2020年07月27日17時24分
特集企画「新型コロナ」によるフレイル予防②下肢筋力の低下を予防する運動
<今回のテーマ>
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、介護サービスの利用を自粛する利用者や、休業する介護サービス施設も現れています。
その影響を受け自宅から出ることが出来ず、体を動かす機会が減少してしまうことが原因で心身機能が低下した「フレイルと」いわれる状態の高齢者が増加しています。
医TVでは全4回のシリーズでフレイル予防のための運動を紹介しています。第2回目は「下肢筋力の低下を予防する運動」です。
紹介してくださるのは北海道理学療法士会監事の岡田しげひこさんです。
<高齢者が注意すべき筋力低下>
家で生活している時間と、デイサービスやデイケアに行った時間ではやはり活動性が違います。運動不足が原因で心身機能が低下した「フレイル」といわれる症状は様々な研究で報告されています。高齢者の場合には特に足腰の筋力が低下すると言われています。
<下肢筋力が落ちてしまうと>
足腰の筋力が落ちるということは移動能力は落ちるということに繋がります。
日常生活の中で、トイレ等に行くのが大変になるだけではなく、社会とのつながりを保つことが難しくなり、生きがいやりがいがなくなってしまいます。
ですからやはり足腰をしっかりと鍛えて筋力が落ちないようにすることがとても大切になります。
<過程で安全に運動を行うための「基本姿勢」>
高齢者の方が家庭で安全に運動するためには正しい姿勢で行うことが大切です。
①椅子に浅く座り、背もたれによりかからない。
②両手がひざに届くまで体を前方に傾け、骨盤を立てる。
※ソファではなく食卓椅子などで行う。
<ウォーミングアップ>
また運動を行う前には必ず関節や筋肉をウォーミングアップし体を運動に適した状態に整えてから始めます。
家庭で安全に運動を行うための準備運動
https://www.htb.co.jp/ipedia/2020/06/23154623.html
<①股関節ストレッチ>
片方の膝を曲げて両手て抱え、肩のほうに引き寄せます
回数:引き寄せてから8まで数える✖左右2セットずつ
<②太もも裏筋肉ストレッチ>
片足を伸ばして前にだし、足の付け根に両手を当てます。
背筋を軽く伸ばしてをおじぎをしていきます。
回数;おじぎをしてから8まで数える✖左右2セットずつ
<③立ち座り運動>
前かがみにゆっくり立ち上がりゆっくり座ります。
回数:8回✖2セット
取材協力:
ライフケア彩り
札幌市中央区南12条西8丁目3-25 アズーリガーデン128-2階
TEL:011-522-6440