最近少しだけ読書をしています。もともと本を読む習慣はあまりないんですが、それじゃいかんと思いまして・・(^^;)
そんな読書の途中で突然目に飛び込んできたのが「森羅万象」の文字。
おっ、四字熟語じゃないか!ラッキ〜(o^o^o)
ってことで、今日のお題は「森羅万象」。
わたしはこの文字を見るといつも思い出す景色があります。

これは、樹齢数千年と言われる神秘の老木、屋久島の縄文杉。
数年前、屋久島を旅しました。
そのうちの一日をこの縄文杉に会うため費やしました。半日がかりの登山の末、縄文杉を目の当たりにした時、なんだか無性に泣きたくなりました。
たくさんの登山客が数珠繋ぎで目指す縄文杉むかって連なっていたのに、私がこの縄文杉を目でとらえた時、なぜか辺りに人が一人もいなかったのです。たった一人でこの縄文杉を見つめることおよそ10分。それは永遠と思われるほど静寂な時間でした。
その静寂の中で見つめた縄文杉は、まるで宇宙からの情報をキャッチしようとするがごとく天空に向かってすっくと伸びていました。
その縄文杉の姿を見たとき浮かんだのが「森羅万象」の文字。
この木もあたしもちゃんと存在してる、って思ったものです。
あったりまえ・・・なのはわかってますよ〜^ロ^;
ただ、こういうあたりまえのことを改めて思い出させてくれるこの木は、やっぱりすごいと思うのです・・。

登山道をトロッコが走ることも…。
トロッコが運ぶ朽ちた木、これもまた森羅万象…