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きくちャンネル

2012年03月06日(火)

3月11日

東日本大震災から一年が経ちます。

「月日が人の心の傷を癒す」等と言われることもありますが、私の心の傷はまだその段階に至っていません。

一日も早く活気のある故郷に戻ってほしいという思いです。

 

今朝の朝日新聞に、私の故郷の釜石市の隣町・大槌町に関する記事を見つけました。

記事には、震災前は元気だったお年寄りの4割が、歩くのが難しくなったまま回復していないと書かれていました。

その原因はというと、家の中や外で「することがない」「目的がなく外出していない」からというもので、ショッピングセンター等、地域のコミュニティーの中心部が大きな被害を受けたことが主な理由だとまとめていました。

 

私も帰省した際、親戚が住んでいる仮設住宅を訪れましたが、「一日中、家にいることが多くなってしまった。だから、意識して友達と連絡を取り合い、外に出る努力をしている」と話していました。

これまであったコミュニティの喪失、そして慣れない環境での生活。

目に見える形での復興は徐々に進んできていますが、精神的な決して小さくなっていないのが現状です。

 

あれから一年になります。

HTBアナウンサーは「今、私たちにできることーアナウンサーとして 3.11を忘れない」というイベントを、11日(日)午後1時~と午後2時30分~の2回、大通ビッセ地下2階はまなすプラザで行います。

詳しくは、こちらをご覧ください。   

お時間がありましたら、是非お越しください。