番組大福帳

７月１１日（月）　中添眞（報道デスク）

　知床の世界遺産登録がゴール目前です。南アフリカのダーバンで開かれている世界遺産会議は、１３日に新たな世界遺産を決定します。日本時間では１３日の深夜で、大幅に遅くなった場合は、ＨＴＢでは、遠藤商店が最初のニュースをお伝えすることになりそうです。
　世界遺産は文化遺産、自然遺産、それに複合遺産の３つがあり、世界中に６１１箇所あります。これら６１１箇所のうち１５４箇所は、知床同様、優れた価値を持つ景観や生物などを中心とした世界自然遺産です。自然遺産はエリアも広く、生態系を含んでいるだけに管理は文化遺産以上に難しいものがあります。しかし世界遺産とて、災害や紛争などの影響で価値を失いかねない遺産もあります。これらは危機リストに載ります。危機リストに載っている世界遺産は３５箇所、会議が開かれているダーバンのあるアフリカ大陸には１００箇所の世界遺産がありますが、このうち１３箇所の自然遺産が危機リストに載っています。内戦など、アフリカ特有の理由もありますが、都市化の波が押し寄せたことによる自然へのダメージなど、見逃せないものもあります。世界遺産は人類全ての宝物です。遺産を手にすることは、観光の大きな目玉が手に入ったのではなく、地元として大きな責任を負ったことを肝に銘じなければなりません。

７月８日（金）　安藤こず恵

　紫外線が気になる季節です。いや、「気になる」ではなく、「紫外線対策をしなければならない季節」です。私は、一ヶ月ほど前から、鞄の中に日焼け止めクリームを常備しています。外へ出る時は必ず塗って…と言いたいところですが、そこは無精者の私。通勤や買い物で少し外を歩く程度の時には、全く塗っていません！そういえば、外でバーベキューをした時も塗らなかったな…。だって、面倒なんです。そうしているうちに、最近、腕が少しずつ日焼けしてきました。このままいくと、夏が終わる頃には、松崎しげるさんのようなブロンズ肌になってしまいそうです。
　紫外線の弱い北海道で暮らしていながら、早いペースで日焼けしている私。もしも沖縄あたりで暮らしていたら、すでに「ガン黒」になっているだろうな。そう思っていたら、意外とそうでもないかもしれません。国立環境研究所の調査によりますと、札幌の小学生は那覇の小学生よりも多くの紫外線を浴びているというのです。沖縄県は、日焼けの原因「紫外線B」の年間照射量が北海道の約二倍もあるのにですよ！なぜかというと、札幌の子供たちは那覇の子供よりも外で過ごす時間が長いからだそうです。北海道の短い夏、外でおもいっきり満喫したいですからね。一方、紫外線の強い地域で暮らしている人たちは、太陽が高く上っている時間にはあまり外へ出ないようにするなど、しっかりと自衛しているのでしょう。夏を外で楽しみたい私たちは、ちゃんと紫外線対策しなければなりませんね。

７月７日（木）　遠藤雅也

　日本語はつくづく難しい、最近特に思います。アナウンサーになって１８年目、年を重ねるごとに難しく感じるようになりました。平仮名、カタカナ、漢字があって、発音やアクセントも移り行く・・・やっかいな言語です。だからこそ、面白いとも言えるのですが。いつの間にやら、会社で最年長アナウンサーになってしまいました。後輩から、表現方法などを尋ねられることも少しはあります。「そんなもん、○○って言うに決まってるべや！・・・ん？いや、そうとも言い切れんべ。うーむ・・・どっちか迷うな、どっちもアリか？いや、やっぱり○○の方が適切だべ」私の答えは、だいたいこんなもんです。迷うことばかりです。ちなみに普段は「～だべオヤジ」です。千葉・東京育ちですが、非常に厳しく麻雀を教えてくれた大先輩の影響です。ちなみについでにもうひとつ、幼少のころから影響を受けやすい性質のようで、私の書く字は、その時の担任の先生の字に酷似しました。口癖も似ました。主体性が足りない男なのかなあ・・・。
　話が横に逸れすぎました。気になること。「濁音が減っているなあ」ということです。濁音の響きが美しくないという理由からのようです。例えば、「既存」を「きそん」、「寄贈」を「きそう」と読むアナウンサーもかなり多くなりました。「製油所」を「せいゆしょ」と読むケースも多々あります。私の場合は、頑なに「きぞん」「きぞう」「せいゆじょ（固有名詞を除いて）」と読みます。どちらも間違いではありません。言葉の変化に対応するのも大事ですが、「世間を見ても、まだアナウンサーが濁点をとる時代じゃねえべ。アナウンサーが変化のお先棒を担いでどうするよ。オレは濁音を汚いとは思わない！」という意識です。どうせ「古クサい」とか「時代遅れ」なんて、陰で言われているんだろうなあ。いいもん、昔はさんざん先輩たちを「古クサい」とか「時代遅れ」って思っていたんだから。今度は私の番であるというだけ。

７月６日（水）　安藤こず恵

　昨日、今日と、ひんやりした雨が降り続く北海道。今朝は、秋まで出番はないと思っていた「Gジャン」を引っ張り出して着てきました。つい先日は、一日中ノースリーブのシャツで過ごしていたのに…。どんよりした空の色にこの肌寒さでは、「暑い夏はちゃんとやって来るのだろうか？」と、少々不安な気持ちになってしまいます。お天道様に聞いたら、「暑かったら暑いで文句を言うくせに！」と怒られてしまいそうですが…。
　さて、外は寒くても、夏のバーゲンは今が真っ盛り！札幌市中心部では、ほぼ全店一斉に先週金曜日から始まりました。皆さんはもう足を運びましたか？「バーゲン」。なんていい響きなのでしょう。この時を待ち望んで買い物を控えていた私。先週末は、金曜日は札幌駅周辺、土曜日は札幌ファクトリー、日曜日は大通りと、バーゲン三昧の日々でした。お客にとっては嬉しいバーゲンですが、ふと店員さんに目を向けると、本当に大変そうです。普段は綺麗な服を着て優しく接客してくれる店員さんも、この日はメガホンを手に店の前へ。「店内の商品全て50％OFF！お得で～す！！」と声をからして叫んでいます。「さあさあ、掘り出し物がいっぱいですよ～」と、汗を流しながら魚屋さん風にお客を呼び込む店員さんも。その声と汗に釣られて、ついつい衝動買いしてしまった私…。店員さんたちの努力はしっかりと報われています。あと一週間、頑張って下さい！！

７月５日（火）　遠藤雅也

　なんだか相撲が熱いですなあ、別の意味で。土俵外のことに関心が薄いので、なにがどうなってるのかよくわかりませんが、相続放棄までは知っています。なんだ、興味あるじゃん！それはさておき、実は相撲大好き少年でした。学校の休み時間には、廊下で校庭で、相撲取りまくりでした。相手はいつもクラスメートの小林君。対戦成績を付けては、「これでオレの２１４勝１８９敗だかんな！」なんて、張り合っていました。高見山、旭国、魁傑、青葉山、荒勢・・・このあたりがヒイキだったかな。ヒイキったって、小学生のお小遣いでタニマチになれる訳もなく、ただ、テレビの前で応援するだけ。当たり前だっちゅーの。萌えましたね。いや、字を間違えました。燃えましたね。おかげで、自慢じゃありませんが、体格の割に強くなりました。小柄な私が大きな人間に勝つには、コレしかないという戦法をマスターしたからです。「速攻からモロ差しての、ガブリ寄りまたは下手投げ」です。なんのこっちゃわからんという人はゴメンナサイ。そういえば、話題の元横綱の得意技に近いとも言えますなあ・・・。これ、勝つにはいいんですけど、小学生って結構体操パンツ（半ズボン）はいてません？ですから、下手投げを打つと、相手が必ず「半ケツ」になるんですよねえ・・・ひどいときは、前の方もちょろっとポロッとね・・・。もちろん、逆にやられてしまうことも多いにある訳でして・・・。うーむ・・・当時の女子の悲鳴と大笑いを思い出したゾ。

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