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4月24日(月) 安藤こず恵
学生時代の夢は、「朝は十一時出社で午後五時には仕事が終わって、給料をたくさん貰える会社に就職する!」。母に宣言すると血相を変えて一喝され、夢は儚く砕け散りました。なんておバカな夢を語っていたのでしょう、私は…。
社会人になって十年。夢も変わってきました。今は、ありきたりですが「田舎暮らし」が私の夢。田舎で、子育てをしたいのです。今から二十〜三十年前。私の子供時代の札幌は、今とはかなり様子が違いました。隣近所は、全て顔見知り。母親同士の結びつきが強く、手の空いた人が子供達の面倒を見てくれていました。子供の一人歩きもそれほど心配なかったようで、私は三歳から一人でお使いに行っていました。肩の高さまである草むらを探検したり、川岸でキレイな石を探したり。伸び伸びと育ててもらいました。そんな、泥んこの子供時代を、自分の子供にもプレゼント出来たらなぁと思うのです。
今朝、番組で、札幌在住の竹とんぼ名人の方をご紹介しました。昨年、竹とんぼの全国大会で準優勝!もう十三年も、竹とんぼを作り続けているのだそうです。夢は、竹とんぼを飛ばし続けること!同じ事を十三年続けて、それでもまだ夢を見られるのだということに、私は正直、驚きました。
田舎で子育てという私の夢は、叶わない確率も高く、もしも叶ったとしても「こんなはずじゃなかった…」となるかもしれません。長く見続けられる夢。いつか私も見つけたいです。
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