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12月6日放送  「四国R-14」 第2夜

藤村 | 2000.12/ 7(THU) 14:52


 全4話のうち、第2夜までが終りました。

 もともと無計画な我々は、「ドラマが何話になるのか?」「そんなもん撮ってみんとわからん!」というフレキシブルな対応で撮影を押し進め、結果、全4話となったわけですが、うまくしたもんで、コレちゃんと「起」「承」「転」「結」になってるんですな。

 第一夜・「起」の巻。 【物事の発端】

 北海道のローカルTV局に勤める藤木と上島。彼らは 半年前、四国で番組ロケ中に、不思議な出来事を体験した。

 深夜の寺院での奇妙な出来事・・・。

 タレントの大沼を境内に立たせ、カメラを回す上島。気味が悪いし、誰もが早く撮影を終えたいと思っていた、その時。カメラがけたたましいアラーム音を発して、突然停止。驚いた3人は、急いで車に戻り、藤木が今撮った映像を確認。すると彼は「なにも映ってない」と言う。撮影したはずの映像が、消え去っていたのだ。

 この出来事は、彼らの番組で「怪奇現象」として放送され、話題にもなった。しかし実際のところ、その原因は、単なるカメラの故障であって「怪奇現象」でもなんでもない。誰もがそう思っていた。

 半年後・・・。

 編成部の小宮から「ドラマ制作」の話が持ちかけられる。しかし、藤木には、ずっと胸にしまいこんでいた「ある秘密」があった。半年前の四国での怪奇現象の中、彼だけが知っていた「ある真実」。

 藤木は小宮の提案を機に、「その真実」を番組として仕上げることを思いつく。そして上島に「秘密」を打ち明ける。

 消え去ったと思われた映像は、実は存在した。ちゃんと映っていたのだ。しかし、それは、無数の手が、大沼の足にからみつくという信じられない映像であった。だから、自分が消してしまったのだと。

 藤木は、なぜあんなことが起きたのか、原因は何なのか、もう一度、四国のあの寺に行き、事実を突き止めたいと、上島を説得する。同意する上島。

 翌日、番組あてに一枚の写真が届く。驚くべきことに「大沼の足が映っていない」写真だ。

 もしかして、全ての原因は「大沼自身にあるのではないか・・・?」ふたりは、そう考えはじめる。

 そしてふたりは、真実を語らぬまま、大沼を再び四国へと連れ出したのである。


 ここまでが第一夜でした。

 そして昨夜の第2夜・「承」の巻。 【物事の展開】

 上島には、俗に言う「霊感の強い」妻がいた。彼は、妻を通して「霊の存在」を半信半疑ながらも意識していた。だから、藤木の提案には同意したものの、興味本位で番組作りをすることに後ろめたさを感じてもいた。
 
 しかし、そんな彼も「何かに引き寄せられるように」番組作りを進めて行く。

 普段は画面に姿をあらわさないディレクターの藤木が、自らカメラの前に立ち、視聴者に向かって「真相」を告白する。

 遂にカメラは回り始めたのだ。

 そして四国へ・・・。

 大沼はいつも通り陽気に振舞っている。だが突然、藤木が大沼に「白装束」を投げてよこす。ディレクターの不審な行動に我慢できなくなった大沼が、堰を切ったように問いただす。
 
 「なぜ四国へ連れてきた!」
 
 言いながらも、実は大沼にはわかっていた。またあの寺に行くのだろうと・・・。なぜなら彼にも「足の映っていない」写真が送られてきていたのだ。
 大沼も大沼で、「あの出来事の陰」がずっとつきまとっていたのだ。

 「原因がつかめるんだったら行くよ!だけどオレをかやの外に置くのはやめてくれ!これはオレ自身の問題なんだぞ!」

 3人の結束は固まった。半年前と同じメンバーが、再び「あの寺」へと向かったのである。

 境内へ足を踏み入れる3人。大沼が半年前と同じ位置に立ち、カメラに向かう。

 「円上寺金剛院。」

 半年前を再現するかのように寺の名前を言う。
 
 もういちど・・・「円上寺金剛院。」

 何事も起こらない。

 拍子抜けしたように大沼が言う「なにも起きないじゃない・・・」
 「そうだね・・・」上島が答える。
 しばらく状況をながめていた藤木も言った。

 「なにも起きないなぁ・・・。」

 しかし、次の瞬間、カメラがけたたましいアラーム音を鳴り響かせた。

 固まる3人。

 半年前のあの夜と全く同じ現象が、再び3人を襲ったのである。


 ・・・とまぁ、文章で書くと第二夜までのストーリーは、こんな感じ。よくわかるでしょ?映像で表現するには、「役者の言い回し」「画面構成」そのほか、かなり細かく計算しないと「真意」が伝わらない。難しいです。
 
 第二夜。旅館で大沼が怒り出すところは、やはり唐突感がありました。素直に反省しています。せっかくの大泉さんの見せ場のセリフにすんなり入り込めなかったかもしれない。他のスタッフに言われて気づいた私です。「編集してるとわからなくなる」その1番の個所でした。

 いち視聴者として、自分が作ったものを客観的に見れるのは、実はみなさんと同じ「放送されているもの」を見る時です。

 で、私の感想。気になったのは上にあげた個所。一番印象に残ったのは、車内で藤木が大沼に真実を語ったあとの最後の言葉。「これからなにが起こるのか、視聴者のみなさんもよく見ていてください。」
 これはちょっとドキッとした。大沼が真実を語られている時は、こっちとしては全て知っていることなので、視聴者として「客観的」に大沼のこわばる顔を見ていた。でも、次の瞬間、藤木の言葉で、「テレビの前のあなたも他人ごとじゃないですよ。あなたは目撃者となるんだぞ。」という脅しみたく聞こえたんです。
 「自分で作っといて、自画自賛とは恐るべし!」などと言うんじゃない!正直に感想を言ってるだけです。

 ただ嬉野先生はこう言っていました。

 「承」としては、展開が弱かったなぁ。」
 「なに言ってんのよ。たまたま4っつに放送が分かれただけでしょ。それに、書いてる時は、いっこも起承転結なんて気にしてなかったくせに。」
 「でも、結果的にちゃんとなってるでしょう。」
 「まぁ確かに・・・。」

 で、嬉野先生言うところの「転」の巻。次週第3夜。

 これは文句無し「転」です!

 「なにが転ぶんだ!」「なにがまわるんだ!」と聞く無かれ。見てのお楽しみ、というか絶対見てほしい!確かに第二夜は、一番いいとこで「また来週!」ですから。
 
 視聴率は、前回とほとんど変わりませんでした。もっと見て!とは思ってますが、次週の「転」から見た人は、なにが「転」したのかわからんじゃないか!と自問自答です。

 「エンディング」どうでしたか?いきなり雰囲気変わって違和感なかったですか?後味をさっぱりさせるのは大事なことだと思っておりまして、かなり撮影にも時間さいてます。全編四国ロケの映像です。瀬戸大橋見えたでしょ?

 最後の方、「行き違うお遍路さんとのやりとり」あの部分は、毎週シチュエーションが変わります。えー「ナックスさんの小芝居」が入ります。監督がいきいきと演出をした部分でもあります。多少なりともお口直しになれば、と思っております。

 さて、「佐藤重幸を探せ!」そして、少し前に書いた「私が気づいた不思議なこと」については、紙面の都合上(というか、えらい長くなってきたので)また次回!


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