2020年05月08日14時38分
大塚製薬プレゼンツ 「知られていない!? 女性の手や指の痛みなどの原因」
<今回のテーマ>
今回の「医TV」は「知られていない!? 女性の手や指の痛みなどの原因」について札幌医科大学の射場浩介先生にお話を伺いました。
<手や指の病気の主な原因>
整形外科を受診される患者さんは男性女性問わず手の使いすぎや加齢に伴って起こるいわゆる腱鞘炎や手根管症候群による痛みやこわばり、
そしてしびれといった症状がある方が多いです。
特に更年期の女性にはこのような症状が増えてきます。
更年期の女性ホルモンの変化が大きな原因の一つになっているということが挙げられます。
<女性ホルモンの働き>
女性ホルモンの刺激を受ける受容体が手の腱鞘や関節をつくる膜にあり、
女性ホルモンの刺激を受けることで正常な働きを保つという効果があります。
<女性が手や指の異常に気付いた場合>
痛みなどの異常を放置してしまうと、関節が変形してしまうへバーデン結節やブシャール結節という疾患を引き起こしてしまうこともあります。
骨の変形が元に戻るということは現実的には困難なところがありますので、痛みや炎症を抑える薬の服用や、装具を使った矯正、リハビリなどをすることになります。
痛みなどの症状があってもまだ骨の変形が出ていない、レントゲン上はまだ異常がない時期からの適切な治療開始が大変重要となります。
<日常生活の中で改善できること>
大豆に含まれる大豆イソフラボン、その中の一つダイゼインが腸内細菌によりエクオールという女性ホルモンに似た形に変換され、そして作用するというふうにいわれています。
エクオールを腸内で産生することが可能なのは日本人女性の約50%とされています。
腸内で産生できない方はサプリメントとして経口で摂取するというセルフケアが重要です。
大塚製薬では、ライフステージによって変化し続ける女性の健康と美容に関する情報サイト「更年期ラボ」を運営しています。
取材協力:
札幌医科大学医学部整形外科学講座
札幌市中央区南1条西17丁目
https://web.sapmed.ac.jp/
大塚製薬「更年期ラボ」
https://ko-nenkilab.jp/