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きくちャンネル

2021年04月19日(月)

桜前線上陸!!

先週金曜日、ついに北海道にも桜前線が上陸。

道南・松前町で桜の開花が発表されました。

平年より14日早く、去年より4日早い開花で、

昭和57年の観測開始以来、最も早いということです!

今週はいよいよ札幌の開花発表かと胸躍らせていますが、

先週金曜日の札幌の桜の標本木は...

桜0416②_R.jpg

蕾のふくらみが増し、ピンク色の箇所が

増えてきていました!

スマホカメラでの撮影のため、これが限界ですが、

肉眼ではしっかりと確認することができました!!

気象庁によりますと、

開花日】標本木で5~6輪以上の花が開いた状態となった最初の日

満開日】標本木で約80%以上のつぼみが開いた状態となった最初の日

とされています。

札幌の桜の開花予想は、史上最早タイとなる4月21日(水)

予想されています。(ウェザーニューズ)

ただ土日と雨が降り、気温も上がりませんでしたので、

開花に影響がなければよいのですが...。

さてここで、桜の開花にまつわるうんちくをいくつか......

全国の観測の対象は、主にソメイヨシノです。

このソメイヨシノは江戸時代末期から始まる

「エドヒガンザクラ」と「オオシマザクラ」の交雑種で、

九州から石狩平野あたりまで植栽されていると言われています。

この広~い北海道では、8つの観測所・測候所で観測されていますが、

函館・室蘭・札幌はソメイヨシノ、

旭川・稚内・網走・釧路・帯広はエゾヤマザクラが標本木です。

松前町には観測所や測候所はありませんので、

町が独自に定めているソメイヨシノの標準木で開花が発表されています。

ところで皆さん、札幌の標本木は10年前に変わっていたのを

ご存知でしたか?

今は札幌管区気象台にあるソメイヨシノですが、

かつては北海道神宮にあったソメイヨシノが

標本木と定められていました。

1953年~2011年まで58年もの間、標本木を務めたソメイヨシノは、

樹齢が80年を超え、満開の判定に困る程

花芽が少なくなってしまったため、世代交代をしたのだそうです。

コロナ禍で宴会をしながらの花見は自粛するように

要請されていますので、

散歩しながら静かに桜を愛でてみるのはいかがでしょうか。