北海道テレビ:HTB online 医TV

2018年11月19日15時11分

著者名:HTB医pedia編集部

~「インフルエンザ」① インフルエンザとは?かぜとは?~

  

<今回のテーマ>
「インフルエンザ」にスポットを当てていきます。
まずは意外と知らないインフルエンザとかぜの違いについて紹介します。
また感染経路と共にインフルエンザの特徴的症状、起き得る合併症等について「札幌市保健所感染症総合対策課」の古澤 弥さんにお話しを伺いました。


<インフルエンザとかぜの違い>
インフルエンザは、インフルエンザウイルスというものが体の中に感染し、呼吸器症状や頭痛症状、関節症状などを起こす感染症です。
インフルエンザは寒い時期や乾燥している時期に流行しやすいということで、秋から冬にかけて流行してくる可能性があります。一方かぜは、コロナウイルスなどにより通年通して発症する感染症であることが大きな違いです。また高齢者や小児の中には重症化する人もいるというのが普通のかぜとは違うところと考えられます。


<インフルエンザの種類と感染経路について>
北海道感染症情報センターの発表によると岩見沢保健所管内で感染報告が増加しています。また札幌や江別などの保健所管内でも徐々に報告数が増えてきています。
インフルエンザウイルスはA型B型C型の3つがあります。このうち主に流行するものは A型B型の2種類となっています。
インフルエンザは主にくしゃみや咳の飛沫を吸うことによって感染します。また感染発症している方がくしゃみをした手でドアノブなどいろんなところに触れ、そこに触れてしまう接触感染も多くあります。


<インフルエンザの症状>
高熱が出るということと、かぜと同じような症状ではありますが、喉の痛み咳や鼻水、そして特徴的なのが関節の痛みなどがあります。
お子さんに関しては、インフルエンザ脳症といって、痙攣などの合併症を起こす可能性があります。
高齢者に関してはもともとの免疫力が下がっているというところもあり、肺炎を合併したインフルエンザ肺炎等の合併症をおこす可能性があるので重症化の可能性もあります。

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