2020年03月11日(水)
震災から9年 これまでとこれから
東日本大震災から、きょうで9年。
もう9年なのか、まだ9年なのか。
捉え方は人それぞれだと思います。
私の地元の街は津波に飲み込まれ、多くの命が失われました。
岩手、宮城、福島の被災3県には、約339キロの防潮堤が計画され、
今年1月末時点で69%の約234キロが完成しました。
今後未曽有の大震災が発生した場合に、
多くの人の命を守るためにと作られたものです。
海を見ながら育った者としては、
その姿が遮られてしまうことに悲しさを覚える一方、
辛い記憶を蘇らせてしまう海を見るのは辛いという心情も理解できます。
今後、どう向き合っていくべきのか。
私個人の課題としても考えていきたいです。
今月6日に「Fukushima50」という映画が公開されました。
これまで知ることが出来なかった、福島第一原発の事故後に起こったことを
映画化した作品です。
実際、現場の作業員たちはどんな行動をとったのか。
どんな葛藤があったのか。
現場で作業にあたった方々の証言を下に制作されました。
私も観ましたが、そこには初めて知る福島第一原発の姿がありました。
原発について話そうとすると、
原発推進派なのか、脱原発なのかといった議論に陥りがちですが、
そうではなくて、福島第一原発で実際に起こったことを
皆さんにも知って頂ける映画ではないかと思います。
メガホンをとった若松監督にインタビューもさせて頂きました。
その模様は、きょう11日のイチオシ!!で放送します。
是非ご覧ください。