北海道テレビ:HTB online 医TV

2020年12月04日13時24分

著者名:HTB医pedia編集部

新型コロナウイルス感染症と口腔ケア①新型コロナウイルスの感染リスクを低下させる口腔ケア 医療法人ハートフル会すまいる歯科

  

<今回のテーマ>

今回の「医TV」は「新型コロナウイルス感染症と口腔ケア」と題して、新型コロナウイルスの感染リスクを低下させる口腔ケアについて考えます。

<新型コロナウイルスの感染を予防するためには>

すまいる歯科 阿部祐一先生:
「新型コロナウイルス感染症が蔓延したために、我々の生活が今までとは違ってきました。三密を避ける、マスクの着用、うがい・手洗いの励行など、皆さん実行されていると思うのですけれども、歯科の立場からしますと、口腔ケアも感染予防に非常に大切なことなんです」

<新型コロナの感染予防に口腔ケアが大切な理由>

阿部先生:「口の中には様々な細菌が存在しているということがわかっています。虫歯や歯周病を放っておくと、口の中の細菌が増加して免疫力が低下したり、細菌による炎症を起こしやすくなります。
新型コロナウイルスには突起があり、体の中に入るためにはレセプターという受け口が必要になります。 そのレセプターは、口の中の舌の粘膜に多いということがわかっています。ウイルスは、口の中の様々な細菌を介してレセプターの中に入っていきますので口腔内のその細菌を減らすことが感染予防につながってくると思います。

<新型コロナの感染を予防する口腔ケアのポイント>

阿部先生:「歯科の検診では日頃から、口の中の細菌を減らすために口腔ケアを行っているわけなんですけれども、皆さん一番忘れやすいのが舌なんです。特に舌の上にレセプターが多いということですで、徹底的な口腔ケアをすることによって
歯の寿命を長くすることができると思いますし、また感染症の予防にも繋がっていくのではないかと思います」

歯科医院で定期的に健診を受け、歯周病予防と舌のクリーニングを行うことは感染症予防に繋がります。

次回の医TVは新型コロナウイルスの感染を予防するための咀嚼と栄養について考えます。

取材協力:
医療法人ハートフル会 すまいる歯科
札幌市中央区北4条東2丁目マルイト北4条ビル2F
TEL 011-889-1123
http://smile6480.jp/

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