朝日新聞×HTB 北海道150年 あなたと選ぶ重大ニュース

今、私たちにできること ――3.11を風化させない

3月11日がまた巡ってきました。
札幌・地下歩行空間で開催したイベントには
大勢の方が来てくださいました。ありがとうございました。

東北への思いをともにできた瞬間が
あったのでは ないでしょうか。

HTBはこれからも震災のことを伝え続けていきます。
〝次の災害〟を意識し、防災への思いを持ってくれれば
それがたったひとりであっても
この活動に意味はあると考えています。
HTBアナウンス部
開催概要はコチラ から

 

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土田英順さんチャリティーコンサート
「天国のみなさんに想いを届けたい」
土田さんと、会場のみなさんの想いが、チェロの音色でひとつになったかのようでした。
震災直後からボランティアで被災地などで活動を続けている、元札幌交響楽団首席チェロ奏者の、土田英順さん。土田さんの奏でるチェロは、津波により亡くなった女性のチェロを譲り受けたものです。 柔らかで、包み込むようなチェロの旋律。繊細さ。はかなさ。力強さ。目を潤ませながら聞き入る方が、たくさんいらっしゃいました。 そして、土田さんが設立した「東日本大震災支援 じいたん子ども基金」への寄付を呼びかけたところ、多くの方の温かいお心配りを頂きました。
皆さまからの募金や、イベントに参加してくれた「暮らしと珈琲 みちみんち種や」さんからの寄付など、合わせて431,830円、全額をじいたん子ども基金に寄付させて頂きました。 厚く御礼申し上げます。ありがとうございます。 
大野恵
「"しんさい"って、知ってる?」とたずねると、「うん。つ、な、み。知ってる」と答えてくれた、5歳の男の子。 「"風化させない"って言うけれど、正直、忘れたいことだってある。北海道のみなさんにも、"被災地と寄りそう"という気持ちでいて頂きたい」と話してくれた、福島から札幌に移住した女性。多くの方とお話させて頂く中で、あの日のことを、ずっとずっと伝え続けることの大切なんだと、改めて強く感じました。 
私には、被災されたみなさんに何もできないかもしれません。でも、これからも、伝えていきます。必ず。絶対。お越し頂いたみなさん、ありがとうございました。

見て応援!

sakuraアナウンサーによる朗読sakura

アナウンサーによる朗読 アナウンサーによる朗読
ふくしまからきた子 『ふくしまからきた子』
東日本大震災が招いた「原発事故」の影響で、福島から母の実家がある広島市に移住をした女の子「まや」と広島市に住むサッカーが大好きな小学生の男の子「だいじゅ」。
2人の交流を通して、原発とこれからの未来について考えさせられる絵本です。
五十幡裕介 「わたしサッカーやらないってきめたんだ」「はたけのやさいもたべられない」「だってまだほうしゃせんりょうたかいから」まやという小さな子どもが小さいなりに、原発事故の放射能の影響と向き合っている姿に、心が痛くなりました。容易ではないかもしれないですが、まやのように移住したみなさんが、ふるさと福島に帰れることを願うばかりです。
かぜのでんわ 『かぜのでんわ』
“もう会えなくなった人に、自分の思いを伝えると、必ずその人に届く”といわれている、岩手県大槌町にある「風の電話ボックス」がモデル。実際に多くの被災者の方が訪れ、思い思い、お話をするそうです。自分の大切な人に「ありがとう」と伝えられること。当たり前のようで、決して当たり前ではないことを教えてくれる絵本です。
福田太郎 東日本大震災について考え東北に想いを寄せる時間を、北海道で暮らす皆さんと共有でき、とても嬉しく思うと同時に、改めて伝え続けていくことの重要性を感じ、背筋がぴんとしました。被災された方の想いはもちろんですが、これだけ沢山の方々が、被災地への想いを抱いていることもしっかりお伝えします。
ひまわりのおか 『ひまわりのおか』
津波で多くの命が奪われた、宮城県石巻市の大川小学校の実話です。子どもを失くしたお母さんたちは、小高い丘の上にひまわりの種を植え、育てています。亡くなった子どもの姿を思い出しながら慈しむ物語です。
西野志海 普段から絵本を朗読することが多いのですが、震災をテーマにした作品は朗読するのがとても難しく、試行錯誤の日々。本当にこの表現で被災された方の気持ちに寄り添えたと言えるのか、絵本に込められたメッセージがきちんと伝わるのか不安な気持ちを抱えながら練習を重ねていました。ですが本番では多くの皆さんが真剣に耳を傾けてくださったことで、練習以上に作品に入りこめたように思います。これからも表現者として被災地のいまを伝え続けます。
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「福島 変動の5年」トークセッション

原発事故からの5年間で福島は何が変わったのか。農産物の安全確保と復興再生を取り組む農林水産部長の小野和彦さん、福島から札幌に移住された宍戸慈さん、福島に取材に行った国井美佐アナウンサーと「福島の今」をテーマに行ったトークセッションです。

福島県農林水産部長 小野和彦さん
福島県農林水産部長
小野和彦さん
震災当時、市町村行政課長として市町村の役場も避難するなか各種調整に奔走。発災後6月からは、県災害対策本部の事務局次長として県民の安全対策全般の指揮を執る。現在、農林水産部長として農林水産物の安全確保を始め、復興再生に取り組む。
ラジオパーソナリティ・ピラティス講師      宍戸慈(ちか)さん
ラジオパーソナリティ・ピラティス講師
宍戸慈(ちか)さん
震災から10日間、郡山市のコミュニティFMで安否確認や避難所情報などを、不眠不休で伝え続ける。翌年、チェルノブイリ原発事故があったウクライナに行き、福島の未来を見る。現在は札幌に移住し、一児の母。島牧村で自分たちで米作りを行う「ひとと耕す田んぼの会」を立ち上げている。
国井美佐
福島県産の農畜産物は本当に安全なの?それは多くの方が疑問に思っていること。原発事故後、福島県の食に対する5年間の取り組みを小野さんに教えてもらいました。宍戸さんは、検査方法や農家さんの取り組みを知ったうえで、自分でセレクトしているといいます。福島だから行かない。福島のものだから食べない。ではなく、情報収集をして、自分で選択することの大切さを教わりました。「3.11を私たち世代が背負って歩いていく」と宍戸さんは言いました。福島にとって震災は終わったことではなく、今もまだ続いています。東北の人たちと一緒に歩む気持ちを持ち続けます。
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十勝の子どもたちの詩集「サイロ」の朗読
福島県郡山市にある柏屋という菓子店が発行していた子供詩集「青い窓」に影響を受け、北海道の十勝で1960年に創刊されたサイロ。「未来をあゆむ君たちへ」というテーマで行った今回の催しでは、子供たちにも東日本大震災について考えるきっかけにしてほしいということで、「サイロ」と「青い窓」をご紹介しました。子供たちは突き付けられた現実に立ち向かい、未来に向かって真剣に向き合っています。

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sakura桜の花びらのメッセージsakura

桜の花びらのメッセージ 桜の花びらのメッセージ

ご協力頂いた
福島県こどもみらい局の職員のみなさん

来場された方々には「桜の花びらのカード」に東北へのメッセージを書いていただきました。皆さんの想いが込められたメッセージは、福島県に届けられ、福島県庁の入口ロビーに当分の間掲示されています。
桜の花びらのメッセージ
菊地友弘
震災から5年。「節目」という言葉を使いがちですが、東日本大震災は現在も続いています。被災地を見てきましたが、復興はまだまだ始まったばかりです。今回は、多くの道民の皆さんに被災地への思いを書いて頂き、2本あった桜の木は思いが詰まった満開の桜になりました。桜のメッセージカードは、去年に続き、フリースクール札幌自由が丘学園の皆さんが一枚一枚、丁寧に作ってくれました。震災と向き合っている生徒の皆さん、本当にありがとうございました。HTBでは今度も活動を続けていきます。前を向いて、被災地の今を伝える活動を継続していきたいと思います。

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チャリティーカフェ チャリティーカフェ

チャリティーカフェとして提供させて頂いた「暮らしと珈琲 みちみち種や」さんの炭火自家焙煎珈琲は大好評でした。 会場のパネルを見ながら珈琲を味わっている方もいて、東北へ思いを寄せるひと時に一役買えたと感じました。 仙台市から石狩市に移住されたお店の加藤ご夫妻も、 常連のお客さんだけではなく、新しいお客さんと交流ができたことをとても喜んでいました。 カフェでのチャリティ金額はトータルで66,240円。 今回ご出演頂いたチェロ奏者土田英順さんの「じいたん基金」に既に寄付させて頂いています。

sakura

sakuraチャリティマルシェsakura

チャリティマルシェ チャリティマルシェ チャリティマルシェ

「福島が誇る美味しい農産物を食べて欲しい」と福島からこだわりの野菜や果物、加工品を持って販売にきてくれました。イベントに賛同してくれた道内のお店もチャリティで出店。福島産のものはすべて完売しました。

味わって応援!

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onちゃん親子ひろば onちゃん親子ひろば onちゃん親子ひろば

「子どもたちが体験できる東北のひろば」として設けた「onちゃん親子ひろば」には、沢山の親子連れの皆さんに来て頂きました。宮城県の津山杉のおもちゃはとても温かみがあり、香りも良く、思い思いに積み木やくるまで遊ぶ子どもたちと一緒に楽しくも穏やかな時間を過ごすことができました。ご協力頂いた「もくもくハウス」さんのご厚意で届いた「津山杉の三角の端材」は特に男の子に大人気! 上手に高く積み上げて歓声を上げる子もいて、お土産としてもプレゼントしました。 また、アナウンサーによる震災をテーマにした絵本の朗読も沢山の子どもたちに聞いて頂きました。 今回のひろばを通して、子どもたちの心に少しでも「東北」を残すことができたのなら嬉しいです。

佐藤麻美
私には今3歳の息子と、まもなく生まれる命があります。 出産後、仕事復帰した時、「子どもたちにこの震災を伝えていかなくては」と思いました。その思いは年々強くなり、震災から5年が経つ今年は、「未来をあゆむ君たちへ」というテーマを掲げ、親子で参加できるひろば作りをしました。当日は親子連れの方も多く、予想以上に沢山の方にお越し頂き、本当に嬉しかったです。また、私にとって、第二子の命をお腹に宿しながら迎えた3月5日は貴重な時間となりました。特に、子どもを津波で失ったお母さんたちの絵本「ひまわりのおか」の朗読では、やりきれない思いを抱えながら、それでも前に進むお母さんたちの歩みに「命との向き合い方」を考えさせられました。自分は丁寧に生きているか、一生懸命生きているか、家族との時間を大切にできてるか・・・。震災のこと、東北のことを考え伝えていくことは、どう生きていくかを考え伝えていくことなのだと感じました。 今回会場に来て下さった皆さんが、それぞれに何かを感じて下さっていれば幸いです。 HTBはこれからも東日本大震災を伝え続けます。 ご来場下さった皆さん、改めてありがとうございました。

PONTANA

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PONTANA

イベントの当日だけではなく、ご自宅などでもご来場下さった皆さんと東北を応援する気持ちを一つに。そのために、デジタル情報サイネージ「PONTANA」を導入し、HTBやイベントに関わる方々の活動をPDFにまとめたコンテンツを作成しました。多くの方がダウンロードしているのを見て、デジタルコンテンツという新たな形で活動を知ってもらいました。

最後に

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国井美佐

東北を応援するイベント「未来をあゆむ君たちへ」お越しいただいたみなさま、本当にありがとうございました。親子でも参加してもらいたいという気持ちで開催した今回のイベント、約2000人の方にお越しいただきました。子どもたちにも、東北のおもちゃや震災関連の絵本を通して東北を感じてもらうことができました。
私は震災後から被災地を訪れ、取材を続けています。今回は農作物の風評被害の実情を自分の目で確かめるため、福島県を訪れました。放射能のこと、食や観光のこと、福島で暮らす人の想い、移住を選んだ人の想い・・・。実際に見て、聞いてみないとわからないことがたくさんありました。このイベントを通してお伝えしたことが、〝今、自分に出来ること〟を考えたときの一助となれば幸いに思います。福島の方は、いまも震災は続いていると言います。
私たちは5年を節目と思ってしまいがちですが、住んでいる方にとっては、これから先も続きます。わたしたちHTBアナウンサーは、これからも東日本大震災のことを考え、伝え続けていきます。

最後に
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