北海道テレビ:HTB online 医TV

2017年08月01日16時02分

著者名:HTB医pedia編集部

早期前立腺がんの根治をめざして~陽子線治療~

  

「陽子線」による「放射線治療」は、従来使用している「X線」の重さに対して、「陽子線」はその1,800倍の重さを持っていることから、がん細胞に衝突したときの破壊力が大きいという特徴があります。また、「陽子線」による「放射線治療」は、体表での線量が低く、がん細胞で最大の線量を照射して消失する特性から、正常細胞へのダメージ、副作用が少ない治療です。
前立腺がんに対する「陽子線」による「放射線治療」は、がんが前立腺内のみに在る、早期がんが治療の対象となります。前立腺は尿の量や呼吸などによって位置が変化することから、治療前に毎回CTで前立腺の位置を確認して、「陽子線」を照射します。治療は32回に分割して行い、高線量の「陽子線」を照射することでがんの治療効果を高めていきます。

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