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2月17日(金) 安藤こず恵
北海道人は、流行りものが好きだと言われています。食品やファッションの業界では、北海道で売れれば全国でも成功するというのが常識になっているため、北海道で試験販売をすることも多いそうです。「ミーハーなのでは?」と言ってしまえばそれまでですが、時代を先取りできる人間が多いということかもしれません。
流行に敏感な北海道に、時代遅れな一面がありました。女性の社会進出です。内閣府の調査によると、道内市町村の一般行政職で管理職に占める女性の割合は3.5%。全国47都道府県で39位という低さです。そもそも女性職員が少ないとか、昇進に不可欠な「異動」を女性自身が敬遠することが、この数字の主な理由だそうです。女性自身が、昇進に消極的になっているのです。
そんな中、内閣府は「20年までに、様々な分野での指導的地位のうち、女性の占める割合を30%にする」という目標を掲げているそうです。その前に「なぜ消極的な女性が多いのか」は考えなかったのでしょうか。
少子化時代、私たちは「早く産め!たくさん産め!」と急かされます。子育てに専念するため専業主婦の道を選ぼうとすると「働いて、自分で税金や年金を納めろ!」と言われます。では、保育園に子供を預けようとすると、そこで「待て!」がかかります。この矛盾に、国は気づいていないのでしょうか?さらに世のパパ達は、「私は家事や育児をしっかり手伝っています!」と大いばり。「手伝い」じゃなくて、あなたの役割でもあるのでは?一生働きながら、出産、家事、育児…。こんなにたくさんの事を求められるなんて、女って大変だなぁ…。
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