北海道テレビ:HTB online 医TV

2021年11月10日10時25分

著者名:HTB医pedia編集部

コロナ禍における家庭医③ オンライン診療とワクチン接種

  

<今回のテーマ>

今回は3回シリーズでお送りしている「コロナ禍における家庭医」の3回目として、オンライン診療とワクチン接種について、北海道家庭医療学センター 栄町ファミリークリニックの院長、中川貴史さんにお話を伺います。

<家庭医とは>

日本の医学は臓器ごとに特化した専門的教育が為されていますが、「家庭医」は一つの臓器、領域に限ることなく、「内科」・「整形外科」・「耳鼻科」・「眼科」・「心療内科」など複数の診療科の知識と技術を習得したうえで、診療科目を横断して診療する医師になります。以前に比べて、外来診療だけではなく、訪問診療やオンライン診療など、様々な診療形態が整いつつありますので、幅広い知識や技術を持つ家庭医の役割も大きくなっています。

<オンライン診療とは>

「オンライン診療」は、電話やビデオ通話システムなどを利用して診療を行うことです。コロナ禍以前は再診料のみ保険診療の適用となっていましたが、現在は受診控えを防ぐ点などから、初診の段階で保険診療の適用となっています。「オンライン診療」を受ける患者さんにおいては、効率的に診療を受けるためにも、過去の検査データ、診断結果、病歴や服薬歴などの情報を把握したうえで、医師に対して適切に伝えることが大切になります。

<新型コロナウイルスに対するワクチンの効果>

ワクチンは、その接種を2回受けてもブレイクスルー感染を起こす可能性はありますが、デルタ株も含め、新たな変異株に対して重症化予防や死亡率の低下につながることは明らかになっています。
ワクチンは、その接種を2回受けてもブレイクスルー感染を起こす可能性はありますが、デルタ株も含め、新たな変異株に対して重症化予防や死亡率の低下につながることは明らかになっています。
「栄町ファミリークリニック」では、同クリニック内だけでなく、ススキノ観光協会の職域接種にも協力し感染拡大の抑止に取り組んでいます。「栄町ファミリークリニック」のオンライン診療や、ワクチン接種などについては同クリニックのホームページをご確認ください。

取材協力:
北海道家庭医療学センター 栄町ファミリークリニック
札幌市東区北41条東15丁目
TEL 011-723-8633
https://sakaemachi-fc.hcfm.jp/