＜今回のテーマ＞

今回の「医TV」は、第7派の感染拡大が続くなかで、新型コロナウイルスの感染リスクを低下させる口腔ケアについて、医療法人ハートフル会「すまいる歯科」理事長の阿部祐一先生に解説して頂きます。

＜新型コロナウイルスの感染を予防するためには＞

新型コロナウイルスの感染予防には、ご存じの通り、ワクチン接種を受けたうえで、三密（密接・密集・密閉）を避け、屋内ではマスク着用、換気の徹底、手洗い消毒の励行することが大切です。それら予防に加えて、実は口の中（口腔）のケアも新型コロナウイルスの感染予防の重要なポイントの一つになっています。

＜新型コロナウイルスの感染予防に口腔ケアが大切な理由＞

口の中には様々な細菌が存在していますが、その中でも虫歯菌や歯周病菌などが口の中で増加すると、免疫力が低下し、細菌による炎症（肺炎など）を起しやすくなります。新型コロナウイルスの場合、その感染経路の一つとして、ウイルスが舌の粘膜に多く存在している「レセプター」という受容体と結合するのですが、口の中に虫歯菌や歯周病菌などの細菌が多いと、新型コロナウイルスがその「レセプター」と結合しやすくなるという環境ができてしまいます。

＜新型コロナウイルスの感染を予防する口腔ケアのポイント＞

新型コロナウイルスの感染を予防する口腔ケアとして、歯科医院で定期的な健診を受けることが、歯の寿命を延ばし、新型コロナウイルスの感染予防にも繋がることになります。

取材協力：
医療法人ハートフル会　すまいる歯科
北海道札幌市中央区北4条東2丁目8-2マルイト北4条ビル2F
Tel: 011-242-1182
https://smile6480.jp/