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クリル列島。北海道からカムチャツカ半島まで1200キロの火山列島。
明治8年から昭和20年(1945年)の終戦まで千島と呼ばれた日本領土。 |
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霧のウルップ島(旧得撫島)、南西端の島影・・・。 日本の北方領土・択捉島の北東に位置する。 |
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住む人のない島へは小さなゴムボートが頼り。
薄くなった海霧の合間を付いて海岸へ上陸する。 |
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海岸の砂浜に朽ちた桟橋が残されている。 旧ソ連時代の国境警備隊の艀が行き交った |
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はかなき夢のあと・・。東西冷戦後に打ち捨てられた
旧ソ連時代に使われた装甲車と警備隊の廃屋・・・。 |
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旧ソ連時代に使われた大量のドラム缶。 国境警備隊が撤退後も廃棄されたまま・・・。 |
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チシマエンレイソウ。ユリ科。 千島の名が付く、白花のエンレイソウの仲間。 |
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チシマアマナ。ユリ科。 千島の名が付く。花は茎の先にひとつ付く。 |
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キバナシオガマ。ゴマノハグサ科。花は密集して咲く。 北海道では大雪山で見られる。 |
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ウルップソウ。ゴマノハグサ科。
この島で見つかり得撫の名が付く希少種。北海道では礼文島に咲く。 |
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太平洋に面したウルップ島の東海岸。
江戸時代ウルップ島の名前は世界に知れ渡る。
1634年オランダの探検家フリースが島を発見上陸する。 |
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太平洋に面したアレウカ湾。
日本時代は小舟湾と呼ばれた波静かな入江。
ボートバーバーの別称も。 |
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アレウカ湾の奥に打ち捨てられた丸太小屋。 微かにロシヤ人の暮らしの匂いが残っていた。 |
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湾の岩場でくつろぐゴマフアザラシ(左)とゼニガタアザラシ(右)。 野生の素顔が輝く。 |
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エゾイヌナズナ。アブラナ科。 海岸の岩場に咲く。6~20cm多年草。 |
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イワベンケイ。ベンケイソウ科。 雄雌異株。10~30cm多年草。 |
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ウルップ島には幾つもの火山が活動・・・、 島のあちこちで温泉が湧き流れている。 |
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