
度外れた水曜どうでしょうファンである備前焼作家の藤田くんと、その奥さんとその娘さんです。
この作家さんが今回備前焼バッジを作ってくれました!
それでは製作の工程を見てゆきましょう。

まずこれがバッジの型です!この型を備前の土に押し付けて剥がすと半生なバッジの形が出来上がります。

このように備前の土にまず片栗粉を撫で付けて剥がすときに型が剥がれやすくしておきます。

はい!型を押し付けてます。型の水曜どうでしょうの文字は凸なのでこれを押し付けた備前の土は型を剥がすと文字の部分が凹になってます。

型と備前の土が密着した状態です。ここから小刀でバッジの縁を整えて行きます。

このように縁を整えます。

さらに型から剥がす前に裏面にピンを組み込む土台を作ります。

窯で焼き上げたらこのくぼみに金属のピンを組み込むのです。
さあ!型を剥がしましょう!

こんな感じで慎重に剥がします。片栗粉をあらかじめ塗っていたので剥がれやすい。

はい!綺麗に型から剥がせて、この通りくっきり文字が凹みました。このくぼんだ文字部分に半磁器という白い土を流し込みます。専門用語でいう象嵌(ぞうがん)という工夫です。つまり白で文字をペイントしてるわけではないので、どれだけ表面が磨耗しても文字が消えたりはしないのです。実に細かい工夫です。

これが半磁器という土です。

この半磁器を筆で窪んだ文字部分に置いて行きます。

こんな感じですね。意外に時間がかかりますね~♡

いやぁ神経使いますね~丹念に丹念を重ねてますね~♡

神経を使って文字に沿ってキッチリ半磁器を置いていかないと仕上げが美しくならないのでここでも丹念に丹念を重ねます♡

こんな感じです半磁器をキッチリ置きました。このまま自然乾燥させます。

左が置いたばかり→右が自然乾燥させた状態。乾いたら表面を丁寧に削って均してゆきます。

まずサンドペーパーで擦り擦りやって大まかに表面を平らにします。

ほら!文字がくっきり見えてきた!半磁器をキッチリと詰めましたからこれだけでも備前の土と半磁器がクッキリです!

しかしこれだけでは、まだ表面がザラザラなので、このミニミニの鉋(カンナ)で表面を真っ平らにしていきます。

ほら!よく見えませんけど、また丹念に丹念に表面を削ります!
ちょっと寄ってみましょう。

出来ました!ここまで丁寧に表面を整えていますから土を埋め込んだようには見えなくて筆で書いたように見えちゃうんですね~。

これに藁を乗せて窯で焼きますと化学変化が起きまして左の備前焼の色になるそうです!

はい!焼きあがりました!水曜どうでしょう備前焼ピンバッジの出来上がりです!
いやぁ手がこんでるぞ備前焼!職人はなんて手を抜かないのだろう!