北海道テレビ:HTB online 医TV

2018年11月19日14時35分

著者名:HTB医pedia編集部

~「健康寿命と牛乳のチカラ」②牛乳摂取が糖尿病予防にいい根拠~

  

<今回のテーマ>
是非知っておいてほしい「健康寿命と牛乳のチカラ」を特集します。
今回は「牛乳摂取が糖尿病予防にいい根拠」と題して、ご飯だけを摂取するよりも、ご飯を食べた後に牛乳を摂取したほうがGI値と言われる血糖上昇指数が緩やかになることや、牛乳摂取と糖尿病の発症リストに関する疫学研究の結果等について、いとうひろし内科・糖尿病内科クリニックの伊藤博史院長にお話を伺いました。


<糖尿病とは...>
糖尿病患者の約95%が、生活習慣によって膵臓から分泌されるインシュリンの効き目が悪くなる2型糖尿病と言われています。最近の発表では、糖尿病が強く疑わしいが1000万人いて、その前の予備軍と言われて言われる人たちがやはり1000万人いると言われています。


<糖尿病の症状>
ほとんどの人に自覚症状がないので、高血糖の状態が長年続けば続くほど血のめぐりが悪くなるということで合併症が出てきます。また健康寿命を短くする疾患の一つとして認識されつつあると思います。


<糖尿病を予防するためには...>
糖尿病を予防するためには、昔から腹八分と言われていて、摂取カロリーを適切な量にすること、バランスのとれた食事というのが非常に重要だと考えれます。
牛乳200ml でカロリーは138kcal ということでダイエット食品とまでは言えませんが、最近になって牛乳はGI 値、血糖の上昇の仕方が、ご飯と牛乳を一緒に食べる場合は緩やかになるということが示されています。そして脂質成分の中に血糖を上げさせにくくする成分があるというデータも出てきているので、牛乳そのものを飲むこと及び、料理に使うことでも糖尿病の予防効果があり、食生活に取り入れる価値が十分あると考えております。


健康診断で血糖値が高めと指摘された方や糖尿病の治療を受けている方は毎日コップ1杯程度の牛乳摂取を心がけてください。

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