2014年09月17日(水)
夏が終わり、早くも...
8月25日。
第96回夏の甲子園が、大阪桐蔭高校の優勝で幕を閉じました。
南北北海道代表の東海大四高校、武修館高校ともに健闘し、
多くの感動を与えてくれました。
あれから、約3週間。
新チームが始動し、熱戦が繰り広げられています。
秋季高校野球地区大会が各地で開催される中、
今日は札幌地区の代表を決める決勝戦が行われました。
トンボが澄んだ青空を優雅に飛ぶ中で、選手たちが白球を追う光景。
高校野球は、
私がアナウンサーになるきっかけを与えてくれたものでした。
夏の大会は、一球、一瞬に賭け、甲子園を目指す球児たちの熱さを強く感じますが、
秋の大会は、練習期間が短く、ミスは当然生じる中で、
お互いが声を掛けあい、反省し、一歩ずつ成長していく無限の可能性を感じます。
30歳になった今だから思うこと、それは、
辛かったあの3年間は、野球を辞めたいと思ったことが何度もあったけど、
もっと練習していれば、あの時ピッチャーの声を掛けていれば...。
不完全燃焼に終わってしまったことばかりを後悔してしまいます。でも、
「あのつらい練習を乗り越えたから」
社会人になって苦しくなった時、自分に勇気をくれたのも高校野球でした。
残念ながら敗れてしまったチームの皆さんは、
来年に向けて、厳しい冬の練習を乗り越えて下さい。
その1球が、その一振りがきっと力になるはずです。
そして、勝ち残ったチームの選手たちは、
より高いレベルを目指して頑張ってほしいと思います。
秋季全道大会は来月6日から。円山球場が再び熱気に包まれます。