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4月14日(水) 遠藤雅也
不惑を目前にして、今朝の番組の中で詳細に情けないことをカミングアウトしました。私、かなり重症の高所恐怖症です。歩道橋を渡れません。遠くの横断歩道まで迂回します。シースルーのエレベーターもキライです。遊園地で何度女性とケンカしたことか、ジェットコースターや観覧車に乗る乗らないで・・・。アナウンサーになりたての頃、ヘリコプターに乗っての中継を命じられましたが、「しゃべれない!」と強硬に断ったところ、「新人のくせに生意気だ!」としばらく仕事を干されました。でも、しょうがないじゃん、絶対にしゃべれないもん・・・。この気持ち、高所恐怖症でない人にはわからないでしょうね。すべて心理的なことが理由なのですが、私の場合、なぜ高い所がダメなのか、心の動きを説明しましょう。「歩道橋を渡り始めて次に一歩を踏み出そうとしたら、ちょうどそこにポッカリ穴が開いて、私は当然道路に落ちる。そこに車が当然走ってきて私は轢かれて即死・・・」「飛行機の中でトイレに行こうと席を立った途端、床に穴が開いて私は外に放り出される・・・」こんな具合です。理屈ではそんなこと有り得ない、と判っていても、どうしても最悪のケースが頭に浮かんでしまうのです。不憫でしょう?で、高所恐怖症にについてメンタルクリニックの先生とじっくり話をさせていただき、一応の結論をみました。それは「高所恐怖症に限らず、○○恐怖症の人は感受性が強いのであり、自分の命に対する防衛意識も高いのである。だから、命の危険が少しでもあれば、そこを身体と心が拒否するのである」と。つまり、高所恐怖症でない人は、「うかつ」なのですよ。長生きするのは、私たち高所恐怖症一族なのですよ!!むははははははは。まいったか!・・・・なんか虚しいな。 |