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さやかっぱのサッポロかっぽ記

2011年01月17日(月)

どっさりもっさり

どっさりと雪が降り積もって
まるで、スキー場にいる気分です。


吹雪くと、大変は大変なのですが
新雪がもっさり積もった景色は
意外と好きです。

2011010809060000.jpg


ところで、
毎年こうして大雪が降った後に、ふと思うのが

「肩ひき・腰うかし・傘かしげ・・・」
という言葉。


「江戸しぐさ」と呼ばれて、
江戸町民のマナーとされてたものです。


だいたい、想像つくかと思うのですが、
「傘かしげ」というのは

雨の日、すれ違いざまにお互いの傘を外側に傾けて
お互い濡れることのないように配慮する行為のコト。


「腰うかし」は、
座席が埋まっているときに、順番に腰を浮かして
拳一個分ずつ、つめて席を譲り合う仕草で

「肩ひき」も、すれ違いざまに肩を引くという譲り合い精神です。

 これは、現代でも特別なことではないですよね。

でも、

こんな風に、雪がドドドっと積もって
細い、一本筋のような道しかないところで人とすれ違う時に

笑顔で、片足を膝の上まで
ズボリと雪の中に突っ込んで

さりげなく、道を半分譲りたいなーと思うのです。

 

現代社会では、いろいろ物を考えながら歩いたり
ぼんやり歩くことも多いのですが、
少し江戸庶民を見習って粋に振舞いたいものですね。