私たちの周りには、一次医療機関といわれるクリニックや診療所、入院や手術などに対応した二次医療機関（総合病院）、高度な先進医療を提供する三次医療機関（大学病院など）など様々な医療機関があり、それぞれの機能・役割をもっています。
高齢化の進展や、生活習慣病の増加により医療費は増加し、日本の保健医療制度は破たんの危機にあります。制度を維持するためには、より効率的で効果的な医療の実現が求められ、「かかりつけ医」の果たす役割が注目されています。
「かかりつけ医」は、医療の入口として病気を診断し専門医療が必要か否かを判断し、必要と判断した場合には二次医療機関などを紹介します。
高齢者が急激に増え続けるなか、総合的な診療、認知症対策、予防医療、地域連携など、患者の最も身近にいる存在として、薬を処方するだけではなく、病気に罹らない生活を習慣づけてもらう意識を高めることなど、身近で頼りになる「かかりつけ医」の果たす役割はますます重要になっています。

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