水曜どうでしょう祭 UNITE 2013 水曜どうでしょう祭 UNITE 2013

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2013-07-04
出張先より藤村でございます

藤村 忠寿

7月2日火曜日の夜、出張先でこれを書いております。
祭りの準備でなかなか更新できずにおります、藤村でございます。

札幌を離れ、出張に出て一週間目を迎えております。

先週は東京で若手映画監督の上映会のアフタートークに出たあと、嬉野先生と合流して九州へと向かいました。まずは佐賀の有田に行き、祭りに出すオリジナルどんぶりがすでに製作に入っているので、その行程をつぶさに、すべて写真におさめてまいりました。さらに、私と嬉野先生と店長で、どんぶりの絵付けもやってまいりました。その絵付けしたどんぶりは、祭り会場で売られるものの中にまぎれこませる予定であります。「なんじゃこれ?」っていうどんぶりに当たったら、それが我々が絵付けしたどんぶりです。どんぶりは4000セットを会場で売りますが、我々が絵付けしたものはおよそ10個。当りなのかハズレなのかわかりませんが、我々のどんぶりに関しては、クレーム一切受け付けません!

有田のあとは、福岡のみやまにある花火屋さんに行きました。ここは、日本でもうここだけという純日本製の手作り線香花火を作っているところです。ここでは、祭り用のオリジナル線香花火を作ってもらっています。赤や黄色の普通の線香花火とは違う、どうでしょうオリジナルの赤と黒で染められた見たこともないシブい線香花火です。その製作行程もつぶさに嬉野先生が写真におさめ、もちろん我々も線香花火を実際に作ってみました。火薬の配合はもちろん我々はできませんけど、火薬を紙にのせて、それをこよりのように手で包む作業をやってみました。ところがこれ、相当に難しい。いきなり「え?こんなのできないって!」っていう熟練の手仕事なんです。でもなんとか見よう見まねで作って、実際に火をつけてやってみたら、火薬は同じなのに出てくる火が全然違う。包み方が悪いと一気に線香花火が燃えちゃって、あのジージー言う火の玉みたいなのができないんです。これはねぇ、ぜひみなさんにも体験してほしい。「なんて自分は不器用なんだ!」「職人はやっぱりすごい!」ってことがよくわかります。で、祭り会場には、この福岡の花火屋さんご夫婦が来てくれて、我々がやったような線香花火作りの体験教室を開いてくれます。ご夫婦しかいないので、ごく少ない人に体験してもらうことしかできませんが、自分の作った線香花火をやってみるのは、とても面白い体験になると思います。

福岡の次は、大分の臼杵に向かいました。臼杵は、竹のどうでしょうストラップを作ってくれた毛利さんを中心に「臼杵チーム」を組んで祭りに出店してくれます。毛利さんは、竹筒をそのまま使った貯金箱、我々が今どハマりしている竹のお箸やスプーン、竹で編んだバッジなどを作ってくれています。竹筒の貯金箱ってのは、一度お金を入れたら竹を割らない限り取り出せないという乱暴な商品で、これは、いずれまた何年後かに開かれる祭りに向けて、これにコツコツ小銭を貯めていけ!っていう意味合いがあります。
臼杵チームは他に、私が朝日新聞(関東版)の「おとこの別腹」というコーナーで紹介した「くにみ」という洋菓子屋さんが出店してくれます。で、まさにその新聞で取り上げた「二王座の石畳」という、熱きパティシエ若林さんがこだわって作ったお菓子が特別に札幌まで空輸して出品されます。このお菓子、大分以外で売られるのは初めてのことなので、ぜひみなさんこの機会に一度食べてみてください。
そして臼杵チームのもうひとつは、臼杵に行ったら必ずふぐ料理をいただく「みつご」という割烹の名店が出店してくれます。ここの店主の遠藤くんは、若くして店を継いだ、とても研究熱心な男で、今回は特別にその遠藤くんが自ら会場に出向いて、臼杵のとらふぐのあらをふんだんに使った「ふぐ汁」なるものを出してくれる予定です。汁に使う味噌も臼杵で作られたものだそうで、これはねぇ、味見したけど「おぉっ!こんな味がするんだ!」って、うなりまくる味ですよ。ここらへんもね、その調理行程を嬉野さんがすべて写真でおさえておりますので、やがて祭りページにアップされることでしょう。

で、我々は今、京都にいます。今回の祭りでは、4人揃ってビシッと着物なんぞを着てみようかと思いまして、風呂敷でお世話になった岡重さんで着物の生地を選んでおりました。4人それぞれ違う色の着物に違う色の羽織。色の組み合わせを選ぶのはとても楽しい作業でありました。ぜひね、祭りにいらっしゃる女性陣も着物なんぞ着ていらっしゃったらたいへんよろしいんじゃないですか。ただまぁ動きにくいと思いますけどもね。そこらへんはでも大人のお洒落でね。

で、明日は京都の劇団「ヨーロッパ企画」さんと、オリジナルムービー「ヨーロッパ企画です。」の第二弾制作に向けて、ネタ合わせをしてまいります。次々とね、いろんなことをやっておりますけれども、今は働くことが大事ですから。

出張から帰れば、新作の編集もいよいよスタートしますし、祭りの準備もまだまだやることがあるしと、忙しい毎日が続いてこちらの更新が若干滞りますけれども、気合い十分!藤村嬉野やっております。

今月下旬には祭りのチケットの追加発売もございます。

8年ぶりの軍団集結を楽しみに、毎日をがんばってまいりましょう!

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