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![]() 彰は父の一雄と二人暮し。いや、かつて三ツ木家は幸せな4人家族だった。彰の姉、玲子が不幸な事故で亡くなるまでは。 父と母の佐都子は娘の死という傷を乗り越えられないまま、7年も別居という奇妙な家族関係を続けていた。 そんなある夏の日。彰の進学問題を話し合うために、久しぶりに母が美瑛に戻ってきた。年に1度こんな家族ごっこを演じる両親に強い違和感を持つ彰は両親と言い合いになって家を飛び出してしまう。 一夜が過ぎ・・・家族が幸せだった頃よく遊びに行った場所に来ていた彰は、地平線まで続く一本道の先に姉の幻を見た・・・。 彰の成長を通して描く、ファンタジックな家族再生の物語。 |
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