2020年06月16日16時54分
正しく理解しよう「新型コロナ」 ④正しい受診の仕方
<今回のテーマ>
「医TV」は5月から6回のシリーズで、「正しく理解しよう新型コロナ」と題して新型コロナにウイルス感染症について解説しています。
第4回目となる今回は、「正しい受診の仕方」について、北海道の地域医療を支える北海道医師会会長の長瀬清先生にお話を伺いました。
<新型コロナウイルス感染症の症状がみられた場合には>
他の人にうつさないために、いきなり受診するのではなく、まずかかりつけ医などに電話で指示を受けてから病院に行くようにすべきだと思います。 北海道は非常に広域ですが、地域によっては病院がたくさんあるわけではありません。そういった地域で感染があり、病院が診療を休止しなければいけない状況になると、その地域の医療に大変な影響を与えてしまいます。
<かかりつけ医がいない場合は>
かかりつけ医がいない人もいるわけですが、そういう方は保健所に開設されている帰国者・接触者相談センターに連絡し、その指示に従って行動することが重要です。
<感染を予防するためのオンライン診療とは>
医療は対面で診察することが基本です。
しかし、新型コロナウイルス感染症はかなり感染力が強いため、直接接触せずにテレビ電話を使い、オンラインで顔を見て話をして、診断し指示を出せるのは非常にいいことであると考えています。
従来は再診のみ保険が適用されましたが、新型コロナウイルスの感染が収束するまでの暫定措置として初診でも保険が適用されます。
実施医療機関については厚生労働省のホームページに記載されていますのでご確認ください。
取材協力:
北海道医師会
札幌市中央区大通西6丁目
TEL 011-231-1432
日本医師会ホームページ
http://www.med.or.jp/index.html
新型コロナウイルスに関する帰国者・接触者相談センター
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19-kikokusyasessyokusya.html
新型コロナウイルス感染症の感染拡大を踏まえたオンライン診療について
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/rinsyo/index_00014.html