念願だったホノルルマラソンに参加してきました。
結果は5時間26分30秒、完走することができました。

これが完走証
今年はマラソン時の悪天候で計測システムに不具合が生じ完走タイムが出ていない人もいるなかで、こんな風に書くのはちょっと軽率かもしれませんが、ひとりごとと思ってどうか大目にみてください。
それにしても、こんなタグをつけるだけでタイムが計測できちゃうんですから、スゴイ世の中ですね。

このタグの後ろにチップがついているんです
文明の利器にも驚いた今回の体験。でも何に驚いたって、やっぱり自分がトレーニングもせずに完走できたことです、おいおい(^^;)
実は、小学校のある時期はマラソン選手になることが夢でした。といっても、学校のマラソン大会で1位をとったためしは一度もなく・・、(名誉のために言うといつも2位から4位をさまよっていました)ただもくもくと走り、その都度頭に浮かぶことを自問自答するのが好きな子だったんですねー(どんな小学生じゃっ)。
そんな夢も、強風時に作るシャボン玉のごとくあっけなくカタチを失い、気付けば35歳・・。でも心のどこかで、“一度でいいからフルマラソンを走ってみたい”という思いだけは抱き続けていました。
そんな私の思いなど知る由もない母ですが、奇遇にも十数年前からマラソンに懲りだし、去年ついにホノルルマラソンを完走。それが私の“一度でいいから〜”の夢を、一気に現実の世界へと引き出したのです。そして、このたび夢を実現させるため母とハワイへ飛び立ちました。

ハワイへ向けて
初マラソンに加え、今回はなんと私にとってハワイデビュー。「何度でも訪れたい島」と誰もが豪語するハワイですが、リゾート系にあまり興味のない私は「ハワイを好きになれるかしら?」と少し心配しておりました。そんな私の心配を知ってか知らずか、到着するなり罰ゲームかと思うほどのどしゃぶり雨(><)この時期のハワイは雨季のようですが、それにしてもどっしゃりと降りすぎちゃう?ってくらいのどしゃぶりだったんです。

強風に木も立っているのが必死といった感じ
そんなこんなで、曇天続きのまま迎えたホノルルマラソン当日。朝5時のスタート時もやっぱり雨に歓迎され、まだ走り始めて間もないというのに体はべしょべしょ。踏みしめるたびに「ぐしょっ、ぐしょっ」と、靴の中がまるで楽器のように音をたてておりました。そんな中、トレーニングらしいトレーニングはしていなかったので歩いてフルを体感しようと思っていたのに、周囲の走る姿に感化され気付けば42.195`を丸ごと走っていました。ゆっくりペースですが。
途中から足が思うように動かなくなり、持病の心臓も悲鳴をあげ始めた頃から、必死に足や心臓に話しかけていました。「こんなに頑張ってくれてありがとぉ、でももう少しだから一緒にゴールきろうぜっ」って。体が疲労でバラバラになりそうになったとき初めて気付きました。あたしの体はどのパーツもあたしのものじゃなく、みんなでタッグを組んで一緒に一生懸命生きてんだなぁ・・って。朦朧とした感覚のなかでそんなことばかり考えていました。
走り終えて友人にそんな報告をしたところ、ハワイはスピリチュアルな土地だからそういう思いに至るのもうなずけるって言われました。そうなんですね。フルを走るなんていう限界ギリギリなことはこれまでしたことなかったけど、こういう極限なときこそシンプルで普遍的なことが感じ取れるんでしょうね。そう考えると、あの雨には温かさがあったな〜とか、風に背中を押されて走っていたな〜って思えてきます。
ハワイ、好きになりました(^^)
あっ、走り終えた後のこの夕日にも心身ともに癒されたし、ね♪

ホテルの部屋からみた景色
ところで今年の夏はよく虹をみましたが、ハワイでもよく虹と遭遇しました。更に帰りの飛行機ではブロッケン現象まで見ることができました。というわけで、それらの写真でひとりごとをしめさせていただきます。

帰りのバスの窓からみた虹♪

ブロッケン現象、見えるかな・・
え?
長すぎるって?
ははっ、今回はフルマラソン並みのひとりごとでしたね。
完走(完読?)したあなたはスゴイ(^0^)
ゴール、おめでとうございます!

ビーチに刻んだ「無事完走」