番組向上への取組

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あなたとHTB

このページは平成29年12月17日放送分から引用しています。

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森・佐藤両アナウンサー

佐藤良諭アナウンサー

おはようございます。
「あなたとHTB」の時間です。
「あなたとHTB」は、視聴者の皆様とともに
よりよい番組作りと放送のあり方を目指す番組です。

森さやかアナウンサー

さて、今回の審議対象番組は、
今年10月に開催されました
第498回の放送番組審議会で審議されました
「FFFFF」エフファイブと
今年11月に第499回の放送番組審議会で審議されました
「LOVE HOKKAIDO」ラブホッカイドウです。

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「FFFFF」

森アナウンサー

「FFFFF」は、2007年の初回から数えて、
放送回数は今年500回を超えました。
ファイターズOBの岩本勉さんや
ヒロ福地さんに加え、
選手やタレントなど 週替りでゲストを招き、
毎回、ファイターズとの密着感をテーマに、
プレーの真相や選手の個性に迫ります。

佐藤アナウンサー

この番組に対して、番組審議会委員から頂いた
ご意見の中から、まずは評価点をご紹介します。

≪評価点≫

●北海道日本ハムファイターズが
北海道民に近い存在であることを
伝えてくれる良い番組だ

●HTBらしい 「ハナタレナックス」や
「おにぎりあたためますか」のような
良い意味でのユルさ グデグデ感が心地よく
居酒屋談義的な雰囲気で楽しく視聴した

●稲葉さん 金子さんが本当にリラックスして
裏話を喋ってくれていると感じられ
番組スタッフや番組のコンセプトに対して
信頼感を感じた

●居酒屋という設定がすごく親近感がある
普段見ることができない表情やコトバを
引き出してくれるという期待感が高まった

●たとえ先輩であってもイチロー選手や
ダルビッシュ投手には
気安く話しかけたりできないという
トーク部分が面白かった

●ローカル局の力なのか
稲葉さんのようなスポーツ界の人を
こんなに身近に感じられるのが貴重だ

森アナウンサー

●500勝から1000勝への節目となるシーンを
コンパクトに見せ テンポ良く視聴できた

●オリジナリティがあり 取材を綿密に行い
選手を伝えようとする努力と空気が伝わってきた

●土曜の朝という時間帯は 野球が好きな
お父さんと子どもが一緒に観られる時間帯として
適切なのではないか

●こうした番組はとことんマニアックにこだわって
作っていくことがかえって良い
広く視聴を求めるとコンセプトがぼやけてしまい
熱烈なフアン層には全く興味の無い番組になり
興味の無い人も見なくなる

ここまでは、委員の番組に対するご意見のうち
評価点についてお伝えしてきました。
この後は、改善点、要望点と提言をお伝えします。

≪改善点・要望点≫

◆食べながらのインタビューより
飲み物程度のほうがスマートではないか
道民が自慢したい存在であるお二人が並んで
丼の上に覆いかぶさって食べる姿は少々残念

◆私のゼミの外国人留学生は口をそろえて
「食事をする場所で食べながら収録する意味が分からない」
また口に食べ物をいれたまま喋るシーンは
「非常に行儀悪く感じて不快だった」と指摘した

◆イチロー選手のくだりは面白かった反面
「谷口アナウンサー もっと突っ込め」とも思った

◆イチロー選手には声をかけにくいという話になり
稲葉さんが「いろいろあんだよ」と話していました
あそこはもう少し 突っ込んで聞いてほしかった

◆残念ながら
「試合では見ることができない
選手の表情や言葉を引き出した」とまでは
言えなかったように思う

佐藤アナウンサー

◆石川直也選手をピックアップしたコーナーでは
BGMに日本語のヴォーカルまで入り多少耳障り
いわゆるロックなBGMで盛り上げるだけでなく
もっと様々な側面からアスリートの個性を
演出してあげることができないのか

≪提言≫

☆500回を数える番組が勝ち得た信頼は
単に視聴者だけではなく
選手や球団から勝ち得たそれも含む
無理に野球やファイターズが
好きではない人に
視聴者層を増やそうなどと考えず
このままでいて頂きたい

☆定番 ありきたりの安定したところから
ちょっと踏み込んで コアな取り組みを期待する

森アナウンサー

続いて、11月の審議対象番組でした
「LOVE HOKKAIDO」です。
委員のご意見を紹介します。

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「LOVE HOKKAIDO」

森アナウンサー

「LOVE HOKKAIDO」は、
日中国交正常化40周年記念事業として、
中国・上海メディアグループとの番組交流をきっかけに
北海道の魅力を広く海外に発信する番組として
2013年、「恋する北海道」として誕生しました。
2014年には「LOVE HOKKAIDO」にタイトルを変更し、
現在は、中国、台湾、ハワイ、タイで放送されています。

佐藤アナウンサー

それでは、この番組に対する
委員のご意見のうち評価点から
お伝えします。

≪評価点≫

●見終わって改めて感じたのは 
北海道の豊かさです

●観光客にとって重要な情報である
価格 営業期間や営業時間の表示が
ほぼ徹底されている点は
かゆいところに手が届く配慮だ

●番組のオープニングの
カラフルでサイケデリックな文字
ゲームの主人公のように出てくるonちゃん
昔のゲーム音楽っぽいBGMなどは
外国で人気の日本のポップカルチャーを
うまく取り入れていた

●外国での放送を前提とし
外国人視聴者を意識しているにもかかわらず
全編日本語という潔さが国内視聴者にとっては
番組への親近感に繋がっている

森アナウンサー

●小麦畑ツアー 紫竹ガーデンの朝食 グランピング
全部値段を出してくれているのが良い

●「道南まるごと体験」はツアーなどの紹介より
地域の魅力を全面的に感じることができた

●「前浜のたらこはプチプチじゃなく
しっとり」など
実は深いコメントが自然に引き出されている
とても自然で流暢で的確だ

●MCのお2人の雰囲気もすごく良く
番組としてかなり魅力的

●リ・チャンさんとのバランスが素晴らしい
 補い合っている良いコンビだ

●アリョーナさんとリ・チャンさんの魅力は大きい
「薄力粉 中力粉 強力粉」とか「収穫体験」とかいった
日本語を駆使しながら 油子の煮付けやタラコまで食べ
的確に表現する様は
物を知らない日本人タレントなどより遙かに上

佐藤アナウンサー

●ナレーションの大野アナウンサーは
朝のイチモニでも とても落ち着いた聞きやすい低音で
テレビに厳しい家内もとても大好きなアナウンサーで
しっかり番組を引き締めていると感じた

●随所に字幕でさ まざまな説明が
挿入されていたのも親切

●場所 営業時間 案内先ガイドも分かり易かった
見落とした情報も「LOVE HOKKAIDO」のアプリで
すぐ確認できるようになっていて良い

森アナウンサー

ここまでは、番組に対する評価点を
お伝えしました。
この後は、改善点、要望点と提言を
お伝えします。

≪改善点・要望点≫

▲旅慣れた海外視聴者にとって 今回の訪問先は
押しなべてやや小粒であり 訪問意欲が湧かない
北海道未訪問者にとっては
The北海道というべき定番ネタが足りない

▲外国人の目線からという売り方だと思うが
番組を観て 特に外国人の目線を感じなかった
出演者の日本での生活が長いせいかもしれない

▲マーケティング理論では
すべての顧客を満足させようとすると
すべての顧客が不満足に陥ることが指摘されている
海外に視聴可能人口が8億人もいるのであれば
思い切って 彼らをターゲットにした
番組作りをする手もあるかもしれない

▲北海道全体の中で十勝や鹿部が
どの辺に位置するのか 地図が欲しかった
空港からどのぐらいかかるのか
駅からどう行けば良いのか
アクセスに関する情報が全くなかった

佐藤アナウンサー

▲「とかちを感じる旅」は 十勝を紹介するというより
ツアーなどを紹介したいのか
番組のフォーカスが
揺れているような印象を受けた

▲「紫竹ガーデン」とは 
そもそも何をするところか
冒頭でひと言説明があった方が
視聴者には親切ではなかったか

▲タウシュベツ川橋梁の情報について
「NPOのツアーがおすすめです」だけでは不十分
「ぜひ来てほしいが 限定品的な旅である」と
上手に印象付けてほしかった

▲芽室町の小麦でキタホナミという品種を紹介し
うどんに適した中力粉になると言っていたが
パンに適した小麦の紹介かうどんの紹介があって
キタホナミはおいしいの情報が必要では

▲小麦→小麦粉→パン生地→パンという変化や
切り倒した木材からお皿ができるとか
まさにそこで作られているという見え方ができないか

▲魚卵を食べる風習があるロシア人ならばまだしも
基本的にナマモノを食べない中国人ならば
塩漬けのタラコが 房のままご飯に載っていたら 
むしろ気持ち悪がるように思う
事実、私のゼミの中国人やアゼルバイジャン人は
気味が悪くて まったく食べたいとは思わなかったとのことだ

森アナウンサー

▲「浜のかあさん」の食堂で
いったん別な場所の紹介に移ってから
また料理教室に戻って紹介する構成になっており
ちょっと違和感

▲全般的に MCのお2人は日本あるいは北海道に
慣れすぎてしまっているのか 新鮮な驚きが乏しい
わざわざ外国人を起用する意味が薄れてしまっている

▲アプリの検索機能が最初の画面ではなく
スポットの中にあったのですが
ちょっと探しづらい

【提言】
☆おいしい情報 楽しい体験 きれいな場所を
届けるとともに
歴史の問題 先住民族としてのアイヌの問題も少し届ける 
そういう番組を作れたら本当に素晴らしい

☆ご近所の外国人レポーターを視聴者が身近に感じる
これは異文化共生の練習問題です
こうした良い影響=「常識の醸成機能」が
実はテレビが社会に与える目に見えない価値

☆ぜひ札幌のアートツーリズムの一つとして
劇場演劇の魅力をアジアの皆さんに伝えて

佐藤アナウンサー

「あなたとHTB」次回の放送は
1月に開催される第500回放送番組審議会における
委員の皆さんのご意見を紹介いたします
2月25日午前5時35分から放送。


過去の放送より


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