北海道テレビ:HTB online 医TV

2020年01月28日11時19分

著者名:HTB医pedia編集部

「白内障」に対する眼内レンズ挿入手術について

  

<今回のテーマ>

今回の「医TV」は、「白内障」に対する眼内レンズ挿入手術に取り組む「社会医療法人社団愛心館 愛心メモリアル病院・眼科」を紹介します。ご説明頂きますのは、当病院の眼科部長である大野重昭さんです。

<白内障とは>

「白内障」とは、眼の中のレンズの役割を担う水晶体が濁ってしまう病気で、水晶体が濁ることで眼に入った光が網膜まで届かなくなり、様々な視力障害を引き起こしてしまう病気です。

<白内障の種類>

「白内障」は、原因別に①加齢によるもの「加齢白内障」、②糖尿病による「糖尿病白内障」、また、③外的衝撃による「外傷白内障」の三つに分けられますが、①「加齢白内障」と②「糖尿病白内障」の方が患者数のほとんどを占めています。

<白内障の主な症状>

「白内障」は、今まで見えていたものが見えにくくなるといった視力の低下に加え、外に出ると光がまぶしい、または、視界が全体的にかすむ、といった症状が現れます。

<白内障に対する治療>

「愛心メモリアル病院・眼科」での「白内障」に対する治療は、日常生活にあまり支障を来さない初期の段階であれば、点眼薬で「白内障」の進行を抑制していきますが、日常生活に明らかに支障を来すほど、「白内障」が進行している場合は、眼内レンズの挿入手術を行います。
眼内レンズの挿入手術は、眼球の下を切開し、そこから水晶体の白濁した部分を超音波で砕いて吸引し、その部分に人工の眼内レンズを挿入します。切開の幅が2㎜程度と小さいため、点眼での麻酔を行い、短時間で終わる負担の少ない手術です。
※「愛心メモリアル病院・眼科」での眼内レンズ挿入手術は、手術後の経過管理を重要視し、1泊入院の上で実施しています。

取材協力:
社会医療法人社団愛心館 愛心メモリアル病院
札幌市東区北27条東1丁目1-15
011-752-3535
http://aishinmemorial-hp.or.jp/

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