磨いたアナウンス技術は傍らに放置して、
ただ気分の赴くままに話すという…

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今回のお題
女磨き
出演
吉田みどり×小野優子×佐藤麻美

今回の奥座敷は、ほぼ一ヶ月ぶりに3人のスケジュールが合いましたので、旅に出ること にいたしましたぁ。
旅と言っても、ただの旅じゃございません。大きなテーマを引っ提げての旅でございます。
そのテーマとは『女磨き』。
さぁ、旅の開始を告げるゴングはなりました。
行ってまいります!大長編雑談の始まりです。心してお読みください。



どら〜いぶ♪


第1ラウンド〜車中にて〜

小野優子
やっぱりこの歳になってくると女磨きって大切だと思いますか?
 

吉田みどり
うん、“女磨き”って言葉から連想するのは、“次へのステップ”ってことなんだよね。定期的な(カラダの)メンテナンスは必要だって思うんだけど、ともすると忘れがちで・・。

小野
忘れがちな“女磨き”を思い出すタイミングってどんな時ですか?
 

吉田
れんあい・・・かなぁ・・・出会いとか別れとか、そういうのがきっかけになってはいるかも。
 

佐藤麻美
私も“女磨き”は必要だって思います。でも、それはたまたま私が女だから“女磨き”って言っているだけで、男だったら磨かなくていいかって言うと、そうじゃないと思うんですよ。誰もがいくつになっても魅力ある人間であるべきだと私は思っているので、年齢・性別に関係なく“自分磨き”が大切だって思っています。

小野
そうだよね。でも、世の中的には、例えばホテルのプランなんかも、“男磨き”より“女磨き”を謳ったものが断然多いじゃない?そう考えると、女性の方がより“自分磨き”に貪欲なのかもね。

佐藤
今日は、まさにそのホテルのレディースプランで女磨きをするんですよね?
 

小野
ピンポーン♪
今日は、女を磨く4つのプランが私達を待っています。
一つには「温泉」。さらに「食事」「エステ」とありまして、「死海プール」での浮遊体験もございます

吉田
んっ? 浮遊体験?
 

小野
そう、ふ・ゆ・う・た・い・け・ん。
 

吉田
温泉で浮遊体験ってことは、行き先は『定山渓ビューホテル』だね。
 

小野
ピンポーン、ピンポーン♪
では、2時のチェックインめがけてホテルに入ります。今日は存分にレディースプランを満喫しますよ〜ぉ。

吉田 佐藤
はーいっ!
 

軽快なドライブにより、2時きっかりに到着した『三十路隊』。
さて、ここで特筆すべきは、お部屋に案内された時の三者三様の行動でありました・・。


服の感じも三者三様の三十路隊


第2ラウンド〜部屋に入って最初にすること〜

吉田
わー、きれいなお部屋だね〜(^^)
(と、言いながら座卓に一直線に突き進んだみどりさん、あるものを発見して!)
ねぇねぇ、見て。お茶請けが2種類用意されてあるよっ♪

小野
ホントだー。甘いのとしょっぱいのっていうのが、またニクいですね〜。
(と言いながら、座椅子にどっかりと座り込む小野)

佐藤
なんだか3人じゃ持て余すくらい広くてきれいな部屋ですね。
(と、パタパタと忙しく部屋を一周して座卓に合流した麻美ちゃん)
お茶でも飲みますか〜ぁ。

小野
そうだね。まずは一息ついてから“女磨き”といたしますかっ。
それにしても、なんか部屋に入るなり、それぞれ思い思いの行動とったよね・・笑

吉田
私はね、部屋に入るとまずお茶請けが何かチェックするんだよね。旅行先でまず考えるのがお土産のことなんだけど、こういうホテルの部屋についているお茶請けって、その土地イチオシのお菓子だったりするじゃない?だから、どんなお茶請けが置いてあるかはものすごく気になるわけ!

小野
なるほどー。旅行の度にアナウンス部にお土産を買って来てくれるみどりさんだけど、みどりさんのセレクトするお土産って、おいしいってだけじゃない、こだわりみたいなものを感じていたんですよね。そっかー、こういうチェックが利いていたんですね。
麻美ちゃんは部屋に入るなり、隅々を見て歩いていたね。

佐藤
はい。わたしは部屋に入ったらまずお部屋チェックをします。アメニティグッズの品揃えとかも必ず見るし!で、長期のロケや旅行で連泊する時は、お部屋をチェックした後、かばんの中の服を全部クローゼットにかけて、メイク道具や洗面道具も使いやすいところにすべてセッティングしちゃいます。

吉田
私と逆だぁ。
私は一泊でも連泊でも、メイク道具や洗面道具は一回一回使うごとにカバンにしまっちゃうんだよね・・笑。
ところで、小野ちゃんは部屋に入って何したっけ??

小野
あたしはまず座椅子に座りました!いつもこうなんです。だいたい自分の旅のスタイルってのが、予定を決めないものが多いので、部屋に入ると『次何しようかなぁ』とか『明日どこ行こうかなぁ』って考えるわけです。だから、まず座りますっ。

吉田
ホントに三者三様だね。
 

吉田 小野 佐藤
大爆笑
 

さて、お茶を飲んで一息ついた後は、いよいよ“女磨き“の時間!
この先はメイクを取ってしまうので、皆さんにお顔を見せられるのはここまで・・・・。
あしからず☆


くつろぎモード☆


第3ラウンド〜いっいっ湯っだぁな、あははん〜

小野
まずは、ゆっくり温泉に浸かって日頃の疲れを取りますか!
 

佐藤
(館内の案内パンフレットを見ながら)温泉も、地下と屋上の2箇所あるんですね。どっちから攻めますか?
 

吉田
お天気もいいし、まずは屋上の露天風呂で開放感を味わうっていうのはどう?
 

佐藤 小野
さんせーいっ。
 


新館16階「星天」にて…【資料写真】


吉田
わー、気持ちいいっ。風が抜けていくこの感じがすごくいいね。
 

小野
地上60メートルの高さに露天風呂があるのって、全国的にも珍しいみたいですよ。
 

吉田
山に囲まれているから女性でも気にせず入れるし、山から季節が感じ取れていいね。
 

小野
空も近い分、夜入ったら星を間近に感じられそうだし☆
 

佐藤
仕事でたくさんの温泉に入っていますけど、プライベートで入る温泉って、疲れたカラダをリセットしてくれるからいいですよね。

吉田
疲れ知らずに見える麻美ちゃんでも、やっぱりリセットしたくなる時ってあるの?
 

佐藤
どんなに多忙でも“頭のリセット”は、毎晩の半身浴でできるんですよ。その日あったことを半身浴中に反すうして、あとは汗と一緒に流しちゃう感じ。でも、カラダのリセットはさすがに、この年になると日々の半身浴だけでは解消しづらくなってきて・・だから、カラダの疲れがピークに達したら友人と温泉に行くことにしてるんです。

吉田
私もドライブがてら日帰り温泉に友達と行くの、けっこう好きっ。でも、家族と温泉っていうのも多いかなぁ。毎年一回は必ず家族で温泉行くし・・。

小野
そうなんだ・・。わたし、家族で温泉行ったのって子供の時だけかも><。
しかも、麻美ちゃんとは逆で、私にとって温泉は心を癒す場所かもしれないなぁ。ホント何にそんなに疲れてんのさって感じだけど・・笑


本館地下1階2階「湯酔郷」に移動して…
【資料写真】


佐藤
わー。ひろいですねー。さすがスパリゾートですね!
 

小野
広さはざっと体育館4つ分くらいあるんだって。その中にジャグジーとか打たせ湯とか10種類以上あるみたいよ。
 

佐藤
おー。それは燃えますね。私、温泉行ったら必ずお風呂全部制覇しないと気がすまないんですよ。朝風呂も絶対欠かさないし・・。最後の最後まで楽しんでやる〜って、温泉来るとこう気持ちが掻き立てられるんですよね。

小野
歯磨き粉のチューブをギューっと押しながら、最後まで使い切ってやる〜って思うあの感覚に似た感じ?
 

佐藤
・・・・そ、そうかも(?)
 

吉田
温泉地っていう特別なシチュエーションがそういう思いにさせるのかもね。
ねぇ、あっちに薬湯ってのもあるよ。行ってみようか。

佐藤
すごいっ。「ハーブの湯」「とうがらしの湯」「死海の湯」と3種類ありますよ。
 

吉田
ここの「死海の湯」も浮遊体験できちゃうのかな?
 

小野
看板に『浮遊体験は「死海プール」で楽しんで』って書いてあるから、ここのはそんなに塩分濃度が高くないのかもしれませんね。

《1分ほど入ったところで・・》

佐藤
あれ?なんだかものすごく汗出てきましたよ。
 

吉田
お塩の効果かな?ホントだね。
 

《更にしばらく入っていたところ・・》

佐藤
なんだかものすごくお腹空いてきました!
 

吉田 小野
え?! そんな急に??
 

佐藤
なんでしょう。お塩の効果で新陳代謝が高まっているんでしょうか?とにかくお腹がものすごく空いてきました・・・・。

このあと、もっと塩分濃度の高い「死海プール」に入るんだけど、麻美ちゃん餓死しちゃわないだろうか・・笑



死海プール【資料写真】


第4ラウンド〜ぷかぷか浮かぶよ、どこまでも〜

佐藤
うわー、これはかつて味わったことのない感覚ですっ。普通のプールでも浮くことってできるけど、手をあげても沈まないっていうのが、不思議な感覚ぅ。

小野
無重力みたいな感覚?・・って、無重力がどんなものか全然知らないけど。
 

吉田
ふっかふかのお布団にポーンとカラダをあずけた感じにも似てるよね。水に適度な弾力を感じるよ。
わたし泳げないから、実はちょっと怖かったんだけど、足を床から離した瞬間に浮いたから、これなら何の心構えがなくてもいけちゃうね。

佐藤
このまま眠っちゃいそう。
 

小野
お腹空いたり、眠たくなったり・・子供かっ・・笑。海水の10倍の塩分濃度だから、深く眠ったら麻美ちゃん塩味になっちゃうからねー。

温泉&死海プールで身も心もほぐれた後は、女っぷりを上げるため“エステ体験”へ。
第5ラウンドは、私達が体験したコースを写真と合わせてご紹介!それぞれの感想と共にお楽しみください。



第5ラウンド〜至福の時〜

おの編

(1)敏感肌な人の為のパック
まるで大怪我をした人みたいですが、うとうとしているだけですからご心配なく!数分ごとに、あったかなタオルを顔にのせてくれるのがたまらなく気持ちよかった〜ぁ。



(2)下半身のむくみをとるエアマッサージ
この頃にはもう深い眠りの中でしたが、エアマッサージの心地よい刺激を夢の中でしっかり感じていました。つま先から腰にかけて空気圧をかけることで、血液やリンパの流れを促進し、むくみや疲れを取ってくれます。私は地味に腰痛持ちなのですが、このエアマッサージ、腰への刺激もしてくれるので、腰がだいぶ楽になりました。



みどり編

ちょうど小鼻のまわりが気になってたんです!
この時は、丁寧な施術に安心しきっているところ。キレイになった毛穴には、冷気を当てて肌を整えてもらえるので、されるがまま・・・。アロマのかおりの中ウトウトするのは大変に気持ちが良かったです。



寝袋のようなエアマッサージは、足先から腰までをしっかり揉みほぐしてくれます。
最初は、「ひゃ〜」と声をあげてしまいましたが、慣れてくると「もっと強めにしていただけます?」なんて言っちゃう気持ち良さでした。起き上がると、足が軽いこと!
もう一回、お風呂行きますか?なんて、元気になりました。



まみ編

「ちょっと冷たいですよ」というエステティシャンの声とともに、ひんやりとした海草パックが顔に乗り、目の前が真っ暗になった時点で、撃沈。。。眠りの世界へどっぷりつかってしまいました。そのくらいリラックスしていたんですねぇ。
ミネラルたっぷりのパックは保湿や美白効果もあるということで、目覚めると、肌のトーンも明るくなり、潤いぷるるんでした♪



コースの最後が、アロマオイルを使った膝下マッサージ!コレ、オススメです!
「イタ気持ちいい」つぼをおさえたハンドマジックで、知らず知らずのうちにむくんだ足をすっきりさせてくれました。
終了後は全身スッキリで、毒素が出て行ったように体が軽〜くなっていましたよ♪



第6ラウンド〜エステに求めるもの〜

小野
どうでした、エステ体験?
 

佐藤
みどりさんの声が何度も聞こえてきて面白かったです。
 

吉田
それがさー、雄叫びをあげたくなるような体験だったの、エアマッサージってのが!
最初は締め付けも緩めだったんだけど、レベルをあげていったら、それがもうギューっとダーっの繰り返しでさ。(注・おそらくギューが締め付け、ダーが瞬時の開放・・・かと)で、その気持ちよさに思わず声が出ちゃったのね。

佐藤
なるほど、そういうのを体験していたんですね。
 

吉田
でもホント気持ちよかったよね〜。
 

小野
はい、もう寝ちゃいましたぁ。
 

佐藤
わたしも寝ちゃいました。あっという間におちましたね。
 

吉田
こんだけ全身くまなくやってもらえるのって、温泉地ではきっと珍しいことだよね。
温泉に入った直後のエステって、カラダのぬくもりを逃がさない効果もありそうだし。

小野
しかも、どういうところを重点的にして欲しいか、リクエストを聞いてくれる辺りが嬉しいですよね。
 

佐藤
ほとんどのところが、決まったプランを流れに沿ってやっていく感じですからね。
 

小野
あたしはズボラそうに見えて(ズボラなんだけど・・)神経質な部分も多分にあって、“人と人との距離感”っていうものがすごく気になる性格なんですよ。だから、エステティシャンに求めるのは、腕のよさ以上に相性なんですよね。今回担当してくれたエステティシャンの堀田さんとは、そういう意味でもいい出会いができたなって思います。
実は取材の主旨を伝える為、5日くらい前に堀田さんに電話したんですよ。その時堀田さんが何度も仰ったのは、「皆さんも仕事でいらっしゃるので100%は無理だろうけど、少しでもこのエステの時間をリラックスの時間にして欲しい」ってことだったんです。こういう心遣いってホントありがたいなって思いました。

佐藤
そうですよね。たとえば、疲れてしゃべりたくない時にしゃべらなくていい雰囲気をさりげなく作ってくれる人っていますよね。そういう風に、こちらの体調や状況を察知して、くつろげる空間を作ってくれる人ってステキですよね。

小野
やっぱ何事も「人」なんだね。
 

吉田
堀田さんたちの姿に、“仕事”の真髄を見た気がする・・。
 

小野 佐藤
そうですね。
 

さてさて、“女磨き”体験を通して、また一つ働く女のあるべき姿を垣間見た『三十路隊』。
でも深く考えさせられると、何故だかとってもお腹が空くのです。
いえいえ、麻美ちゃんなんかは考える前から相当にお腹が空いてましたから・・笑。
そんなわけで、乾杯!


のむぞ〜っ♪


第7ラウンド〜「食」から女を磨く〜

小野
えー。今日は、お肉2名・お魚1名で予約を取っております。お二人はどっちがいいですか?
 

吉田 佐藤
ま、まよう・・。
 

小野
じゃあ、じゃんけんで決めますかっ。
 

吉田 小野 佐藤
最初はぐーぅ、じゃんけん、ぽーーーん。
 
小野
では、みどりさんと麻美ちゃんがお肉、あたくしがお魚ってことでいいですね!
 


牛肉の赤ワイン煮 温野菜添え
【資料写真】

タイのムニエル ほうれん草ソース 温野菜添え
【資料写真】

こちらが夕食のラインナップ
【資料写真】


吉田
さすが、レディースプランの夕食だけあって、女心をくすぐる内容だよね。味もさることながら、彩りとか盛り付けとか、見た目も工夫が凝らされているもの。
ほら、さっきもお刺身の横にサクラの形をした大根が添えられていたけど、それもほんのりピンク色だったじゃない。あーいうちょっとした心遣いが女性は何より嬉しいよね。


春薫るおもてなし♪

佐藤
やっぱり目でも楽しみたいですもんね。
 

小野
前菜から順を追って、出来たてのお料理を出してくれるっていうのも嬉しいよね。
あたしがイメージしていたのは、お膳の上にドーンと最初っからすべてのお皿が載っている感じだったんだけど、そうじゃないんだね。

吉田
食事の時の雰囲気作りって、すごく重要だと思うんだけど、そういうところに重きを置く女心っていうのもしっかりとらえているよね。

小野
って考えると、食もまた“女磨き”には欠かせない気がするんですが、どう思います?
 

佐藤
まさにそうだと思いますね。自分自身を磨くのに「食」って大切な存在だって、野菜のソムリエ(ベジタブル&フルーツマイスター)の資格を取って、ますます強く思うようになりました。今日のお料理も、ホテルの宿泊プランに組み込まれた夕食としては珍しく、野菜サラダが付いていましたけど、こういう風に栄養のバランスを考えたメニューを食べれば、カラダって素直に喜ぶんですよ。カラダはちゃんとわかるんですよね。だから、カラダが喜ぶことをしてあげると、内側からの女磨きにつながると思います。

吉田
私も「食」と“女磨き”って、切っても切れない仲のような気がする。いいものを体に取り入れるって意味においても勿論そうだけど、私の場合は更に、「ご飯を作る」って行為も“自分磨き”につながっている気がするんだ。

小野
みどりさん、けっこう作ってるんですね!
 

吉田
うん、苦手なんだけど、2年くらい前から「1日一品はどんなに忙しくても作ろう」って決めて実践してる。冷蔵庫の中の食材を無駄にすることなくちゃんと自分で作ることで、なんていうか丁寧に生きているって気持ちになるんだよね。

小野
丁寧に生きるって、ステキな言葉ですね。
 

吉田
しかも、このメインディッシュ(牛肉の赤ワイン煮)みたいに、お酒の味を引き立ててくれるお料理を口にすると、家でも再現してみたくなるんだよね。どんな味付けしているのかな〜って。

小野
この味を家で再現できたら確かに幸せだなぁ。
麻美ちゃんもお料理好きだもんね。

佐藤
はい。でも、酔うと更にお料理作りたい願望が増幅するんですよね。
 

小野
酔った状態で包丁握るってこと??
 

佐藤
そうなんですよ。酔っているのでいつも以上に包丁さばきも軽快になるから、勢いあまって指切っちゃったこともこれまでにありました。その時は酔っているせいで痛みも全然感じなくて、「切れちゃったー」ってひたすら陽気な人になってましたけど・・笑。でも、とにかく酔うといっぱい作りたくなるんですよ。

小野
ってことは、今かなりお料理作りたい気分になっているんじゃない?
おいしいお料理が手伝って、ビールもくいくい進んでいるからね。

《ここでデザート登場》


別腹も大満足!


吉田 小野 佐藤
おいしそう!!!
 

吉田
食後にデザートが出てくるっていうのも、レディースプランならではだね。
 

佐藤
しかも豪華ですね!普通こういうコースで出てくるデザートって、果物だけっていうのがほとんどですよね。
 

小野
メイン食べてけっこうお腹いっぱいになっていたけど、このデザート見たらお腹に隙間ができたわっ。
たしかに、「食」は女を磨くね。この幸せ〜って気持ちが心に潤いをもたらす気がするし、心が潤うと表情とかも明るくなるだろうからね。
しかも、こうやって皆でわいわい食べることでも女は磨かれていくような気がする。

大満足の夕食の後も私たちは飲み続けました・・・・。


飲まなきゃ話せないこともある…


第8ラウンド〜CHANGE〜

佐藤
この奥座敷も1年半になるじゃないですか。
私たちはそれぞれ、この一年半で変わったでしょうかね。

吉田
一年半前の奥座敷を見ると、見た目は変わったよね。私たち。
 

小野
あたし自分の顔見て、この一年半でずいぶん年取った・・って思いましたもん。泣。
 

吉田
同じ仕事をしていても、その仕事との向き合い方が変わったってことはない?
 

小野
あー、わたしはこの12年間、自分はこの仕事に向いてないと思い続けてきたんですね。その思いは今も変わらないけど・・でも、最近は「苦手だからこそ、克服するようにと、神様がこの場を与えてくれているんだ」と何故か不思議と思うようになりました。かなり身勝手な思いですけど・・笑。これはこの一年半くらいの間で変化した思いですね。

吉田
なるほどね。仕事以外ではどう?
奥座敷の一回目でそれぞれ結婚観みたいなものを話したでしょう。結婚観の変化は?
 

佐藤
わたしは少しありました。
この前同期3人(女性)で会った時、わたし以外は2人とも子供がいるんですけど、その時自分がなんだか“ぽつーん”って気分になったんですよ。

吉田
それは寂しい気持ちってこと?
 

佐藤
うーん、寂しいって気持ちともちょっと違うんですが、なんだろう・・進んでばかりじゃダメかもって思ったんです。自分が守るものがいるってこういうことなんだって、二人の姿を見て感じた時に、仕事ばかりじゃダメかもって思ったんですね。
そうはいっても、次の日から普通に仕事はあるわけで、やっぱり今も仕事に100%で向き合っていることに変わりないんですが・・・・なんでしょうね。
一つのタンクがあるとしたら、そのタンクがいっぱいになった時が結婚の時期かなと思うようになって。これまでも友達の子供と会う機会はあったのに、今回みたいに思わなかったことを考えると、ひょっとしたらタンク満タンの時期はそう遠くないのかも、と思っています。

吉田
でも、結婚をして子供が生まれても、もちろん仕事は続けるんだよね?
 

佐藤
はい。その辺の思いは一年半前と少しも変わらないです。
変わったのは、結婚を以前より具体的に考えるようになったってことですね。

吉田
小野ちゃんは?
 

小野
おー、よくぞ聞いてくれました!この流れに最適な、オチ的発言をしちゃいますよっ。
あたしもかなり変化しています。も〜独りで生きていこーかと!!

吉田
えー(><)またずいぶん極端な・・小野ちゃんらしいけど。
 

吉田 小野 佐藤
大爆笑
 

布団に入ってからだって、レディーストークはまだまだ続くのであります。
話は、食事中に部屋に届けられたエステティシャンの堀田さんからの手紙に及びます。


布団に入らなきゃ話せないこともある・・?


第9ラウンド〜「美」に本当に必要なものとは?〜

小野
堀田さんからのお手紙に、『30代って言わないとわからないですよ』って書いてありますよ〜(^0^)
 

吉田
お世辞でも嬉しいね。
というか、こういうお手紙をくれることが何より嬉しいねっ。

小野
更に最後の言葉にじーんときちゃいます。
『どうぞいい時間をお過ごしください』って。
エステが終わっても尚、私たちがリラックスすることを気遣ってくれる。これってできそうでできないことですよね。

佐藤
結局なんの仕事をしていようとも、どんな生き方をしているかっていうのが、その人の魅力につながるんでしょうね。
堀田さんの最後の一言も、エステティシャンとして出てきた言葉というより、堀田さんのこれまでの生き方が生んだ言葉って気がします。

吉田
生き方が、知らず知らずのうちに仕事にも反映されていくってことかぁ・・。
 

小野
ホテルのあちこちに刻まれた丸いロゴがあるじゃないですか。これってなんか意味あんのかな?と思って、さっきホテルの人に聞いたら、「心」を表しているんだって。
今みんなで話してて、そのロゴのこと思い出した。
いかに「心」を持って生きるか・・。 「心」を持つことこそが仕事においてもひいては人生においても大切で、持つ努力をし続ける人こそ、磨きのかかった人間になれるのかもしれないですね。


脱衣場の棚にも「心」のマーク

これが「心」「ハート」を表したロゴ



深い話から浅―い話まで、アナウンサー同士で繰り広げられてきた「三十路の奥座敷」。
実は、今回を持ちましていったん奥座敷の襖をしめることと相成りました。
万感の思いを込めて、奥座敷の主たちが語ります。



最終ラウンド〜今、そしてこれから〜

佐藤
一年半だったのか〜って思いますね。確かにあっという間だったんですけど、でもこの企画を始めたのはもっと昔だったような気もするし・・。

小野
でもこの一年半で、いろんな勉強になったね。これまではしゃべりの分野で、いかに伝わるものにするかってことに力を注いできたけど、いかに文章で伝えるかってことを試行錯誤ながら考えるようになったのは、この企画があったからだもんね。

吉田
その人のしゃべっている勢いとかスピード感を何とか文字で表現したいって思って頑張ってきたけど、それがどこまで出来たかなぁって思うと、本当に難しかったね。

小野 佐藤
たしかに!!
 

吉田
ただ、難しかったけど、この企画のおかげでアナウンサー同士の距離が縮まった気がして、親近感をより抱けるようになったって思っているの。

佐藤
コミュニケーションの幅も広がった気がしますしね。
 

小野
仕事上の付き合いだけでは、なかなか出づらかった素の部分も、この奥座敷によって見ることできたし!
 

吉田
うち(HTBアナウンス部)っていろんな人がいるんだなって改めて判ったよね・・笑
 

小野
うんうん。これまでも社内の人によく「おまえらは変わり者の集まりだ」って言われてきたじゃないですか。その度に私はちょっと切なくなってたんですが、いやいやどうして。やっぱ変わり者の集まりだって痛感しましたよ、この奥座敷の取材を通して。

吉田 小野 佐藤
大爆笑。
 
小野
でも、それって誇らしいことだって気持ちにもなりました!変わり者でバンザイって。
 

吉田
変わってるってことをこれまでは否定的にとらえていたけど、こだわりあるってことなんだよね。個性なんだよね。アナウンサーたるもの個性がないとダメだからね。

佐藤
あと、奥座敷で時々こうやって3人で話せたことも大きな収穫でしたね。
なんていうか、モヤモヤしていた心の中の思いが、3人で話すことでまとまっていった気がするんです。それって、次へ進む起爆剤になりましたよね。

吉田
30代のこの3人だったから、細かく話さなくても分かり合えたんだろうしね。一言言ってふっと二人の顔を見たら、「わかる」って顔してくれてたの、毎回嬉しかったもん。

佐藤
20代の時にこの企画をやっていたら、今とは全然違うものになっていたでしょうね。
 

小野
ってことは、40代になってからこの企画をやったら、どうなるんだろう?
 

吉田
何も言わなくても通じ合えるようになってる?? 以心伝心みたいな・・笑
 

小野
それはもう、やらなきゃダメですね(^^)
 

吉田
40代と言わずにさ。一年に一回やらない?誰からのアンコールもなくても!
 

小野 佐藤
それいいっ!!
 
吉田
この三者三様な私たちがこれからどうなってくのかも、すごく楽しみだしね。
この一年半でそれぞれいろいろ変わったんだから、これからも変わってくよ、きっと・・。

“変わること”“進化すること”の大切さを認識しあった今回の旅。
そう考えると、テーマ“女磨き”に、“KO勝ち”はないのかもしれない・・。
だって、“女磨き”は一日にしてならず。
すべては日々の積み重ね。最後の最後に自分自身で“判定勝ち”が下せるよう、私たちの “女磨き”“自分磨き”の戦いはこれからも続くのであります。
そう心に刻んで、それぞれの日常業務へと戻ったのでした。




今週から イチオシ!のスタジオ出演 も始まった麻美ちゃん

セットも一新されたニューススタジオで
本番直前のみどりさんをパシャッ

この原稿をまとめるのに必死な小野…


長きに渡ってお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
またいつの日か、奥座敷の襖が開かれることを願いつつ・・・・



今回私たちがお世話になったのは、「定山渓ビューホテル」の“レディースプラン”。
平日18000円(土・日・祝前日宿泊は+3150円)
女同士熱く語って明日からの鋭気を養うには最適プランです!!


|| HTBアナウンサーズ ||
吉田みどり 小野優子 佐藤麻美