7月4日(月)
イチゴの意外な効能を紹介
監 修:
北海道東海大学 農学博士 西村弘行 教授
今が旬の「イチゴ」。生産量では全国1位の栃木県には及びませんが、道内でもイチゴの美味しい季節がやってきました。露地物の「イチゴ狩り」も盛んに行われています。
イチゴの栄養素と言えば「ビタミンC」と言われるくらい、ビタミンCが豊富なイチゴ。その含有量は、何とレモンにも匹敵。いやそれ以上かも・・。
100g当たりのビタミンCの含有量は、イチゴとレモンは同等です。しかしレモンの場合ビタミンCが含まれているのは「皮(50%)と果肉(50%)」で、果肉と同量のビタミンCが皮の部分にも含まれています。
[成人が1日に必要なビタミンCの摂取量は50mg]といわれます。
イチゴは7〜8個食べると摂取できます。レモンの場合は、果肉だけを倍の量食べるか、あるいは皮も含めて丸ごと1個食べるかになり、いずれも摂取するのは大変です。
ビタミンCが不足がちな方にとって、イチゴは手軽に補給できる優れものの果物なのです。
イチゴ 362mg、レタス 131mg 、ホウレンソウ 107mg、
タマネギ 89mg、バナナ 21mg
最近の研究で、イチゴにはたくさんの「天然甘味料 キシリトール」が含まれていることがわかりました。キシリトールは虫歯や歯周病などの原因である菌の活動を弱め抑える効果があります。
ですからキシリトールを多く含んだイチゴを食べると虫歯予防になるというわけです。
<イチゴの効能>
イチゴには4つの効能があります。
ビタミンCには・・・美肌効果(肌の弾力、吸収性を保つ効果があります)
コラーゲンの生成(骨、関節の再生を助けます)
免疫力強化(カゼなどの予防に効果があります)
キシリトールには・・虫歯・歯周病を抑える効果があります
イチゴは虫歯防止の効果もあるので、食後のデザートとして最適です。
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