北海道テレビ:HTB online 医TV

2019年06月25日10時04分

著者名:HTB医pedia編集部

社会医療法人社団愛心館「訪問看護ステーション しろくま」③「がんに対する訪問看護」

  

<今回のテーマ>

今回の「医TV」は、社会医療法人社団愛心館が運営する「訪問看護ステーションしろくま」が取り組む「がんに対する訪問看護」について紹介します。

<訪問看護とは>

「訪問看護」は、主治医の指示により看護師が患者さんの自宅を訪問し、病気や障害に応じた看護を行うことで病状の回復や進行予防を目的とするものです。「訪問看護」の主な業務は、「病状の観察」、「療養生活の相談とアドバイス」、「点滴や注射などの医療処置」、「リハビリテーション」、「痛みの軽減」、「主治医やケアマネージャーへの報告と連携」など、多岐に渡っています。

<がんの在宅療養における訪問看護の役割とは>

ご自宅で療養をされる「がん」の患者さんに対して「訪問看護」は、患者さんとご家族が安心して暮らせるように生活環境を整えると共に、主治医などと連携を取りながら、24時間、365日に渡って適切な医療処置に対応し、ご自宅での療養をより長くさせるという役割があります。

<在宅での療養環境の整備にあたっては>

「訪問看護」は、充実した在宅療養を送れるように、患者さんご本人のみならず、そのご家族の不安などにもチームで寄り添うことで、それぞれの方々の負担を軽くさせていきます。 「がん」の患者さんがご自宅での療養に移行する場合、退院前に、ケアマネージャー、病院の医療スタッフ、訪問看護士など医療関係者と患者さん(ご家族)との間で、必要な支援サービスを確認して、ご自宅での療養環境を整備します。具体的には「病状の適切な管理」を行う主治医と訪問看護士、「療養ベッドなど備品の調達」、「住宅改修の手配」、「医療や介護サービスの手配」などを行うケアマネージャーとの間で連携、協力しあって、患者さんのご希望に沿った療養環境を整えていきます。

<「訪問看護ステーション しろくま」について>

「訪問看護ステーション しろくま」では、主治医やケアマネージャーと連携して、地域の医療資源(訪問診療や訪問看護など)や介護資源(ホームヘルプサービスや通所・入所サービスなど)を有効に活用し、効果的な在宅支援を行っています。

「訪問看護ステーション しろくま」
札幌市東区北27目1-15愛心メモリアル病院本館2F
TEL:011-752-4693
HP:http://www.aishinkan.jp/shirokuma

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