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1月31日(月) 遠藤雅也
受験シーズンですね。20年近く前に経験した受験が、いまだに夢に出ることがあります。夢はだいたい同じ内容で、試験終了のベルが鳴っている場面です。答えはわかっているのに、なぜか右手がむちゃくちゃ重くてピクリとも動かない、答えを書けないまま用紙を回収されるというものです。仕事の夢より、受験の夢が多いかもしれません。まあ、私にとって受験のプレッシャーが余程大きかったのでしょう。思えば、私の受験成績はロクなものではありませんでした。浪人も経験しましたし、合格より不合格の方が倍以上多いのです。高校受験では、私の前後20人以上連続で合格しているのに、私の受験番号だけが無い、なんてこともありました。あまりに辛かったので私と同じ不合格組を捜しましたが、あいにく見つからずよけいに辛くなりました。こんな時、「あいにく」と言うのでしょううか。高校にしろ大学にしろ、第4志望までの学校は全部落ちました。それもこれも、努力もしないで高望みしていたせいかもしれませんが、極端な上り性が第一の原因でしょう。「もらった!」というような問題で、トンチンカンな間違いを繰り返すのですね・・・。チャンスにことごとく凡退する逆・長嶋茂雄が、私なのです。小心者なんでしょうねえ。イヤな性質だ。不合格のたびに、自分の全人格が否定されたようで、絶望と厭世に支配されました。
が、今となっては、ま、それもいい経験かな・・・・と。確かに合否は大事ですけど、試験に対して自分がどのような努力をしたのか、試験で自分の力をフルに発揮できたのか、この点がもっと大事なのだと、社会に出て思いました。受験生のみなさん、どうか落ち着いて、自分の力をフルに発揮してください。心の中で、全受験生を応援しています。 |