小野優子が贈る『ゆるゆるなるままに日ぐらしパソコンにむかひてそこはかとなく打ちつくれば』の『ゆるゆる草』

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忘己利他(2008/1/7)

去年もおととしも、年始のひとりごとはスノーボードに行ったという内容でした。そんなわけで、今年もこの報告から・・


最高にハッピー♪

気持ちがいい!!
なんで雪山に来るとこんなに落ち着くのでしょう♪

さて、いつもの年は初詣に行くより先に雪山に行っていたのですが、今年は初詣の方が先でした。実は「三十路の奥座敷」の取材もかねてみどりさんと麻美ちゃんと北海道神宮に行ってきたんです。その模様は今週金曜日にアップされる「三十路〜」を是非ご覧下さい。

さてさて、そんな初詣でひくおみくじには毎年必ずと言っていいほど、その時の自分にピッタリくる言葉が書かれてあります。去年もそうでした(過去のひとりごとを遡っていくと去年のがありますから、お暇な方はクリックを^^)

今年のおみくじには“かごの中にいた鳥が放されて自由に飛び歩くように苦しみから逃れられる”って書いてありました。
確かに・・去年までちょっと苦しく感じていたことがありましたぁ。でも気持ちを切り替えようと、いつになく気合充分で新しい年に一歩を踏み出したんです。その気合へのご褒美だったのでしょうか、この言葉は・・(^^)

でも、その後にこんなことも書いてありました。
“世のため人のために尽くしなさい”

おー、これは“忘己利他(もうこりた)”の精神を持ちなさいと言うこと。見返りを求めず、相手のために何かをする・・私にできるかなぁ。
もう懲りた・・
と早々にさじを投げてしまわぬよう、まずは努力してみまするぅ。

新年から駄洒落にお付き合いいただきありがとうございます。
モウコリタと言わず、今年一年どうぞよろしくお願いいたします。
(*^_^*)

六根清浄(2007/12/28)

「どっこいしょ」とか「よいしょ」が口癖です。
たとえばタクシーに乗るとき・・。
重いおしりをシートに落とす瞬間、必ず「どっこいしょ」と言ってしまいます。そして他に同乗者がいる時は、これまた必ず「よいしょ、よいしょ」と言いながら右側にスライドします。
年を取ったから?!
いえいえ、高校生の頃からこの口癖を友人たちに指摘されていました(^^;)

最近、どういうわけだかよく眠ります。
まるで、不眠症ぎみだった頃の足りない睡眠を補うかのよう。
寝ても寝ても眠いんです。
体がなんとなくけだるいせいで狭い部屋を移動するだけでも「どっこいしょ」とか「よいしょ」をいつも以上に口にしているここ数日(^^;)

でもね、「どっこいしょ」の語源は『六根清浄(ろっこんしょうじょう)』なんですって。これは、“目・耳・鼻・舌・身・意から生じる迷いを断ち切って清らかになる”という意味の言葉。つまり『六根清浄』を語源に持つ「どっこいしょ」には、不浄を清めたいという願いが込められているんですね。そうとは知らずに使っていました。おも〜い体をなんとか動かすためのカケ声・・ぐらいにしか思っていませんでした。

そういえば、「よいしょ」は「良い死を」が変化したものだと聞いたこともあります。もちろんこれも諸説あるでしょうが、言葉もただ吐き出すだけじゃ何の意味も持たないけど、そこに意味を見つけて発すれば何かが違ってくるような気がします。
そうは言っても、「良い死を」なんて縁起でもない? 
そんなことないですよね。だって、みんなそこに向かって“今”を生きているんですもん。

年の瀬だからこそ、「六根清浄」や「良い死」について考えてみる。そうすることで新しい年への希望が生まれてくるんじゃないのかなぁ。だから、「どっこいしょ」と「よいしょ」をどんどん声に出して言ってみようっ、と!

今年一年ありがとうございました。
来年もゆるゆるぶつぶつ独り言を言ってまいります。
よかったらお付き合いくださいね。
では、良いお年を(^Q^)/


牛の背中から飛び降りたネズミが2008年に向かって駆けて来る

新陳代謝(2007/12/21)

フルマラソンにチャレンジしてから、これまで以上に食欲が増しました。たしかに、走りながらバナナやエネルギーフーズ、ブドウ糖を信じられないくらい口にしました。あきらかにカロリー過多です(><)それでも完走できたからいっか〜と思っていたわけですが、日本に帰ってきてからもカロリー過多状態はいっこうにおさまりません。
体重は今のところそんなに変わっていませんが、一気にどーんときてしまったらどうしよう・・と、日々恐怖と戦っております。
ところで、家にある体重計は代謝量も計測できるので、どんくらいかな〜と思って量ってみました。

1日の基礎代謝量1112キロカロリーとあります。
わるくない(^0^)
ん? その下の『18才』って・・・・あたしの体内18才並みってこと??

来年その倍の36才になるんだけど、ここは素直に喜ぶべきでしょうか??
ビ、ビミョー(o^∀^o)

無事完走(2007/12/13)

念願だったホノルルマラソンに参加してきました。
結果は5時間26分30秒、完走することができました。


これが完走証

今年はマラソン時の悪天候で計測システムに不具合が生じ完走タイムが出ていない人もいるなかで、こんな風に書くのはちょっと軽率かもしれませんが、ひとりごとと思ってどうか大目にみてください。
それにしても、こんなタグをつけるだけでタイムが計測できちゃうんですから、スゴイ世の中ですね。


このタグの後ろにチップがついているんです

文明の利器にも驚いた今回の体験。でも何に驚いたって、やっぱり自分がトレーニングもせずに完走できたことです、おいおい(^^;)
実は、小学校のある時期はマラソン選手になることが夢でした。といっても、学校のマラソン大会で1位をとったためしは一度もなく・・、(名誉のために言うといつも2位から4位をさまよっていました)ただもくもくと走り、その都度頭に浮かぶことを自問自答するのが好きな子だったんですねー(どんな小学生じゃっ)。
そんな夢も、強風時に作るシャボン玉のごとくあっけなくカタチを失い、気付けば35歳・・。でも心のどこかで、“一度でいいからフルマラソンを走ってみたい”という思いだけは抱き続けていました。
そんな私の思いなど知る由もない母ですが、奇遇にも十数年前からマラソンに懲りだし、去年ついにホノルルマラソンを完走。それが私の“一度でいいから〜”の夢を、一気に現実の世界へと引き出したのです。そして、このたび夢を実現させるため母とハワイへ飛び立ちました。


ハワイへ向けて

初マラソンに加え、今回はなんと私にとってハワイデビュー。「何度でも訪れたい島」と誰もが豪語するハワイですが、リゾート系にあまり興味のない私は「ハワイを好きになれるかしら?」と少し心配しておりました。そんな私の心配を知ってか知らずか、到着するなり罰ゲームかと思うほどのどしゃぶり雨(><)この時期のハワイは雨季のようですが、それにしてもどっしゃりと降りすぎちゃう?ってくらいのどしゃぶりだったんです。


強風に木も立っているのが必死といった感じ

そんなこんなで、曇天続きのまま迎えたホノルルマラソン当日。朝5時のスタート時もやっぱり雨に歓迎され、まだ走り始めて間もないというのに体はべしょべしょ。踏みしめるたびに「ぐしょっ、ぐしょっ」と、靴の中がまるで楽器のように音をたてておりました。そんな中、トレーニングらしいトレーニングはしていなかったので歩いてフルを体感しようと思っていたのに、周囲の走る姿に感化され気付けば42.195`を丸ごと走っていました。ゆっくりペースですが。
途中から足が思うように動かなくなり、持病の心臓も悲鳴をあげ始めた頃から、必死に足や心臓に話しかけていました。「こんなに頑張ってくれてありがとぉ、でももう少しだから一緒にゴールきろうぜっ」って。体が疲労でバラバラになりそうになったとき初めて気付きました。あたしの体はどのパーツもあたしのものじゃなく、みんなでタッグを組んで一緒に一生懸命生きてんだなぁ・・って。朦朧とした感覚のなかでそんなことばかり考えていました。
走り終えて友人にそんな報告をしたところ、ハワイはスピリチュアルな土地だからそういう思いに至るのもうなずけるって言われました。そうなんですね。フルを走るなんていう限界ギリギリなことはこれまでしたことなかったけど、こういう極限なときこそシンプルで普遍的なことが感じ取れるんでしょうね。そう考えると、あの雨には温かさがあったな〜とか、風に背中を押されて走っていたな〜って思えてきます。
ハワイ、好きになりました(^^)
あっ、走り終えた後のこの夕日にも心身ともに癒されたし、ね♪


ホテルの部屋からみた景色

ところで今年の夏はよく虹をみましたが、ハワイでもよく虹と遭遇しました。更に帰りの飛行機ではブロッケン現象まで見ることができました。というわけで、それらの写真でひとりごとをしめさせていただきます。


帰りのバスの窓からみた虹♪

ブロッケン現象、見えるかな・・

え?
長すぎるって?
ははっ、今回はフルマラソン並みのひとりごとでしたね。
完走(完読?)したあなたはスゴイ(^0^)
ゴール、おめでとうございます!


ビーチに刻んだ「無事完走」

森羅万象2(2007/12/6)

私は無類の象好き。
動物園に行っても時間を忘れて見入ってしまうのが、サル山以上に象さんです。たとえ緩慢な動きでも、いえ微動だにしていなくても、その姿を見ているだけで時間を忘れてしまいます。そういえば数年前に流行った動物占いでは、あたし「ゾウ」だったような気もします。(違ったかな(^^;))

ところで、前回のひとりごとのタイトルは「森羅万象」でした。
その四字熟語を改めてじっくり見ると、「象」の文字が入っています。
そう、「象」という文字には“宇宙に存在する有形物”という意もあるんですね。と考えると、象さんっていうのは万物のシンボリックな存在ということになるでしょうか。国によっては神聖な存在だったりもするし・・。
そんな象さん、我が家にもたくさんいます。


我が家の象さんたち

好きなものってやっぱり集まってくるんですね。面白いことに一年に一つずつ増えています。最初は象さん型のランプシェード、次は友人がタイで買ってきてくれた置き物、そして今年は村上アナから誕生日にいただいたブランケット。象のシルエットって、安心感を与えてくれますよね(^^)

そんな象さん、自分の死を悟ると群れから離れて孤独のもとに死んでゆくという習性があるそうです。
ん〜。何ゆえでしょうか。
人間が考えるほど感傷的な理由ではないかもしれない。野生としての厳しい現実ゆえの行動かもしれない。でも、あの優しげで寂しげな目をみると、ついつい人間の感覚の枠にはめたくなっちゃう・・。やはり神秘の動物です。

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小野優子