2019.8.15 イチオシ!!で放送

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学生が届ける〝沖縄戦〟の手紙

沖縄戦で亡くなった兵士の遺族が
思いをつづった手紙がある。
その多くは道内からの手紙で
兵士の死を知らせてくれた
陸軍歩兵第32連隊の大隊長に返信したものだ。


手紙はあわせて356通。
大隊長が70年以上保管してきた
これらの手紙を遺族のもとに1軒1軒、
届ける学生たちがいる。
召集された戦争体験者の話を聴き、
沖縄での遺骨の発掘作業にも参加し
学生たちの思いは強くなっていく。


「私たちが(体験者の)話を聴ける最後の世代」
「(遺骨を)絶対に見つけてあげたい」


終戦から74年。
学生たちは愛する家族を引き裂いた
〝戦争〟の実相に触れた。

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2019.8.12
イチオシ!!で放送

アイヌ文化を自ら学ぶ 若い担い手たち

札幌大学の一般社団法人、ウレシパクラブは
アイヌ民族の歴史や言語をはじめ、
伝統舞踊や工芸など、広くアイヌ文化を学ぶ場です。
今から10年前、
アイヌの学生に入学金・授業料に相当する奨学金を支給し
教育の場を提供する全国初の取り組みとしてスタートしました。

クラブのメンバーは現在20人。
そのうち13人がアイヌの学生です。

幼い頃から父の活動に参加し、アイヌ文化の中で育った青年もいれば、
アイヌではないけれど将来、猟師になることを夢見て、アイヌの精神世界を学ぶため札幌大学に進学した女性もいます。

4月から新たに加わった新入生を中心に
ウレシパクラブの活動を追いました。

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2019.7.3
イチオシ!!で放送

アイヌ遺骨"白老での慰霊"にアイヌの人々が反発

全国の大学などに保管されているアイヌ民族の遺骨を、白老の民族共生象徴空間に集める事に対し、アイヌの人々が反発しています。
国のアイヌ政策を決める担当者に、国の方針に反対するアイヌ民族567人分の署名を提出しました。
アイヌ民族の遺骨は、かつて大学の研究者らがアイヌ墓地を掘り返すなどして集めました。その時、持ち出したのはほとんどが研究対象の頭の骨のみで、身体の骨の多くは、そのまま墓地に残されたのです。
署名提出の場でアイヌの人からは、頭骨のみが象徴空間に行って慰霊されて、地域にある残りの遺骨はどうなるのかと訴えました。
またアイヌ民族は地域によって風習が違う、白老に集めてどんな形でどんな慰霊ができるのか?と国に質しました。
満足の行く回答が担当者から得られない中で、その2週間後、アイヌ政策推進本部長でもある菅官房長官が、白老町の民族共生象徴空間を視察しました。はたしてアイヌの人々の訴えは国のトップに届いているのでしょうか。そこで菅官房長官が残した言葉とは。

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2019.7.1
イチオシ!!で放送

海外メディアも釧路港に集結 商業捕鯨再開の舞台裏

6月29日、日本はIWC(国際捕鯨委員会)から脱退し
そして7月1日からおよそ30年ぶりに商業捕鯨を再開した。
5隻の捕鯨船が出航した釧路港には
100人ものメディアがカメラの列をつくり、
その中には欧米メディアの姿も多くみられた。

諸外国の、捕鯨そのものに対する反発は根強い。
その中で、漁業関係者は「30年間我慢し続けた。念願の再開だ」と喜びを隠さなかった。

かつて日本一の水揚げを誇った道東の港町から
商業捕鯨再開初日の舞台裏をドキュメントでお伝えする。

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2019.6.7
イチオシ!!で放送

残念な状況...遺骨返還巡りアイヌ民族同士の新たな分断も

アイヌ民族の遺骨の返還を求める裁判は6件起こされ、100体が故郷に戻りました。しかし全国12の大学にはいまも1574体が残されたままとなっています。これらの遺骨はいったいどうなるのでしょうか。  アイヌ文化復興の拠点として来年4月、胆振の白老町にオープンする民族共生象徴空間。この敷地の一角に国は慰霊施設をつくり、全国の大学に眠る遺骨を集める計画です。そもそもアイヌ遺骨の多くは、明治以前から昭和にかけて国立大学の研究者らがアイヌ墓地を掘り起こし、大学へ持ち帰ったものです。アイヌの人々は40年以上も前から遺骨を還すよう求めてきましたが、国や大学は聞き入れず、学内に保管し続けてきました。アイヌ民族には、亡くなった人の魂をその地域で弔うという風習があります。返還運動は裁判に発展しました。  しかし今、遺骨の返還をめぐり、アイヌ民族同士で新たな分断が生まれてしまっています。遺骨を取り戻し、できるだけ早く地域で弔いたいという考えの人と、象徴空間に遺骨を納め誰の遺骨かを調べてから返還を受けるべきという考えの人が対立しています。国は遺骨が持ち出された地域などの情報をホームページで公開し、地域返還の受付を始めましたが、返還を受けられるのは確実に慰霊できるかなど国の審査を通った団体に限られます。アイヌの人々に新たな分断が起きている背景について市川守弘弁護士は「そもそもアイヌの人々には遺骨を還してもらう権利がある。国立大学が持ち去った遺骨なのに、返還するアイヌの人々を国が審査するというおかしな矛盾が起きている。こうした矛盾が、アイヌの人々に混乱や対立を生み出している」と指摘しています。

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2019.5.29
イチオシ!!で放送

色丹島で戦後初のアイヌ伝統儀式による供養

5月25日に色丹島に到着したビザなし訪問団。
その墓参に特別な思いを持った人がいました。
札幌アイヌ協会の多原良子さんです。
色丹島に、千島列島に住んでいたアイヌ民族の墓があると聞いて、初めて訪問団に参加しました。多原さんは「アイヌの御霊にお参りをきょうここまで来てできて嬉しい」と語ります。そこで元島民からアイヌの人々との不思議な縁を聞くことになりました。
交流を主催する団体によりますと、アイヌの伝統的な儀式による慰霊は過去の記録に残っていません。戦後、初めてアイヌ様式による供養となりました。
明治政府によって色丹島に強制移住させられた歴史をもつ
千島アイヌを慰霊するためのメノコイチャルパを取材しました。

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