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11月26日(金) 中添眞(報道デスク)
所要で広島へ行ってきました。人口規模は小さいものの、札幌以上の活気を感じました。街は外国からのお客さんで一杯です。最初は大きな国際会議でもあるのかと思いました。しかしほとんどが観光客で、「ヒロシマ」を見に来たのです。原爆資料館は3度目ですが、これほど多くの外国人に出くわしたのは初めてです。みな真剣に展示物を見つめ、流れる説明に耳を傾け、感想ノートに思いをしたためていました。あの「お好み村」で、ドイツからの団体さんに出会いました。カウンターに並んで腰掛けた女性の感想は「ヒロシマと同じ街は作りたくない」「大量破壊兵器への疑惑で戦争を始め、自らは再び小型核兵器の開発に進む国のリーダーは、真っ先に訪れるべき場所でしょう」
そんな外国からのお客さんにも好評なヒロシマの足は、路面電車です。私鉄でありながら市内均一150円と言う安さは、まさに強い見方です。道幅が広く、渋滞に巻き込まれることも少ない路面電車は、車両の性能も世界のトップクラスだけに、路面電車とは思えないスピードで街を軽快に駆け抜けます。ヒロシマの足は、市民の信頼も厚く、次々と新型車量も投入されているだけに、将来も「安泰」。札幌市民にとっては誠にうらやましい限りです。
お好み村のお好み焼きは、おなか一杯になるとは言え、たっぷり野菜に全部の具を入れて一枚焼いてもらうと1200円。「ちょっと良い値段だな」と思ったものの、お店のおばちゃんは「最近は野菜が高くて本当に大変」 |