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(2009年10月19日放送)

#143 吉田兄弟

吉田兄弟は、登別出身の津軽三味線奏者で、兄・吉田良一郎(1977年生まれ)と弟・吉田健一(1979年生まれ)による兄弟で構成。共に、父の勧めで、 5歳で三味線を習い始め、全国大会などで数々の入賞を果たす。99年にはアルバム「いぶき」でメジャーデビュー。さらに、03年には全米デビューと、「津軽三味線=伝統楽器」という、これまでの概念を打ち破る、ワールドワイドな活動を続けている。

トーク内容

ゲストは、引き続き津軽三味線奏者の吉田兄弟!津軽三味線をマスターすべく始まったやまだひさしチャレンジ企画の後編をお送りします。果たして、やまちゃんは、無事、課題曲である「さくらさくら」を弾き、高得点を得る事は出切るのか!?そして、トークでは札幌のとある住宅街にとんでもないヒミツが発覚!?是非、お見逃しなく!!


さて、今週も吉田兄弟と津軽三味線三昧でお送りした30分でしたが、いかがでしたでしょうか?前回から、津軽三味線をマスターすべく始まったチャレンジ企画では、課題曲「さくらさくら」の続きからお送りしましたが、意外や意外!見た目以上に難しい津軽三味線に悪戦苦闘していたやまちゃんが、すんなりと弾けてしまい、素人ながらにも、吉田兄弟とセッションまで!85点(良一郎さん50点・健一さん35点)の高得点をお二人から頂き、筋がいいとお褒めの言葉まで!!そして、トークでは、兄・良一郎さんが北海道を離れ東京でプロの三味線奏者として、働き出したところから、お話を伺いました。それまで、北海道で活動していた吉田兄弟ですが、良一郎さんが高校卒業と同時に、東京の民謡酒場で住み込みの仕事を。初めて、別々の活動が始まります。しかし、良一郎さんは、この上京がきっかけで、大スランプに陥ってしまうのです。というのも、それまで、自由なスタイルで演奏していたため、「姿勢が悪い!それは津軽三味線じゃない!」などと注意され、さらには、「お客さんも、お前の伴奏じゃ歌えない!」とステージを降りてしまう事も…。こうして、徐々に自分が見えなくなり、ついには、三味線を辞めようかとまで、思い詰めたそうです。しかし、そんな時、偶然聴いた林英哲さん(話太鼓奏者)のCDに衝撃を受け、「同じ伝統楽器なのに、自由に自分のスタイルで演奏している。僕もこういう風でありたい」と思ったそうなんです。それからは、注意されることも全部無視…。周りからは「あいつはもう、何言ってもダメだ」と言われたそうですが、お客さんからは、「カッコイイね!」と大好評!良一郎さん目当てのお客さんが、どんどん増えていったそうなんです。こうして、スランプから抜け出した良一郎さん。こうして、3年間別々の活動を経て、再び吉田兄弟として、活動。CDデビューを果たし、ついには、全米デビューまで!!これからも、どんどん世界へ向けて、日本の伝統、素晴らしさを伝えていって欲しいですね!益々の活躍を期待しています!!

ロケーション:
紅桜公園(札幌市南区澄川389 TEL 011-581-4858)

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